写真:「白血病になった息子のことを語るジャニンヌ・スミス夫人(英・セラフィールド)」
第14回 月1原発映画祭〈本祭〉+交流カフェ
『夏休みの宿題は終わらない~英・仏の核燃料再処理施設の周辺に生きる人びとと出会って…』上映
☆交流カフェのゲスト=倉岡明子さん(この映画の制作者)
【日時】
2013年6月1日(土)
昼の部:13:00~15:30(12:30開場)上映のみ
夜の部:17:00~20:30(16:30開場)上映+交流カフェ
【作品紹介】
『夏休みの宿題は終わらない~英・仏の核燃料再処理施設の周辺に生きる人びとと出会って…』
(制作・インタビュー:倉岡明子/監督・撮影・編集:山邨伸貴/1989年/130分)
フランスのラ・アーグ、イギリスのセラフィールドの核燃料再処理施設がもたらしている放射能汚染による健康被害について、地域住民たちの切実な証言を取り上げたドキュメンタリー。
1988年夏の約1か月間、親子3人で旅をしながら各地でインタビューを敢行、人びとの日常生活の喜怒哀楽を交えて記録しながら、核燃料再処理施設と共に生活する現実に迫る。
http://www.jtgt.info/sites/default/files/2013-06-01-1.pdf
【制作・倉岡明子さんのことば】
1969年、新全国総合開発計画の一環である、むつ小川原開発計画が発表される。 当該区域の青森県上北郡六ヶ所村は開発を巡り、推進、反対派に二分される。前作 ”六ヶ所人間記” は、六ヶ所村の人々の生活を三年間記録した作品(1982 ~1985年撮影、1985年完成)である。撮影中の1984年、核燃料サイクル基地立地要請が浮上。青森県民は要請の受け入れ推進、反対派に再び二分され、村民の生活は大きく揺れる。そこで、核燃料再処理施設の先進国であるフランスのラ・ アーグ、イギリスのセラフィールド周辺に住む人々に、その実態の真実を問うことになる。短期間ではあるが、現地では愕然とする真実、事実が徐々に明らかになって行く。
2012年9月、日本では、政権与党が使用済み核燃料再処理事業の継続を発表したが、英仏の現実と向き合い考える機会としたい。」
【倉岡明子さんプロフィール】
1947年青森市生まれ。フランス大使館、アテネフランセ文化センター勤務後、
現在はフリーランスの仏語通訳と日本語・仏語教師。
1978年に長編記録映画『東京クロム砂漠』を自主制作、81年に青森県六ヶ所村に入り、約3年にわたって村の人びととその生活を記録。撮影中の84年に六ヶ所村への核燃料サイクル基地立地要請が浮上、その時から仏ラ・アーグや英セラフィールドに住む人々に直接会って話を聞きたいと願いつづけ、のちの『夏休みの宿題は終わらない』の制作につながった。『六ヶ所人間記』(16㎜/171分)は85年完成、86年マンハイム国際映画祭特別賞を受賞。
【会場】
谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)
メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、 延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。
※築54年、耐震補強民家のコミュニティ・スペースです。
【参加費】
1000円、学生500円、中学生以下無料
*交流カフェは別途、飲食代として500円~カンパをお願いします。
【参加申し込み方法】(予約制)
定員:昼・夜各30名(必ず事前に予約をしてください)
■申込み方法:以下いずれかの方法で予約してください。
① 申込みフォーム
【昼の部】http://kokucheese.com/event/index/89038/
【夜の部】http://kokucheese.com/event/index/89040/
②メール masa5884@y8.dion.ne.jp
*件名を「月1原発映画祭申込み」として
参加内容(昼・夜の別、交流カフェ参加有無)を明記してください。
③電話 050-3059-6328(小林)
*当日のお問い合せ:電話090-1265-0097(植松)
■主催:地域から未来をつくる・ひがし広場
http://www.jtgt.info/
★今後の予定★
7月6日(土) 第15回 スタッフ勉強試写会
8月3日(土) 第16回 『こんにちは貢寮(コンリャオ)』上映
(監督:チェ・スーシン/台湾/2004年)
http://www.selectourfuture.org/gongliao/