2012年のロカルノ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受け、各国の映画祭で上映された今年度屈指の話題作『リヴァイアサン』が、いよいよ8/23(土)よりシアターイメージフォーラムで公開される(他全国順次)。公開に先立ち、監督のルーシァン・キャステーヌ=テイラーとヴェレナ・パラヴェルの来日がかなった。
両監督は、ハーバード大学「感覚民族誌学研究所」の人類学者でもある異色の映画作家。彼らが所属するこのラボは、美学と民族学との革新的な連携を推進し、アナログとデジタル両方のメディアをつかった探求の成果として『Sweetgrass』(2009 年ベルリン国際映画祭)、『Foreign Parts』(2010 年ロカルノ国際映画祭)、『MANAKAMANA』(2013 年ロカルノ映画祭)といった刺激的な映画作品群を生み出している。
来日期間中の7/22(火)、アンスティチュ・フランセ東京 2F エスパス・イマージュにて、『Sweetgrass』を日本初上映。上映後は、想田和弘さん(映画作家)もゲストに迎え、様々な映像を見せながら彼ら自身の創造とラボの活動について語る。
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|開催概要
日時
2014 年 7 月 22 日[火]
18:00 日本初上映『Sweetgrass』(上映時間=101 分 ※字幕無)
20:00 映像作品を上映しながらのレクチャーと Q&A(21:30 終了予定)
特別ゲスト:想田和弘さん(映画作家)
※入場無料
※上映当日 17:00 よりエスパス・イマージュ前にて整理券を配布。レクチャーからの参加も可能(ただし定員に達し次第締め切り)。
会場
アンスティチュ・フランセ東京 2F エスパス・イマージュ
〒162-8415 東京都新宿区市谷船河原町 15 アンスティチュ・フランセ東京内
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/
主催:東風 共催:アンスティチュ・フランセ日本
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|上映作品
『Sweetgrass』
101 分|35mm|2009|字幕無
監督: Ilisa Barbash, Lucien Castaing-Taylor
製作:ハーバード大学感覚民族誌学研究所
2003 年夏、数百頭の羊の群れがスクリーンをうめつくし、アメリカ最北西部にあるモンタナ州ビィートゥース山脈を縦走する。広大な緑の渓谷、雪におおわれた平地、道幅が狭く危険な尾根、年老いた羊飼いたち。300 キロにわたるダイナミックな旅の記録は、最後のアメリカン・カウボーイたちへの非感傷的で、あまりにも美しいエレジーである。
★『リヴァイアサン』 8/23(土)よりシアターイメージフォーラムにて公開(他全国順次)
公式サイト http://www.leviathan-movie.com/