【Interview】メイシネマ祭の原点を語ろう〜主催者・藤崎和喜さん(5/3−5開催)

毎年、5月の連休中になると東京の下町、江戸川区の公民館で〈メイシネマ祭〉が行われます。小岩でガスとガス機器の販売をされている藤崎和喜さんが一人で始められ、ドキュメンタリー映画のファン、地域の人たち、また映画関係者の支持を

【自作を語る】岩手県大槌町の風景を記録した映画『ちかくてとおい』 text 大久保愉伊 

13年12月、姪が産まれました。震災により大きな喪失を感じていた私にとって、彼女が生まれたことは、震災後最も嬉しい出来事の一つでした。小さな手足をばたつかせたり、ぐっすり眠る姪の姿。そんな姪の姿を見ながら、故郷大槌で生き

【Review】郷愁から遠く離れて――富田克也監督『バンコクナイツ』text 若林良

まず、「地方」ということばについて、それが何をしめしているか、その内包する意味について考えてみたい。そもそも、「地方」と口にするとき、わたしたちは何を求めているのだろうか(ここでの「わたしたち」とは、関東付近の在住者を包

【Interview】自身の人生を変えた「告発」の決め手――『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』物語のモデル、サイヤド・アーミル・ラザ・フセイン氏インタビュー text 若林良

現在、『ノー・マンズ・ランド』などで知られる名匠、ダニス・タノヴィッチ監督の『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』が全国で公開されている。2014年に完成しながら、一般公開は日本が世界初となるいわくつきの本作。それもそ

【Review】「見る」ことの深淵へ――ジャンフランコ・ロージ監督『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』text若林良

近年、『海と大陸』(2011)、『楽園からの旅人』(2011)といった劇映画の日本での公開によって、イタリアにおける難民問題は、映画館の観客にも身近になりつつあるかもしれない。ジャンフランコ・ロージによるドキュメンタリー

【Review】戦火のさなか―バフマン・ゴバディ製作『国境に生きる〜難民キャンプの小さな監督たち〜』text伊藤弘了

 映画には国境がない。かつて黒澤明はアッバス・キアロスタミにそう言った。黒澤やキアロスタミに限らず、地理的国境の外に広がる「映画の共和国」を夢想してきたシネアストたちは数多く存在する。彼らの共通言語は「ミザンセン[演出]

【Report】「古くなったメジャー」としてのレコードたち――「ワカキコースケのDIG! 聴くメンタリー at ポレポレ坐」 vol.2 text 萩野亮

エモやんが歌う『あぶさん』のテーマとともにワカキコースケは入場してきた。満杯の客席から拍手の束。オバちゃんたちがかぶりつきで、きょうの主役の登場を迎えている。イベントもまだ2回目だというのに、なんだかすっかりもう「ワカキ

【特別企画】対談「東京・TOKYO 日本の新進作家vol.13」より 田代一倫(写真家)×倉石信乃(写真評論家)〜いま 肖像写真を撮るということ〜

現在、東京都写真美術館で開催されている「東京・TOKYO 日本の新進作家vol.13」(〜1/29)では、6人の新進写真家による「東京」をテーマにした写真が展示されている。その一人に「はまゆりの頃に」の田代一倫さんが選出

【連載】ドキュメンタリストの眼⑰ 『変魚路』公開記念 高嶺剛監督インタビュー text 金子遊

『パラダイスビュー』や『ウンタマギルー』など、沖縄を舞台にした沖縄語(ウチナーグチ)の映画を発表してきた高嶺剛監督。その一方で、初期の『オキナワン ドリーム ショー』は、8ミリフィルムによる実験映画とドキュメンタリーの間

【特報】1/14(土)東京より順次開催「イスラーム映画祭2」主催者・藤本高之さんインタビュー

2015年12月12日から18日まで開催され、大変好評だった「イスラーム映画祭2015」。この度、その続編にあたる「イスラーム映画祭2」が1月14日(土)から20日(金)まで東京・ユーロスペースで、その後1月21日(土)

【連載】ドキュメンタリストの眼⑯ イオセリアーニ監督インタビュー text 金子遊

オタール・イオセリアーニ、グルジア(ジョージア)時代の60年代初頭から、50年以上にわたって映画を発表しつづけている世界的な巨匠である。『落葉』(66)、『歌うつぐみがおりました』(75)など、グルジア時代の4作品はソ連

【Interview】9月17日(土)に開幕。『第4回なら国際映画祭』 中野 聖子さんインタビュー 聞き手:向井 啓太

「なら国際映画祭」は奈良出身の世界的な映画監督・河瀬直美がエグゼクティブ・ディレクターを務め、2010年に始まってから隔年開催で行われ、今年で第4回目を迎える国際映画祭である。まだ歴史が浅いにもかかわらず、国内外で優れた

【Review】―待ちつづけた昭和の侍—日比遊一『健さん』text辻 秋之

高倉健映画の世代ではないが、このドキュメンタリー映画に出逢えたこともなにかのご縁。この文章では、あえて「健さん」と呼ばせてもらいます。 ドキュメンタリー映画『健さん』は日本の名優・高倉健にゆかりのある方達(監督、俳優、ス

【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第34話 text 中野理惠

祖父母の経営していた保育園の保母さんたちと(1953年) 前列左から 祖父 姉 筆者(3歳半)保母さん 後列左から 母 間の四人は保母さん 右の和服は祖母 開拓者(フロンティア)たちの肖像中野理惠 すきな映画を仕事にして

【Report】『シリア・モナムール』公開記念 早稲田大学 映画上映&ディスカッションレポート

さる6月10日(金)夜、早稲田大学早稲田キャンパスで、全履修科目「ドキュメンタリー論」(野中章弘教授)の授業において、6月18日(土)より、シアター・イメージフォーラムで公開の『シリア・モナムール』の上映が行われた。映画

【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第30話,第31話 text 中野理惠

1999年2月のベルリン映画祭で 右から『ラン・ローラ・ラン』監督のトム・ティクヴァ 主演のフランカ・ポテンテ 筆者 パンドラスタッフの永井敦子さん マイケルの部下トーステン 開拓者(フロンティア)たちの肖像中野理惠 す

【Interview】5/6-15開催。台湾国際ドキュメンタリー映画祭プログラムディレクター・林木材氏インタビュー

前回(第9回)会場の様子 5月6日(金)に第10回という節目の開幕を迎える台湾国際ドキュメンタリー映画祭(TIDF)。そのプログラムディレクターが林木材(Wood Lin)さんです。開幕まであと1週間ほど。プレイベントが

【Book Review】 沖縄イメージの攪乱:『las barcas 別冊』text 松田潤

根間智子「paradigm」  ■変容する沖縄イメージ 先日都内で公開された根間智子の写真展示「paradigm」(表参道画廊・1月18〜30日)と奥間勝也の監督作品『ギフト』(2011)、『ラダック:それぞれの物語』(

【2016年・新春特集】わが一押しのドキュメンタリー2015 大募集!

『戦場ぬ止み』(2015年7月公開、三上智恵監督) 新春恒例アンケート!わが一押しのドキュメンタリー2015昨年(2015年)心に残った作品をひとつ投票してみませんか? 『neoneo web』では、新春の恒例特集として

【新年のごあいさつ】neoneo編集室より/わが一押しのドキュメンタリー2015 大募集!

迎春 2016年 元旦昨年も「neoneo web」をご愛読くださり、誠にありがとうございました。おかげさまで昨年も、多彩な内容の記事更新に加え、雑誌「neoneo」5号(6月)と6号(12月)を無事刊行することができま