【Info】『映画/千夜、一夜』 8月4日~8日 渋谷アップリンク

                                        (C)橋本慎太郎 

 

特集上映
 「映画/千夜、一夜–早すぎる、遅すぎる、映画を求めて」

 

 写真のように–、すべてが撮られていない映画がある。

受け身に見るだけが映画ではないように–、

その世界に入っていって何をするか、考える。

写真のように–、それぞれが違うお伽噺を作る。

 

早すぎた、あるいは遅すぎた、しかし今こそ観られるべき

知られざる映画群を一挙上映!

映画版、千夜一夜がここに始まる。

 

■開催期間:2012年8月4日(土)~8月8日(水)

■会場:渋谷アップリンク

(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1-2F)

tel.03-3825-5502  factory@uplink.co.jp

■料金:1プログラム¥1,200/3回券¥3,000

公式サイト http://20120804-0808.jimdo.com/

Twitter @eigasenyaichiya

企画コーディネート:宮岡秀行(映画作家/スタジオ・マラパルテ主宰)

 ■問い合わせ先
UPLINK FACTORY(担当:藤井)
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル
tel.03-6825-5502 factory@uplink.co.jp
www.uplink.co.jp/

 

『映画/千夜、一夜』とは

8月4日(土)から8月8日(水)の5日間、渋谷アップリンクにて
開催される本特集は、東京初上映を多く含む、制作され
上映するのが
「早すぎた、遅すぎた」作品に焦点を当て、有名/無名、
フィクション/ノンフィクション、作品の規模に囚われる
ことなく、
上映しようという趣旨です。

選ばれている作品は、出生も出自も違う作品群ですが、並べて観ることで
何かが響き合い、浮かび上がってくるような特集上映となっております。

 期間中は、様々なゲストをお呼びし、特集を重層的に深めるトークショー・
展示・スライドショーを行います。
また、広島原爆投上映に下に日にあたる8月6日は特別プログラムとして、
広島で被爆した詩人・原民喜の詩が
扱われている2作品と、同じく広島で
被爆死した、未だ知られざる映画監督「白井戰太郎」特集を行います。

 今回の機会を逃すと、中々観ることができない貴重で寡黙な、しかし力強い
作品群の数々を、是非この機会にご覧下さい。

 

 ★上映、トークのタイムテーブルは、
  公式サイト http://20120804-0808.jimdo.com
  でご確認できます。

  この画面、どうぞこのままスクロールしてみてください。

  
「↓」へと降りていくほどに顕れる、異色さ、ゆたかさ。
  
“映画版・千夜一夜”を紡ぐのは、こんな多彩な顔ぶれと
  イベント・展示、今まで出会うことのなかった映画の数々…

 

★トークゲスト

朝吹真理子(小説家)
安藤尋(映画監督)
岡部昌生(美術家)
河瀨直美(映画監督)*スカイプ出演
小原真史(映像作家)
佐々木敦(批評家/HEADZ主宰)
管啓次郎(詩人、比較文学者)
七里圭(映画監督)
中村優子(女優)
福間健二(詩人・映画監督)
舩橋淳(映画監督)
宮岡秀行(スタジオ・マラパルテ)
橋本慎太郎(写真家)

 

 ★上映作品ラインアップ

【島としての映画-西表、 淡路】

『いちにち beyond beyond ~果てしのない旅』リサーチスケッチ映像
 
(2011年/DV/カラー/14分)
 監督:茂木綾子&ヴェルナー・ペンツェル

『島の色 静かな声』(2008年/DV/カラー/ 75分)
 監督・撮影:茂木綾子

【世界の傷痕を切り取る-イメージの徴(しるし)-】

『わたしたちの間の徴(しるし)』
 
(2012年/HD/カラー/66分)
 監督:宮岡秀行 出演:岡部昌生、港千尋

『槌音』(再編集版)
 
