Author Archives: neoneoweb2017

【批評ワークショップReview】映像を観ること、聴くこと、考えること―― 『#まなざしのかたち』 text モイ服部

2021年12月に開催した第4回東京ドキュメンタリー映画祭では、連動企画として「批評ワークショップ」を行った。基礎講義ののち、長編コンペティション作品、中・短編コンペティション作品、人類学・民族映像部門コンペティション作

【News】2/19(土)、2/20(日)、2/23(祝)の3日間、下北沢トリウッドにて「吉田孝行映像作品集」が上映!

世田谷区在住のアーティストや文化芸術団体を支援する「せたがや元気出せArtsプログラム」の一つとして、2月19日(土)、2月20日(日)、2月23日(水・祝)の3日間、連日19時00分から、下北沢トリウッドにて「吉田孝行

【News】第14回恵比寿映像祭が開催中!

2月4日(金)から20日(日)まで、東京都写真美術館を中心に「第14回恵比寿映像祭」が開催中だ。今年も18の国と地域から57組・64名の作家・ゲストを迎え、18の展示作品、10プログラム・38作品というボリュームたっぷり

【批評ワークショップReview】アレッポの香り、メイド・イン・ターキー 『故郷とせっけん』 text 井河澤智子

2021年12月に開催した第4回東京ドキュメンタリー映画祭では、連動企画として「批評ワークショップ」を行った。基礎講義ののち、長編コンペティション作品、中・短編コンペティション作品、人類学・民族映像部門コンペティション作

【Review】『ベニスに死す』を向こうに見つめて――『世界で一番美しい少年』 text 吉田晴妃

稀代の美少年 2012年ごろのことだったと思う。絵を描く友人が、ものすごい美少年の画像をネットで見つけたのだと見せてくれた。ビョルン・アンドレセンといって、『ベニスに死す』という古い映画で主人公のおじさんにただただ追い回

【News】『香川1区』が1/21(金)に全国公開開始!

2020年に公開され、大ヒットを記録した衆議院議員・小川淳也を追ったドキュメンタリー『なぜ君は総理大臣になれないのか』。続編となる『香川1区』が先月12月24日の都内先行緊急公開を経て、1月21日(金)、満を持しての全国

【文学と記録⑨】太宰治と「隠沼」〜後編:『春の枯葉』〜 text 中里勇太

 おそらく意図したことではないだろうが、「宿命とでもいうべきもの」の一端が、深浦の町で言及されているように思う。次の一文は、深浦の町で太宰がみた光景であり、作中でもっとも詩的な一文であると筆者は考える。 「漁師の家の庭に

【News】映画『森のムラブリ』が3/19より全国劇場公開決定!

ラオスの森の民がわたしたちに教えてくれること 人食い伝説によって、たがいに憎しみあうムラブリ族に日本の言語学者が対話の力で融和をもたらす映像人類学の可能性を切りひらく、かつてない冒険!バナナの葉と竹で寝屋をつくって野営し

【連載】LA・ドキュメンタリー映画紀行〈4〉 アーカイヴとキュレーションの取り結ぶ有機的な関係性——パシフィック・フィルム・アーカイヴでの上映企画を通して

バークレー美術館&パシフィック・フィルム・アーカイヴ(HPより)  この連載ではこれまでに、パンデミック下の映画制作や映画研究者のコミュニティという視点から、ロサンゼルスでの生活で出会う人々やものたちを通じて映画文化の「

【Review】ほのかに育つ意思――『帆花』text 堤拓哉

 白い湯気が立ち昇る熱々の飲み物が入ったカップのように、淡くて温かいものを感じさせるドキュメンタリー映画だ。タイトルの「帆花」という名の女の子は、自宅のベッドに仰向けで横たわり、人工呼吸器を装着している。か細い手足は自力

【文学と記録⑨】太宰治と「隠沼」〜前編:『津軽』〜 text 中里勇太

 戦時中の一九四四年、太宰治は『津軽』(*)という小説を書いている。  津軽半島の中ほどにある金木で生まれた太宰は、上京までのあいだに、叔母の家があった五所川原、中学時代を過ごした青森、高校時代を過ごした弘前といった町に

