Author Archives: neoneoweb2017

【Review】生きることに向き合う人たちへ!『ラブゴーゴー』『熱帯魚』(チェン・ユーシュン監督)text 住本尚子

『ラブゴーゴー』 ケーキを食べた時の、あの幸せな気持ちを思い出す。甘さが口の中にどんどん広がっていって、いつしか、すっと消えていく。またあの甘さが忘れられなくて、ふたくち、みくち、と口にほおばる。 『ラブゴーゴー』の登場

【Review】人権問題としての“慰安婦問題”がここにある『太陽がほしい』text 柴垣萌子

  中国奥地の山西省、盂県にある石造りの小さな部屋。かつて、侵略戦争をしていた日本兵が、トーチカと呼ばれる防御陣地を村の山頂に築き、ふもとの民家で中国人女性を監禁。強姦を行った。 部屋の中は、ゴツゴツとした石が

【News】8/23(金)-25(日)開催!第12回・生きたいように生きる・シューレ大学国際映画祭

シューレ大学国際映画祭は、映像を学ぶ学生たちが、映像表現によって「生きたいように生きる」ことを追い求め、それを多くの人と共有したいと始まった映画祭です。 今の社会では、子どもたちにも、大人たちにも、いろんな世代の人たちが

【連載】「視線の病」としての認知症 第11回「声をあげる人」と「聴く耳を持つ人」text 川村雄次

クリスティーンの話を聞くエリザベス・マッキンレー 「視線の病」としての認知症 第11回 「声をあげる人」と「聴く耳を持つ人」 【前回 第10回 はこちら】 2004年の2度にわたるオーストラリアロケの目標は、クリスティー

【News】8/30まで募集 山形ドキュメンタリー道場 2019 募集のご案内

ドキュメンタリー・ドリームセンターでは、アジアのドキュメンタリー制作者の育成、多様性に富んだ映画文化の創出、多面的な国際文化交流を継続的・長期的に育てていくことを目指して、「山形ドキュメンタリー道場」を主宰しています。

【Review】光は誰の心にもいる――岡倉光輝監督『アマノジャク・思春期』text 柴垣萌子

  突然ですが、わたしには3歳の時の、鮮烈に自分の中に残っている記憶があります。 それは、保育園の教室でどうしても苦手な食べ物が出てきてしまった時のことです。 私は〈先生〉と呼ばれていた大人に対して、苦手な食べ

【Review】東京に残る「ぬかるみ」の感覚と記録『東京干潟』『蟹の惑星』(村上浩康監督)text 細見葉介

『東京干潟』 村上浩康監督のドキュメンタリー『東京干潟』と『蟹の惑星』が公開された。東京湾に注ぐ多摩川の河口部にある干潟が、2作品の共通した舞台だ。東京都大田区と川崎市川崎区を結ぶ大師橋下の左岸、羽田空港や京浜工業地帯に

【連載】「視線の病」としての認知症 第10回「視線の病」に気づく text 川村雄次 (NHKディレクター)

クリスティーンとポール 「視線の病」としての認知症 第10回 「視線の病」に気づく 【前回 第9回 はこちら】 クリスティーンが帰国して半年経った2004年4月19日の夜。私は、2人のスタッフとともに成田空港の待合室にい

【News】6/28(金)開催! ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー Vol.11

ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー Vol.11 平成が終わったというのなら、それは平成の勝手でしょう 昭和の廃盤アナログからドキュメンタリーを探す夜。 今回は原点に立ち返り2時間半たっぷりワンマン! 構成作家 /

【Interview】ドキュメンタリーでは自分の中の他性を捉える 『7月の物語』『勇者たちの休息』 ギヨーム・ブラック監督

『女っ気なし』や『やさしい人』で知られるフランスのギヨーム・ブラック監督による短編ドキュメンタリー『勇者たちの休息』と、彼がフランス国立高等演劇学校の学生たちとのワークショップをもとに作り上げた『7月の物語』が公開中だ。

【Review】ウィーンの黄金時代を彩った二人の画家の軌跡を追うーー『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』text 舘由花子

  © Belvedere, Wien 日本で『クリムト展 ウィーンと日本 1900』が始まったのは今年の4月。上野の東京都美術館に集められたグスタフ・クリムト(1862−1918)の代表作、『女の三世代』や『

【Review】「負の遺産」では終わらせない――熊谷博子監督『三池 終わらない炭鉱の物語』『作兵衛さんと日本を掘る』 text 柴垣萌子

  「月が出た出た。月が出たヨイヨイ」 このフレーズを聞いてメロディーが自然と浮かんでくるのは、『炭坑節』が炭鉱労働者によって歌われていた民謡がもとになっていると知っている人にとどまらない。全国の祭りや盆踊りで

【News】ポレポレ東中野で6/14まで再延長上映!全国でも続々公開!『沈没家族 劇場版』 大ヒット上映中

ポレポレ東中野でさらに延長上映中! あたらしい“家族のカタチ”を問いかける ファミリーヒストリー・ドキュメンタリー 『沈没家族・劇場版』 1990年代半ば東京は東中野。小さな街の片隅で、様々な若者がひとつの“家”に寄り合

【News】2019/05/28 (火) 19:00~21:30  「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」がDOMMUNEに登場!

2019/05/28 (火)19:00~21:30  ワカキコースケ Presents 「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」DOMMUNE編|BROADJ#2748 〜大都会の片隅で響く謎の録音、古きドキュメント・

【News】東京ドキュメンタリー映画祭準グランプリ作品『破天荒ボクサー』が劇場公開!7月6日より新宿ケイズシネマで

たったひとりで日本ボクシング界に闘いを挑んだ男の姿を追ったドキュメンタリー映画『破天荒ボクサー』公開決定!!  昨年「東京ドキュメンタリー映画際2018」で大きな反響を呼び、準グランプリを受賞した映画『破天荒ボクサー』の

【News】今年は10/10(木)−17(木)開催「山形国際ドキュメンタリー映画祭2019」速報ビジュアル公開!(各プログラム決定予定時期など)

開催に向け本格始動! 山形国際ドキュメンタリー映画祭2019 今年は10/10(木)-17(木)開催! 山形県山形市で2年に一度10月に開催されているドキュメンタリー映画の祭典「山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF

【Book Review】ドキュメンタリーの教科書——『文化人類学の思考法』text 岡本和樹

「あたりまえの外へ」。編者の松村圭一郎さんにサインをいただくと、その言葉が添えられていた。本の帯にも【文化人類学は「これまでのあたりまえ」の外へと出ていくための「思考のギア(装備)」だ】という若林恵さんの言葉もある。この

【Review】『映像の新境地を求めてー第11回 恵比寿映像祭「トランスポジション 変わる術」から』 text 吉田悠樹彦

Hardcore Ambience企画「Another World」:大野松雄《タージ・マハル旅行団「旅」について》+スペシャルライヴより 提供:東京都写真美術館 撮影:新井孝明 変わる術としての映像文化 映像はバタイユ

【Review】その図書館は、まるでユートピアーー『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 text 舘由花子

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』の監督、フレデリック・ワイズマンはディレクターズ・ノートでこう語った。「ニューヨーク公共図書館は最も民主的な施設です。すべての人が歓迎されるこの場所では、あらゆる人種、民族、社