(C)BBC Earth Productions (Africa) Limited and Reliance Prodco EK LLC 2014
『ディープ・ブルー』『アース』のBBC EARTH史上初、ハリウッド最高の3D技術で地球上の未知なる大自然を捉えた、究極のネイチャードキュメンタリー映画『ネイチャー』が、5月2日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全世界に先駆けて公開される。
3Dカメラが過去に経験のない過酷な環境下での撮影によって、人類が初めて目にするとてつもない冒険の数々。神秘に満ちた野生生物のエネルギーと大自然のスペクタクルのど真ん中に放り込まれ、体と心を揺り動かす感動的な映画体験が味わえるだろう。
公開に先駆け、日本語ナレーション版でナビゲーターを務める滝川クリステルさん、本作の日本語版監修を担当した新宅広二さんを招き、世界最速3D上映を伴う完成披露イベントが4月8日(火)、TOHOシネマズ日本橋にて開催された。
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|開催情報
映画『ネイチャー』世界最速3D上映 完成披露イベント
開催日:4月8日(火)
登壇者:滝川クリステルさん (日本語ナレーション版ナビゲーター)
新宅広二さん(日本語ナレーション版監修/生体科学研究機構 代表)
会場:TOHOシネマズ日本橋 スクリーン8 (中央区日本橋)
満席となった会場に清涼感のあるブルーのワンピース姿で登場した滝川クリステルさん。「ネイチャー映画でナレーションをするのが夢だった!」と語る滝川さんは、本作の魅力を「3Dになるとこんなにも生き物たちの息遣いを感じるものなんだと感激しました。」とコメント。
さらに本作のテーマ“地球旅行”をするとしたらどんな旅行にしたいかと問われると、「自分の家族や、(飼っている犬の)アリスと一緒に是非行ってみたいですね。」と答え、家族と動物を大切にする滝川さんの一面をのぞかせました。
本作の日本語ナレーション版監修を担当した新宅広二さんもお迎えして次に行われたのは、
滝川さんから会場のみなさんへのプレゼンテーション。「久しぶりのプレゼン頑張ります!」と語る中、まるで自らも自然の一部になったかのように、生き物たちと一緒に空を飛び、大地を走り、大海を泳ぐ“大自然の王国”への旅の魅力を滝川さんがひとつひとつ丁寧にプレゼンし、会場からは大きな拍手が贈られました。
――皆様、こんにちは。映画『ネイチャー』世界最速3D試写会にようこそ! 本日は、本作で日本語ナレーション版ナビゲーターを担当された滝川クリステルさんにお越しいただいております。それではまず、滝川さんから一言いただけますでしょうか?
滝川クリステルさん(以下滝川):この度日本語ナレーション版ナビゲーターを務めます滝川クリステルです。本日はよろしくお願いいたします。
滝川クリステルさん
――滝川さん、ついに滝川さんのナレーションが入った本編が完成いたしました! 今のお気持ちをお聞かせいただけますでしょうか?
滝川 私にとってBBC EARTHは、未知なる世界がこんなにも広がっている事を気付かせてくれた存在なので本当に大好きなんです。
これまでの作品もたくさん観ていますし、イギリスの本部にも行かせて頂いて今回の監督でもあるニール・ナイチンゲールさんともお話させていただいてんですが、本部に今の活動を記録してるホワイトボードがあって、そこにこの『ネイチャー』の事が記されていたんですよ!もうそれが2年前の事ですが、こうやって今初公開されて、自分がそのナレーションをさせていただく事に縁を感じますし、本当に嬉しいです。今日ここにいるみなさんが世界でこの映画を観るお客様第一号ですからね!
このあと私もはじめてナレーション版を見るので緊張しますが、ナレーションは物語にとって大切な役割だと思いますので、一生懸命取り組みました。
――本作品はBBC EARTH初めての3D作品です。滝川さんは今まで数多くネイチャードキュメンタリー作品をご覧になっていると思うのですが、他の作品と比べて今回の魅力はどこになりますでしょうか?
