【新刊】好評発売中!ドキュメンタリーマガジン「neoneo」#07 ノンフィクション×ドキュメンタリー/よみがえれ土本典昭

6月末発売! ドキュメンタリーマガジン「neoneo ♯07」[特集1]ノンフィクション×ドキュメンタリー 文章と記録映像のあいだ[特集2]よみがえれ土本典昭 没後8年 水俣病公式確認60年 森達也×ノンフィクション、原

New【連載】「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」第20回

誰もが知る「歌謡曲の女王」は1970年代、逆境にあった。バッシングのさなかに発売された〈ニッポン対ひばり〉の音楽ドキュメント。  段ボールの中から出てきた、大当たり盤 廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメ

New【Review】「在日」問題を照射する近代野球という鏡―『海峡を越えた野球少年』 text 大内啓輔

先日までのリオデジャネイロ・オリンピックに関して、連日、日本人選手のメダル獲得が報じられるなか、日本の獲得したメダルの数が過去最高となったということが、否がおうにも耳に飛び込んできたはずだ。これらの過熱化する報道の仕方を

New【連載】ドキュメンタリストの眼⑭  ベン・ラッセル監督インタビュー text 金子遊

ベン・ラッセルは1976年生まれのアメリカの映像作家である。ファウンド・フッテージやインスタレーションなどの実験的な映像の作風から、近年は16ミリフィルムで撮影した民族誌的なアプローチのドキュメンタリー作品まで発表してい

【Review】―待ちつづけた昭和の侍—日比遊一『健さん』text辻 秋之

高倉健映画の世代ではないが、このドキュメンタリー映画に出逢えたこともなにかのご縁。この文章では、あえて「健さん」と呼ばせてもらいます。 ドキュメンタリー映画『健さん』は日本の名優・高倉健にゆかりのある方達(監督、俳優、ス

【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第34話 text 中野理惠

祖父母の経営していた保育園の保母さんたちと(1953年) 前列左から 祖父 姉 筆者(3歳半)保母さん 後列左から 母 間の四人は保母さん 右の和服は祖母 開拓者(フロンティア)たちの肖像中野理惠 すきな映画を仕事にして

【Review】私たちの“セルフ”ドキュメンタリー 岡本まな監督『ディスタンス』text 高橋雄太

およそ800km。私が暮らしている東京と、故郷である札幌近郊との距離である。私の家族は実家に暮らす両親と祖母、実家を出ている兄だ。いきなり筆者自身の話から本稿を始めた理由は二つある。一つは、映画『ディスタンス』と私とは背

【連載】「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」第19回『ランウェイ33R』

今年で開港85年の羽田空港。35年前、50周年を記念するLPが作られていた。今はなき滑走路「33R」が主人公のドキュメント。 飛行機ではなく空港メインの、珍しい一枚 廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメン

【Review】素顔のままで(遠藤ミチロウ監督『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』論) text 鈴木並木

記憶違いだったらスミマセン、とまず最初に謝ってから始めますけど、たしか『オートバイ少女』の公開の際だったか、あがた森魚監督が(もちろん)やや自嘲気味に「異業種監督の中でもミュージシャンはロクな作品を撮らないと言われており

【Review】人が山を下りることの、至上の幸福『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』 text 荒井南

大手企業や在韓アメリカ大使館、地方警察庁が立ち並ぶ、ソウルの目抜き通り光化門広場からすぐそこに、標高836メートルの北漢山が見える。韓国は国土の70パーセントが山岳地帯と、その割合は日本とさほど変わらないのだが、こうした

【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第32話,第33話 text 中野理惠

2歳のときの筆者(左、1952年11月) 開拓者(フロンティア)たちの肖像中野理惠 すきな映画を仕事にして  <前回 第30,31話はこちら> 第32話 1999年の仕事①「だっせえ」と言われたタイトル  「だっせえ」に

【Interview】 土に生きる夫婦の「日々」を積み重ねて 『ふたりの桃源郷』佐々木聰監督インタビュー

現在ポレポレ東中野で公開中の『ふたりの桃源郷』は、山口県岩国市美和町の山奥で自給自足的な生活を送る老夫婦・田中寅夫さん、フサコさんと、その家族の姿を足掛け25年に渡り追い続けたドキュメンタリーだ。老いてなお山で暮らし続け

【Review】歴史受け止め、アイデンティティ取り戻す営為『シアター・プノンペン』text 小林蓮実

©2014 HANUMAN CO. LTD/パンドラ配給 それぞれの人生から見つめる、歴史や社会の「真実」 映画に限らず、社会派の作品では、主張のみを強調するものも少なくないかもしれない。だが実際、そこに生きるのは1人ひ

【Report】『シリア・モナムール』公開記念 早稲田大学 映画上映&ディスカッションレポート

さる6月10日(金)夜、早稲田大学早稲田キャンパスで、全履修科目「ドキュメンタリー論」(野中章弘教授)の授業において、6月18日(土)より、シアター・イメージフォーラムで公開の『シリア・モナムール』の上映が行われた。映画

【Review】「幾千もの視線が紡ぐ」 オサーマ・モハンメド監督『シリア・モナムール』 text 井河澤智子

© 2014 – LES FILMS D’ICI – PROACTION FILM あなたが望むなら故郷も捨てる— 故郷を捨てたのだろうか。彼、オサーマは異国に留まり、遠い地、故郷シリ

【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第30話,第31話 text 中野理惠

1999年2月のベルリン映画祭で 右から『ラン・ローラ・ラン』監督のトム・ティクヴァ 主演のフランカ・ポテンテ 筆者 パンドラスタッフの永井敦子さん マイケルの部下トーステン 開拓者(フロンティア)たちの肖像中野理惠 す

【Interview】しんどくても「人をいたわる心」を “さと”の子らは教えてくれた——『さとにきたらええやん』重江良樹監督 オフィシャルインタビュー

重江良樹監督(撮影:辻井潔) 大阪市西成区。日本最大の日雇い労働者の街「釜ヶ崎」を羅するこの地の中心部に、「子どもの里」(通称“さと”)と呼ばれる小さな遊び場がある。“さと”は、0歳から20歳くら

【Review】コンテンツとしての「ドキュメンタリー入門書」 寺岡裕治編『21世紀を生きのびるためのドキュメンタリー映画カタログ』 text 細見葉介

「ゼロ年代」の初頭に、ドキュメンタリーに興味を持ってイチから知ろうとした時、その敷居は高かった。インターネット上の情報精度が低かったこともあるが、例えば文学少年にとっての「新潮文庫の100冊」のような、分かりやすい作品の

【連載】「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」第18回 『ARTHUR MILLER READING』

アメリカを代表する劇作家アーサー・ミラーが、自作『るつぼ』『セールスマンの死』をひとりで朗読。緊張感ただならぬ“聴く演劇”。 作家の朗読も聴くメンタリー 廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメンタリーを掘り

【Interview】ジョルジュ・モリヴァー(元メドヴェトキン集団)独占インタビュー text 東志保

『また、近いうちに』(67)より クリス・マルケルとマリオ・マレの共同監督作品、『また、近いうちに』(1967)は、フランスの東部の都市、ブザンソンのロディアセタ工場で1967年に起きた大規模なストライキを題材にしたドキ

【Review】生きるということについて―『ひそひそ星』『園子温という生きもの』text 小松いつか

©SION PRODUCTION 2010年10月、彼は死んだ。 だから彼は、「あの日」を知らない。 あの日を知らない彼を私は愛していた。 誰よりもやさしく繊細で控えめで、時にひょうきんな人だった。 けれど、彼はあの日を