【Info】川崎市アートセンターで『旧太田家住宅焼損復旧修理工事の記録』&『鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言』上映

 

川崎市アートセンターにて、『旧太田家住宅焼損復旧修理工事の記録』の劇場初上映&トークショーを開催します。当館からほど近い生田緑地にある日本民家園に移築保存されている旧太田家住宅の復旧修理工事の過程を、麻生区岡上にある、日本民族映像研究所が記録した作品です。 また同時期に、奈良・法隆寺および地域の仏教建造物の復興に一生を捧げた宮大工、西岡常一の生涯を数々の証言と彼自身の言葉で綴ったドキュメンタリー『鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言』を公開します。

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『旧太田家住宅焼損復旧修理工事の記録』

火災の教訓と重要文化財蘇生への歩み

生田緑地にある日本民家園に移築保存されている重要文化財、旧太田家住宅。17 世紀建造の分棟型民家は、昭和 44 年に茨城県 笠間市から日本民家園へと移築されるまで、幾度の改修を重ねてきた。しかし、平成 2 年 7 月に花火が屋根に落下し、主屋を中心に焼損。その後、復旧修理工事が行われ、平成 4 年 10 月に竣工。現在に至る。復旧修理工事にあたった大工・中村正之棟梁の呼びかけにより、復旧工事の過程を日本の生活・文化を映像で記録し研究を続けて いる民族文化映像研究所(民映研・麻生区岡上)が記録。江戸時代に建てられた旧太田家住宅の緻密な構造を現在の棟梁が高い技術で復元していく過程をとらえ、中村棟梁の歯切れのいい解説と鮮やかな手斧(ちょうな)さばきは圧巻である。本作は、記録開始から22 年を経て、川崎市の協力により完成。この度、川崎市アートセンターにて劇場初上映となる。

2011 年|日本|60 分|カラー|DVD|企画:(有)中村古建築・民族文化映像研究所|製作:旧太田家住宅焼損復元技術保存伝承映像 実行委員会、民族文化映像研究所|協力:川崎市日本民家園|助成:芸術文化振興基金|棟梁・語り:中村正之|製作:小泉修吉・澤幡 正範|監督:姫田忠義|演出・脚本・編集:小原信之・青原慧水・村松雅寛|撮影:伊藤碩男・澤幡正範・小原信之|ナレーター:糸博|整 音:姫田蘭|作図:樋口潤一・今井友樹|制作デスク:今井千洋 ©民族文化映像研究所

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『鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言』

「千年の檜には千年のいのちがある」 「木は鉄よりも強し」

法隆寺の昭和大修理、薬師寺の伽藍再建を、棟梁として成し遂げた 日本一の宮大工、西岡常一。彼が生前に語った歯に衣着せぬ金言の数々と、彼のもとから独り立ちした宮大工たち、薬師寺復興プロジェクトに奔走した僧侶、そして長男の証言から、「鬼」と呼ばれた男の生涯が浮き彫りにされていく。「飛鳥に帰れ」を信条とした彼 が、終生闘ってきたものとは、一体何だったのか。

2011 年|日本|88 分|カラー|Blu-ray 監督:山崎佑次|音楽:佐原一哉|撮影:多田修平|ナレーター:石橋蓮司 ©『鬼に訊け』製作委員会

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『旧太田家住宅焼損復旧修理工事の記録』

4月8日(日)12:05~

◎上映後、木下あけみさん(日本民家園園長)、小原信之さん(日本民族映像研究所)によるトークあり

【料金】一般・大学・専門学校生・シニア・障がい者(付添1名まで)1000円|会員800円|高校生以下500円

『鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言』

4月7日(土)~4月13日(金)10:00~

※9日(月)休映 4月14日(土)~4月20日(金)12:30~ ※16日(月)休映

【料金】一般1700円|大学・専門学校生1400円|シニア・障がい者(付添1名まで)・会員1000円|高校生以下800円

・チケットは 9:30 より受付にて販売・自由席、整理番号順入場、立見不可 (定員 113 名/車イススペース 2 台分含む)

《会場》 川崎市アートセンター アルテリオ映像館

〒215-0004 川崎市麻生区万福寺 6-7-1  TEL.044-955-0107  FAX.044-959-2200

E-mail.cinema@kac-cinema

アルテリオ・シネマ URL http://kac-cinema.jp

小田急線新百合ヶ丘駅北口より徒歩 3 分 (新宿駅より快速急行で 23 分、急行で 27 分、本厚木駅より急行で 27 分)