滝川 やっぱり3Dですよね!今まで私が見たことのある光景も映画に登場するんですが、3Dになるとこんなにも生き物達の息遣いや自然のスピード感を感じるものなんだって驚きました。その場にいられるような気持ちになるし、より愛おしさを感じます。
――ナレーション収録の際に、何かトライしたことや気をつけたことはありましたか?
滝川 英語版の本編は男性がナレーションをやっていて、力強さがあるんです。ですが、日本では女性の私を選んでいただきましたので、女性でしか表現できない音のトーンや、母性を意識して、自然に語りかけるような気持ちでやらせていただきました。
――本作のテーマが火山や砂漠、海など7つのエリアを巡る地球旅行ということで、その中で実際に行かれてみたい場所はどこになりますでしょうか?
滝川 ドキュメンタリーの取材などで色々なところに行かせていただいていますが、もう一度行きたいのは火山ですね。火山からでるマグマのダイナミックさ、力強さが地球を作っているというのをもう一度肌で感じたいし、また行きたいです。
――ちなみに、どんな地球旅行にしたいですか?
滝川 自分の家族や、震災のときに引き取ったラブラドールのアリスがいるので、一緒に是非行ってみたいですね!
――映画の中でも動物の家族がたくさん出てきますが、アリスの親として、ご一緒に生活されている中で、どんな瞬間や仕草が好きですか?
滝川 夢を見ている時でしょうか。動物も夢を見るんですよ! 足が勝手に動いたりするんですけれど、今朝足元で何か動いているなと思ったら、アリスが寝てるのにしっぽをパタパタ振っていて。面白いですよね(笑)。
――今回はBBC EARTHが初めて3Dで撮影するという大きなチャレンジをしていますが、滝川さんが今チャレンジしていることはありますでしょうか?
滝川 私は元々動物や自然の保護に関心があるんです。どうしてもほっておけなくて。今も捨てられて困っている動物達がいるので、行動を起こして救いたいと思っています。アリスがきっかけになりましたけど、いずれ財団のような形で、住処をなくした動物たちの保護に取り組みたいです。
(C)BBC Earth Productions (Africa) Limited and Reliance Prodco EK LLC 2014
――本日この場にいる観客の方々には、全世界に先駆け『ネイチャー』をご覧いただくのですが、これから映画館でご覧になる方含めてより一層楽しんでいただけるような作品の魅力を滝川さんがプレゼンしてくださると聞いたのですが?
滝川 懐かしい響きですね(笑)。久しぶりのプレゼン、頑張ります。
――それは楽しみですね!ここからは過去BBC EARTHの作品などの監修に携わり、本作でもナレーションの監修をしていただいております、生態科学研究機構の理事長、新宅広二先生をお招きしてお話を伺いたいと思います。新宅先生、よろしくお願いいたします。
新宅広二さん(以下新宅) 日本語ナレーション版を監修しました新宅です。よろしくお願いします。
滝川 先生はナレーション録りの時に、夜中の2時半まで付き合ってくださいました!
――そうなんですか!ナレーション版の完成にお二人の努力があったという事ですね。では早速1つ目です。(スクリーンに滝の写真が登場)滝川さん、こちらはどこでしょうか?
滝川 こちらは世界最大級の滝のひとつでビクトリアの滝です。毎分最大で5億リットルの水が流れ落ちる滝を落下していくシーンは3Dならではの迫力で、世界初の映像になります。準備だけで1週間かかったらしく、撮影機材もこの映像をとるために開発された世界で一つしかない高価なものなので、同じ重さのおもりを使って、何回もカメラが落ちないように実験したみたいです。ケーブルの途中でカメラの制御不能になったりとアクシデントを乗り越えた映像は、監督が24年間自然を撮影してきた中で最も野心的なショットとおっしゃっていましたので、楽しみにしてほしいですね。
――確かに3Dで見るとあの落ちる感じは今まで体験したことなかったです! 新宅先生、ビクトリアの滝を落ちた先にはアフリカ最大の爬虫類がいるんですよね?
