トリン・T・ミンハ《ベトナムを忘れること》(2015年)
浅草を訪れる国内外からの観光客および近隣住人を招き、大衆文化を地政学の視点から批評的に考察する映像祭「アサクサエンターテイメンツ」が開催されています。SF、新興宗教からジャーナリズムまで、大衆に向け発し人々の考えを規定してきたの「文化」の歴史。観光地 浅草に寄り集まる多国籍な人々を背景に、近代政治における統治術の功罪を問いかけます。
本プログラムでは、英雄として命を落とした親友アンドレアの肖像をもとに、大衆メディアを分析するヒト・シュタイエル《ノーベンバー》(2004年)、1980年代、労働者の町 山谷における支配構造を暴き出した佐藤満夫 / 山岡強一《山谷ーやられたらやりかえせ》(1985年、協力:「山谷」制作上映委員会)、文化人類学者でありポストコロニアル論者として知られるトリン・T・ミンハ監督の新作《ベトナムを忘れること》(2015年)ほか、アサクサが厳選した9作品を紹介いたします。
日程
2018年2月18日(日)〜3月4日(日)
平日 18:00 – 21:00 土日 13:00-20:00
*開場は、上映時間の30分前となります。
料金
入場料:500円(定員15名・会期中複数使用可・上映中出入り自由)
チケットは当日、会場にてお買い求めください。
上映作品
◎Aプログラム
平日 月・水・金(2/23) 18:00 – 21:00
土日 13:00 – 16:00
イム・フンスン《北漢山》(2015年)
コラクリット・アルナーノンチャイ《おかしな名前の人たちが集まった部屋の中で歴史で絵を描く4》(2017年)
トリン・T・ミンハ《ベトナムを忘れること》(2015年)
アントン・ヴィドクル《全人類に不死と復活を!》(2017年)
◎Bプログラム
平日 火・木・金(3/2) 18:00 – 21:00
土日 17:00 – 20:00
ミン・ウォン《世界の窓(パート4)》(2018年)
ヒト・シュタイエル《ノーベンバー》(2004年)
佐藤満夫 / 山岡強一《山谷ーやられたらやりかえせ》(1985年)
◎Cプログラム
会期中常時モニター上映
ヨシュア・オコン《ミアスマ(汚染)》(2017年)
ミヌク・イム《国境を越え呼びかける周波数》(2011年)
*プログラム内は連続上映となっております。各作品の間に休憩はございませんこと、予めご了承ください。
佐藤満夫 / 山岡強一《山谷ーやられたらやりかえせ》(1985年) 協力:「山谷」制作上映委員会
アントン・ヴィドクル《全人類に不死と復活を!》(2017年)
アントン・ヴィドクル《全人類に不死と復活を!》(2017年) 画像協力:カルロス/イシカワ(ロンドン)
場所
アサクサ | 東京都台東区西浅草1-6-16
HP
http://asakusa-o.com/category/initiative/
主催
アサクサ実行委員会
助成
台東区芸術文化支援制度
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力
「山谷」制作上映委員会