New【Interview】伝統人形劇“布袋戯”の来し方行く末――老人形師の想いを包みこむ監督の布袋戯愛 『台湾、街かどの人形劇』楊力州(ヤン・リージョウ)監督インタビュー

楊力州(ヤン・リージョウ)監督 伝統人形劇“布袋戯”の来し方行く末 ――老人形師の想いを包みこむ監督の布袋戯愛 『台湾、街かどの人形劇』 楊力州(ヤン・リージョウ)監督インタビュー (取材・監督近影撮影・文:稲見公仁子)

【Interview】声なき声に祈りを、更生施設から放たれる少女たちの静かな叫び――『少女は夜明けに夢をみる』メヘルダード・オスコウイ監督インタビュー text 柴垣萌子

『少女は夜明けに夢をみる』は、メヘルダード・オスコウイ監督が2016年に制作したドキュメンタリー作品である。 これまでも、イランのケシャム島で厳格な宗教規則と共存する女性を写した『THE OTHER SIDE OF TH

【Interview】「想像」を駆使して世界と向き合うこと――『ドリーミング村上春樹』ニテーシュ・アンジャーン監督インタビュー text 若林良

  「これは責任と名誉の問題です。どんなに気が進まなくても、みみずくんに立ち向かうしかないのです。もし万が一闘いに負けて命を落としても、誰も同情してはくれません。もし首尾良くみみずくんを退治できたとしても、誰も

【連載】ドキュメンタリストの眼 vol.23 タル・ベーラ(映画監督)インタビュー text 金子遊

ハンガリーが生んだ孤高の映画作家タル・ベーラ。日本では『ヴェルクマイスター・ハーモニー』(二〇〇〇年)や『倫敦から来た男』(二〇〇七年)といった代表作が公開されているが、初期の作品はまだ未紹介になっている。二〇一一年に完

【新刊】ドキュメンタリーマガジン neoneo12号 総特集「沖縄のドキュメンタリー」

9月中旬発売! ドキュメンタリーマガジン「neoneo」#12 総特集 「沖縄のドキュメンタリー」 お待たせいたしました! 1年ぶりのドキュメンタリーマガジン「neoneo」12号は、「沖縄とドキュメンタリー」の総特集で

【Interview】ボクシングが好きだから、おかしいことはおかしいと伝えたい 『破天荒ボクサー』武田倫和監督インタビュー

インタビュー記事の前に、やや長い前説を。 山口賢一という、かつて名門・大阪帝拳ジムに所属するプロボクサーがいた。『破天荒ボクサー』は、彼の現役生活の終盤の活動を追ったドキュメンタリーだ。 数年前、ジムがなかなかタイトルマ

【Review】 狩り、捌き、食う。グリーンランドのシンプルな生活 ―― 『北の果ての小さな村で』 text 長本かな海

グリーンランドと聞いてすぐにイメージが浮かぶ人は少ないと思うが、私が思い出すのは昔観たグリーンランドに魅了され移住したイタリア人のドキュメンタリーだ。そのイタリア人は「グリーンピースが鯨漁やアザラシ漁に抗議をしているが、

【連載】ドキュメンタリストの眼 vol.22 アミール・ナデリ(映画監督)インタビュー text 金子遊

イラン映画を代表するアミール・ナデリ監督。2018年の東京フィルメックスの「特集上映 アミール・ナデリ」では、監督の初期の代表作『タングスィール』『ハーモニカ』といった作品が並び、さらに上映されることの珍しい映像詩的な作

【Review】生きることに向き合う人たちへ!『ラブゴーゴー』『熱帯魚』(チェン・ユーシュン監督)text 住本尚子

『ラブゴーゴー』 ケーキを食べた時の、あの幸せな気持ちを思い出す。甘さが口の中にどんどん広がっていって、いつしか、すっと消えていく。またあの甘さが忘れられなくて、ふたくち、みくち、と口にほおばる。 『ラブゴーゴー』の登場

