【Review】「アンバランス」な愛と法 text 丸山友美・中山裕貴 (コミューンプラス)

マイノリティや社会的弱者を社会の一員として認めるよう呼びかけるドキュメンタリーが日本では大半を占めるなか、戸田ひかるの『愛と法』は、弁護士夫夫(ふうふ)の日常を映して、彼らの感じている日本社会の息苦しさと生きづらさを実直

【Interview】街とともにある「たね屋さん」の記録〜『息の跡』小森はるか監督

『息の跡』は、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市で「たね屋」を営む佐藤貞一さんの物語だ。津波で流された店舗を自力でプレハブを組み復活させ、英語や中国語を独学で学んでは、被災の手記を外国語で出版する。震災後に