新宅 ナイルワニですね。映画の見所のひとつになるアフリカ最大のワニです。彼らのかっこいい所は、集団で狩りをするんですけど、歯の形状的に肉を噛み切れないんですね。なので仲間と共に肉を回転させながら獲物を食べるんです。
――続きまして2つ目です(スクリーンにゾウの写真が登場)。こちらはアフリカゾウですね。
滝川 乾季になるとアフリカゾウたちは水を求めて旅に出るのですが、飲めない泥水に関しては体中に泥をつけて日焼け止めがわりにするんです。その一コマの写真なんですが、実はかなり貴重なシーンなんです! 前にいる母親ゾウがあることをして子供を泥沼から助けるんですけど、めったに見られないシーンなので、注目してください。
――新宅先生は、アフリカゾウのシーンで注目ポイントは何かありますで しょうか?
新宅 この映画では彼らの浴びる泥のきめ細かさまで観られるですよ。解像度の高い映像だからこそ観られる筋肉の動きや目の輝きが素晴らしいです。目の中に風景が見えるんですよ!
撮影風景 (C)BBC Earth Productions (Africa) Limited and Reliance Prodco EK LLC 2014
――いよいよ最後になりますが3つ目です(スクリーンに砂漠の写真が登場)。こちらは砂漠でしょうか?
滝川 監督が撮影で一番大変だった場所がナミブ砂漠だったようです。砂と気温の高さがカメラにとって大敵だけでなく、撮影できるベストの時間が朝と夕方の各1時間ほどしかないのと、動物の動きに合わせて、撮影する人たちの足跡を見せないようにするのが苦労したみたいで 、本編の映像を撮影するのに約2週間かかったそうです。
――新宅先生は、砂漠の世界の動物で注目してほしい動物はいますでしょうか?
新宅 シャベルカナヘビですね。危険があると砂に潜るんですが、足を上げるコミカルな動きがかわいくて、国の切手になっているくらい人気があるんですよ!
――ちなみに滝川さんの中で印象に残っている動物はいますか?
滝川 私はカメレオンなんですよ!彼らの動きとか七変化するところとかとにかく可愛くて!前に取材でアフリカに行ったときたくさん見たんですが、連れて帰りたいくらいでした!
――貴重な情報をありがとうございました。それでは最後に、滝川さんから本編を観ていただく皆さんに一言いただきたいと思います!
滝川 みなさんも環境のことを気にかけながら日々すごしていると思いますが、この作品にも多くの生き物たちが出てきます。ぜひ彼らを守ろうというまなざしで、愛情を持って観て頂けたらと思います。お子さんから大人の方まで楽しめるように、夜中までナレーションを頑張りました! 最後まで目が離せない作品ですので、どうぞ楽しんでください。
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|公開情報
『ネイチャー』 Enchanted Kingdom 3D
製作:BBC EARTH
監督:ニール・ナイチンゲール、パトリック・モリス
配給:東宝東和
公式サイト:nature-movie.jp
(C)BBC Earth Productions (Africa) Limited and Reliance Prodco EK LLC 2014
★5月2日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
≪INTRODUCTION≫
<生命(いのち)>体感3D!
『ディープ・ブルー』『アース』『ライフ —いのちをつなぐ物語—』のBBC EARTHが、BBC EARTH史上初となる4K3Dカメラで大自然に挑んだ。世界最高峰のネイチャードキュメンタリー製作チームとハリウッドの画期的な3D撮影技術が出会い、人類がまだ知らない大自然の王国を<体感>させる映画が誕生した。観客は神秘に満ちた野生生物のエネルギーと大自然のスペクタクルのど真ん中に放り込まれ、体と心を揺り動かす感動的な映画体験を味わうことになる。それは、いのちを体感する、誰も体験したことのない地球旅行。さあ、子供のように目と心を開いて、世界の不思議に旅立とう!
≪STORY≫
人々の多くが雨から屋根に守られ、大自然の凄さを忘れている。
しかし子供のように目を見開いて世界の不思議に目を向けることができれば、雨粒の中にさえ美しさを見い出すことができるだろう。
日常の光景ですらそう映るのならば、もし地球上で最も神秘的な場所を冒険することができればどんなにすばらしい光景として映ることだろう。
想像力に身を任せ、我々は地球上に存在する「大自然の王国」へとはばたく。
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