【Review】人権問題としての“慰安婦問題”がここにある『太陽がほしい』text 柴垣萌子

  中国奥地の山西省、盂県にある石造りの小さな部屋。かつて、侵略戦争をしていた日本兵が、トーチカと呼ばれる防御陣地を村の山頂に築き、ふもとの民家で中国人女性を監禁。強姦を行った。 部屋の中は、ゴツゴツとした石が

【Review】光は誰の心にもいる――岡倉光輝監督『アマノジャク・思春期』text 柴垣萌子

  突然ですが、わたしには3歳の時の、鮮烈に自分の中に残っている記憶があります。 それは、保育園の教室でどうしても苦手な食べ物が出てきてしまった時のことです。 私は〈先生〉と呼ばれていた大人に対して、苦手な食べ

【Review】東京に残る「ぬかるみ」の感覚と記録『東京干潟』『蟹の惑星』(村上浩康監督)text 細見葉介

『東京干潟』 村上浩康監督のドキュメンタリー『東京干潟』と『蟹の惑星』が公開された。東京湾に注ぐ多摩川の河口部にある干潟が、2作品の共通した舞台だ。東京都大田区と川崎市川崎区を結ぶ大師橋下の左岸、羽田空港や京浜工業地帯に

【Interview】ドキュメンタリーでは自分の中の他性を捉える 『7月の物語』『勇者たちの休息』 ギヨーム・ブラック監督

『女っ気なし』や『やさしい人』で知られるフランスのギヨーム・ブラック監督による短編ドキュメンタリー『勇者たちの休息』と、彼がフランス国立高等演劇学校の学生たちとのワークショップをもとに作り上げた『7月の物語』が公開中だ。

【Review】ウィーンの黄金時代を彩った二人の画家の軌跡を追うーー『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』text 舘由花子

  © Belvedere, Wien 日本で『クリムト展 ウィーンと日本 1900』が始まったのは今年の4月。上野の東京都美術館に集められたグスタフ・クリムト(1862−1918)の代表作、『女の三世代』や『

【Review】「負の遺産」では終わらせない――熊谷博子監督『三池 終わらない炭鉱の物語』『作兵衛さんと日本を掘る』 text 柴垣萌子

  「月が出た出た。月が出たヨイヨイ」 このフレーズを聞いてメロディーが自然と浮かんでくるのは、『炭坑節』が炭鉱労働者によって歌われていた民謡がもとになっていると知っている人にとどまらない。全国の祭りや盆踊りで

【Review】『映像の新境地を求めてー第11回 恵比寿映像祭「トランスポジション 変わる術」から』 text 吉田悠樹彦

Hardcore Ambience企画「Another World」:大野松雄《タージ・マハル旅行団「旅」について》+スペシャルライヴより 提供:東京都写真美術館 撮影:新井孝明 変わる術としての映像文化 映像はバタイユ

【Review】その図書館は、まるでユートピアーー『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 text 舘由花子

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』の監督、フレデリック・ワイズマンはディレクターズ・ノートでこう語った。「ニューヨーク公共図書館は最も民主的な施設です。すべての人が歓迎されるこの場所では、あらゆる人種、民族、社

【Interview】自然の中で暮らす一家の「丸ごとの成長」を追い続けて 〜『山懐に抱かれて』遠藤隆監督インタビュー

日本テレビ系列の「NNNドキュメント」から、またひとつ素敵なドキュメンタリー映画が誕生した。テレビ岩手製作の『山懐に抱かれて』。三陸海岸にほど近い岩手県田野畑村で、限りなく自然に近い環境で牛を育てる「山地酪農」を移住し実

【対談】月釜×沈没 対談! 佐藤零郎(『月夜釜合戦』監督)×加納 土 (『沈没家族 劇場版』監督)スペシャル対談

かたや、大阪・釜ヶ崎を舞台に(なぜか)釜をめぐって泥棒、やくざ、労働者が争奪戦を繰り広げる雑駁な活力の喜劇。 こなた、ユニークな共同保育の環境で育った子どもが、成長してから当時を辿り、母親や父親との関係を整理し直していく