【連載】ウディ・アレンの逆説 ポスト・トゥルース時代のスキャンダル⑤ text 大内啓輔

ウディ・アレンと運命論 転換点としての『マッチポイント』 ウディ・アレンのフィルモグラフィーの分水嶺となる作品とは何か。商業的な成功と、作家としての批評的な評価という点において、第一に名前が上がるのは『アニー・ホール』(

【自作を語る】あなたを揺さぶるブラジルのストリート 『街は誰のもの?』 text 阿部航太(本作監督)

2018年10月1日、僕はブラジルはサンパウロに到着した。季節は春。インターネットの情報から、ブラジルがいかに危険な場所か、嫌になるほど目にしていたので体は緊張で強張っている。日が暮れかかったころに到着した中心街には「悪

【東京ドキュメンタリー映画祭特別Review】“困窮邦人”のなれのはて~歯のない男の悲歌《エレジー》~ 『ベイウォーク』 text 松崎まこと

 昨年は、「東京ドキュメンタリー映画祭2020」の審査に関わり、短編・長編問わず、日本のドキュメンタリー作品数十本をモニターした。その中の複数の作品で、思わずギョッとした瞬間がある。  “歯のない者”。……その登場がいつ

【Review】市庁舎の外――フレデリック・ワイズマン『ボストン市庁舎』 text 原田麻衣

 ボストンの風景から市庁舎の外観のショット、そして市庁舎のなかへ。多くのワイズマン作品がそうであるように、この作品もまた主題となる「建物」を取り巻くショットから始まる。そしてたいてい、その後に続くのは建物のなかで起きる出

【東京ドキュメンタリー映画祭特別Review】奇跡の出会いが解き明かす「混血児」と生き別れた母の絆――『Yokosuka 1953』 text 井上健一

 「いろいろな困難があったけど、ドラッグにもお酒にも溺れずに、自分を大切にして生きてきました」  66年ぶりに訪れた故郷・横須賀で自らの半生を涙ながらに振り返った後、こう語るバーバラ・マウントキャッスル(日本名:木川洋子

【News】「ジェンダー・ギャップ映画祭」が12月にユーロスペースで開催!

12月4日(土)〜10日(金)の1週間、ユーロスペースにて「ジェンダー・ギャップ」映画祭が開催される。上映されるのは1935年の中国映画『新女性』から来年劇場公開が予定されている日本映画『ある職場』までの計15作品。日本

【News】東京芸術祭2021 日本や世界のいまに出会える映像配信プログラム8本をラインアップ

コロナ禍で国境を越えたアーティストの移動や、上演作品の招聘が困難となるなか、映像を通じて、世界や日本各地で活躍する表現者の取り組みにフォーカスする配信プログラム8本がラインアップされている。 東京芸術祭は、東京の多彩で奥

【News】『焼け跡クロニクル』赤松陽構造氏による題字決定&3監督より熱い応援コメント到着!

2018年7月、『20世紀ノスタルジア』等で知られる映画監督・原將人氏の自宅が不慮の火事で全焼し、すべての家財道具と映画フィルム機材が焼失。やけどを負って入院した原氏に代わり、妻のまおり氏が家族の様子をスマートフォンで記

【Review】喪失と再生の先に――『ドライブ・マイ・カー』 text 若林良

 濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が公開されている。村上春樹の短編小説集『女のいない男たち』(文春文庫)に収録された同名の短編小説を原作とし、6月に行われたカンヌ国際映画祭では脚本賞をはじめ、計4つの賞を受賞した。

【Review】封印されていた音楽フェスを知って――『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』 text 澤山恵次

本作に収録された、ハーレム・カルチュラル・フェスティヴァルが開催されたのは1969年。当時は固定カメラによる撮影が基本だろうから、見たいミュージシャンの演奏の瞬間を捉えたショットなど最初から期待はせずに観たが、監督である

【News】山形国際ドキュメンタリー映画祭 2021 オンラインで開催!

YIDFF 2021プログラム見どころ 初のオンライン開催となる山形国際ドキュメンタリー映画祭 2021(会期:10 月 7 日 [木]~14 日 [木]) ◆インターナショナル・コンペティション(15 作品) ・198