【News】12/11(日) 佐々木友輔 新作『TRAILer』上映!@イメージフォーラム

イメージフォーラム・シネマテークNo.993
TRAILer 佐々木友輔新作展


映画制作を通じて人間の生きる場所と風景の問題に取り組む映像作家・佐々木友輔による新作上映。沖縄を舞台として、映像とテキスト、声と音楽が多層的な場所のイメージを形成する。上映後は、朗読を担当した詩人のカニエ・ナハ氏、朗読脚本を執筆した美術批評家の土屋誠一氏をゲストに迎えてのトークイベントを開催。また、佐々木が高校2年時に制作したデビュー作『手紙』の特別上映もおこないます。

日時:2016年12月11日(日)
   16:00『手紙』 18:00『TRAILer』+トーク(各回入替制)
料金:一般700円、イメージフォーラム会員500円、2回券1000円
会場:イメージフォーラム 
トークゲスト:カニエ・ナハ(詩人)、土屋誠一(美術批評家)
オフィシャルHP  http://www.imageforum.co.jp/cinematheque/993/index.html


『TRAILer』
50分、2016年
朗読:カニエ・ナハ、朗読脚本:土屋誠一、音楽:田中文久

1945年の春。米軍が読谷村・渡具知から沖縄本島に上陸し、同年6月に摩文仁の丘で日本軍の組織的抵抗が終了した。2015年の冬。私は渡具知ビーチと沖縄平和祈念公園を検索し、Google Mapだけを頼りに、2点を結ぶ撮影の旅に出た──。初めて訪れた土地のイメージと、その土地に抱いてきたイメージの距離を探る〈場所映画〉の最新作。

佐々木友輔(ささき・ゆうすけ)
1985年兵庫県生まれ。映像作家、企画者。近年の上映・展示に「反戦 来るべき戦争に抗うために」(SNOW Contemporary、2014年)、「第7回恵比寿映像祭」(恵比寿ガーデンプレイス、2015年)、「記述の技術 Art of Description」(ARTZONE、2016年)など。主な著作に『floating view “郊外”からうまれるアート』(編著、トポフィル、2011年)、『土瀝青――場所が揺らす映画』(編著、トポフィル、2014年)など。
カニエ・ナハ
1980年神奈川県生まれ。詩人。2010年「ユリイカの新人」としてデビュー。2015年エルスール財団新人賞〈現代詩部門〉。2016年、詩集『用意された食卓』(私家版、2015年/青土社、2016年)で第21回中原中也賞。新作詩集は『馬引く男』(私家版、2016年)。装幀家として詩集の装幀も手掛けている。装幀/デザインの近作に萩野なつみ『遠葬』(思潮社、2016年)、永方佑樹『√3』(思潮社、2016年)など。
土屋誠一(つちや・せいいち)
1975年、神奈川県生まれ。美術批評家、沖縄県立芸術大学准教授。著書(共著)に『実験場 1950s』(東京国立近代美術館、2012年)、『現代アートの巨匠』(美術出版社、2013年)、『拡張する戦後美術』(小学館、2015年)など。

 


『手紙』
72分、2002年
制作:佐々木友輔、音楽:稲垣雅俊

ほぼ全編を携帯電話のメール送受信のみで構成した佐々木友輔の長編デビュー作。書いては消しを繰り返し、届かなかった言葉と届いた言葉、相手からの返信を待ち焦がれる指先だけで描く「人間ドラマ」。イメージフォーラム・フェスティバル2003一般公募部門受賞。

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誰も知らないファーストコンタクト
佐々木友輔脚本担当の新作短編SF

映像、ファッション、演劇、漫画、アート…領域を横断した異種格闘技戦『異類婚のエスノグラフィー』12月公開「シフター」は、映像作家、ワタナベカズキ、udocorg、佐々木友輔によるユニット。それぞれ活躍するフィールドの異なる3名の映像作家の最大公約数の作品になる。本作『異類婚のエスノグラフィー』は、映像クリエイターのみならず、様々なフィールドのプレイヤーによる異種格闘技戦というような様相を呈している。

日時:2016年12月4日 13:00
会場:八王子日本閣-noce ange-
住所:東京都町田市相原町1008番地
八王子Short Film映画祭HPhttp://8oj.jimdo.com

 


『異類婚のエスノグラフィー』
15分、2016年
監督:ワタナベカズキ、脚本:佐々木友輔
主演・中田クルミ×音楽・DJまほうつかい×映像制作ユニット・シフター