(2011年-12年/DV/カラー/約20分)
 監督:大久保愉伊

【知られざるもう一人の映画監督 安藤尋-鏡面としての映画-】

『いつかあの日となる今日』
 
(2009年/DV/カラー/29分)
 監督:安藤尋 出演:藤真美穂、鴨下佳昌

 『今、海はあなたの左手にある』
 
(2002年/DV/カラー/30分)
 監督:安藤尋

【孕み創造される映画-出産と映画、あるいは人生-】

『母モニカ--for a film unfinished』
 
(2002年/DV/カラー/60分)
 監督:三好暁+宮岡秀行 出演:三好暁、中根以久美

『垂乳女 Tarachime』
 
(2006年/BETACAM/カラー/43分)
 監督:河瀨直美 出演:河瀨宇乃、光祈

 【8月6日のために-ヒロシマで生き残った詩人と被曝死した映画監督-】

『夏の花』
 
(2008年/DV/カラー/20分)
 監督:宮岡秀行 原作:原民喜「夏の花」 朗読:野村喜和夫

『わたしたちの夏』
 
(2011年/HD/カラー/89分)
 監督:福間健二 出演:吉野晶、小原早織、鈴木常吉

 『怒苦呂/どくろ』
 
(1927年/モノクロ/サイレント/32分) * DV上映・活弁版
 監督:白井戰太郎 出演:市川右太衛門、高堂国典

『柘榴一角/ざくろいっかく(前后篇)』
 
(1941年/モノクロ/111分)* DV上映
 監督:白井戰太郎 出演:阿部九洲男、琴糸路

『噫軍神杉本中佐 死の中隊』
 (1938年/モノクロ/ 75分) *上映素材DV
 東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
 監督:白井戰太郎  出演:杉山昌三九、琴糸路

 『谷中暮色』
 
(2009年/HD/パートカラー/ 107分)
 監督:舩橋淳 出演:野村勇貴、佐藤麻優

【応答する映画-映画生誕101年のその先へ-】

『セレブレートシネマ101』
 
(1996年/Hi-8/カラー/58分)
 監修:宮岡秀行、織田要
 参加:ビクトル・エリセ、青山真治、ジョナス・メカス、
     アレクサンドル・ソクーロフ、マルコ・ベロッキオ他

 『サンクト・ペテルブルグ日記--フラット・コージンツェフ』
 
(1998年/BETACAM/カラー/45分)
 監督:アレクサンドル・ソクーロフ 出演:コージンツェフ夫人

 【絶対的処女作-北海道死闘編- オリジナル16ミリフィルム上映】

『よろこび』
 
(1999年/16mm/カラー/32分)
 監督:松村浩行 出演:遠山智子、西山洋一

『7/25【nana-ni-go】』
 
(1999年/16mm/カラー/67分)
 監督:早川渉 出演:日向勇、梅津美星子

 【カメラとして生きる-反応する身体としての記録-】

『カメラになった男 写真家 中平卓馬』
 
(2006年/DV/カラー/91分)
 監督:小原真史 出演:中平卓馬

『グリーンポイントからの手紙』
 
(2004年/アメリカ/DVCAM[オリジナルHi-8]/カラー/80分)
 監督・出演:ジョナス・メカス

 【中村優子という女優】

『火垂 2009version』
 
(2009年/35mm/カラー/117分)* DV上映
 監督:河瀨直美 出演:中村優子、永澤俊矢

『軒下のならず者みたいに』
 
(2003年/DV/カラー/ 41分)
 監督:青山真治 出演:斉藤陽一郎、中村優子

 『狛-Koma』
 
(2009年/HDV/カラー/34分)
 監督:河瀨直美 出演:北村一輝、中村優子

 

★イベント・展示

岡部昌生個展「フクシマと写真の原風景」 

日時:2012年8月4日(土)
場所:UPLINK gallery(UPLINK FACTORY隣り)
料金:無料

橋本慎太郎写真展 「1」
日時:2012年8月5日(日)・6日(月)・7日(火)
場所:UPLINK gallery(UPLINK FACTORY隣り)
料金:無料

笹岡啓子スライドショー「PARK CITY(ヒロシマ)」
日時:8月8日(水) 17:30~
 ※上映後、レクチャー・質疑応答あり。
料金:500円(他プログラムご覧のお客様は無料でご入場頂けます)