ロングランヒットの最新アニメーションから貴重フィルムまで
《映画で見る平和への願い》
1948-49年に撮影された広島の貴重な記録映像をはじめ、
話題の長編アニメーション『この世界の片隅に』など
幅広い世代に届けたい全10作品を一挙上映!
川崎市市民ミュージアムの映像ホールでは、2017年8月5日(土)から20日(日)までの土日祝日、「映画で見る平和への願い」と題し、広島の復興を捉えた幻の記録映像から、日本中で話題の長編アニメーション、戦前につくられた影絵アニメーションなどを一挙公開。《広島をめぐる映画たち》《知られざる戦争の影》という2つのテーマのもと、戦争と平和について描かれた全10作品を特集します。
1948-49年に広島で撮影され、その後未公開となっていた『平和記念都市ひろしま』。戦後の広島の復興を伝えようとした“幻の記録映像”は、2005年に当館で発見された非常に貴重なフィルムで、現在は当館と広島市公文書館のみで所蔵されています。今回は、日本で初めて原爆を取り上げたといわれる劇映画『原爆の子』との併映で上映します。
また、広島・呉に嫁いだ一人の女性の日常を通じ、戦前・戦中・戦後の市民生活の変化を細密に活き活きと描き出し、2016年11月の劇場公開からロングランを記録中のアニメーション『この世界の片隅に』も3日間にわたり上映。さらに、小中学生向けのプログラムとして、戦前に制作された貴重な影絵アニメーション『煙突屋ペロー』と文部科学省選定映画『時計は生きていた』など、夏休み時期に親子で観ていただきたい作品もラインナップしました。
平和都市宣言をしている川崎市。映画を通じ、今ある日常の大切さを改めて考えてみませんか。
【日程】
8月5日(土)・6日(日)・11日(金・祝)
12日(土)・13日(日)・19日(土)・20日(日)
※計7日間 ※各日11:30~と14:30~の2回上映(入れ替え制)
【会場】
川崎市市民ミュージアム 1F映像ホール(定員270名)
アクセス→https://www.kawasaki-museum.jp/guide/
【料金】
1プログラムにつき
一般600円、大学・高校生・65歳以上500円、小中学生400円
※未就学児・障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は無料
【申込】
当日会場にて観覧券を販売(先着順/自由席)
※前売り券はありません。
『原爆の子』
【上映作品】
~広島をめぐる映画たち~
・『この世界の片隅に』(2016/カラー/DCP/126分/監督:片渕須直)
★ロングランヒット中の話題のアニメ―ション。声優:のん 他
・『平和記念都市ひろしま』(1948~49/モノクロ/35mm/20分/監督:秋元憲)
★戦後まもなく撮影された幻の記録映像。広島の復興を捉えた貴重なフィルム。
当館所蔵。
・『原爆の子』(1952/モノクロ/35mm/99分/監督:新藤兼人)
★日本で初めて原爆を取り上げた貴重な劇映画。
・『生きていてよかった』(1956/モノクロ/16mm/48分/監督:亀井文夫)
・『千羽鶴』(1958/モノクロ/16mm/67分/監督:木村荘十二)
・『河 あの裏切りが重く』(1967/モノクロ/35mm/103分/監督:森弘太)
~知られざる戦争の影~
・『硫黄島』(1959/モノクロ/35mm/88分/監督:宇野重吉)
・『最後の女たち』(1954/モノクロ/35mm/83分/監督:楠田清)
・『煙突屋ペロー』(1930/1987復元サウンド版/モノクロ/23分/監督:田中喜次)
★戦前に制作された貴重な影絵アニメ―ション。
・『時計は生きていた』(1973/カラー+モノクロ/16mm/63分/監督:神山征二郎)
★文部科学省選定映画。小中学生向け。
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