New【連載】つげ義春「ガロ」時代 第4回 text 正津勉

  第4章 峠の犬  ワカラン ナモカモ    「沼」(66・2)、翌月発表の「チーコ」。さきにみたように両作ともに漫画界において不評よろしかった。その後、「ガロ」への新作発表は、水木しげるのピンチヒ

【連載】つげ義春 「ガロ」時代 第3回 text 正津勉

第三章 李さん一家 地べたを這いずり  「チーコ」 * 第一章「沼」、第二章「紅い花」。これらの二章に「ある秋の旅から」と副題している。そうして房総の旅籠での短い滞在それが、突如、つげ漫画の開花を招いた様相を跡付けてきた

【連載】つげ義春 「ガロ」時代 第2回 text 正津勉

  第二章 紅い花 ある秋の旅から**    「沼」から * 「紅い花」。これからは第二章のはじまり。ここに俎上にするのはつとに世にきこえるこの名作である。 「沼」(66・2)は、つげの名前を「ガロ」誌上に刻印

【連載】つげ義春 「ガロ」時代 第1回 text 正津勉

はじめに 1964年4月、18歳。わたしは福井の山奥の高校を卒業、同志社大学に入学。文学研究会に入会した(半年後退会)。そこで厄介な御任と出会っている。 清水昶(あきら)(1940~2011)。5歳年上、学年2級上、詩人