このたび、ドキュメンタリー映画『記憶の中のシベリア~祖父の想い出、ソウルからの手紙~』が、8月に大阪、長野、北九州、沖縄の全国4箇所にて上映されることが決まりました。また、今回の上映より、会場にて8月1日に出版された同名書籍「記憶の中のシベリア」(東洋書店新社)の販売も併せて行います。
昨年の新宿ケイズシネマで公開から半年を経ての上映となります。10年がかりで完成した2つの映像作品が、新たに書き上げた本と共に、再び多くの方々の眼に触れるよう願っております。どうぞ宜しくお願いいたします。
(久保田桂子/制作者)
【上映情報】
詳しくは公式サイトより、劇場情報をご覧下さい。
http://siberia-memory.net
大阪・第七藝術劇場
2017年8月12日(土)〜8月18日(金) 14:10(1日1回上映)
2017年8月19日(土)〜8月25日(金) 16:35(1日1回上映)
★8月12日(土)、13日(日)は久保田桂子監督の舞台挨拶あり
長野・相生座・ロキシー
2017年8月19日(土)〜8月25日(金)
★8月19日(土)は久保田桂子監督の舞台挨拶あり
北九州・東田シネマ
2017年8月25日(金)〜8月27日(日)
★8月25日(金)、26日(土)は久保田桂子監督の舞台挨拶あり
(9/1(金)18:00より北方シネマ[小倉南区北方の北九州市立大学北方キャンパス、本館A101]で上映あり)
沖縄BooksCafe&Hall ゆかるひ
2017年8月31日(金)~9月2日(土)
AM10:30~、PM14:00~、18:30~ (1日3回上映)
那覇市久茂地3-4-10久茂地YAKAビル3F tel 098−860−3270
≪『記憶の中のシベリア~祖父の想い出、ソウルからの手紙~』作品&書籍について≫
●『祖父の日記帳と私のビデオノート』
(2013/デジタル/40分)
祖父について思い出すこと、それはいつも畑を耕す姿。その祖父には中国での戦争やシベリア抑留の体験があった。祖父は遠い大地で人を殺めたことがあるのか。最後まで百姓として生きた祖父とその戦争の記憶を、孫である私の眼を通して描く。
●『海へ朴さんの手紙』
(2016/デジタル/70分)
ソウルに暮らす朴さんはかつて日本兵だった。朴さんはシベリア抑留を経験していた。彼は日本軍で一緒だった日本人の親友、山根さんに宛てて何度も手紙を送ったがそれが届くことはなかった。私は二人が別れてから60年後、その手紙を届ける旅に出た。
◆書籍「記憶の中のシベリア」
(2017年/東洋書店新社出版/久保田桂子著/300頁)
作品の制作過程で出会った人々について書いた初の書籍。中国での戦争やシベリア抑留を経験した祖父が、最後まで農家として生きた姿を書いた第一部、祖父と同じ地区の収容所にいた韓国の元日本兵を訪ねる韓国の旅を書いた第二部、ソウルで出会った元日本兵朴さんの軍隊時代の友人へ宛てた手紙を巡る旅を描いた第三部からなり、映像作品に収めることの出来なかった人々の語りやエピソードを拾い上げた。
作品公式サイト http://siberia-memory.net