【News】原一男ホームページがリニューアル&密着番組 9/12・14「ゆきゆきて、原一男〜反骨のドキュメンタリスト 70歳の闘争〜」WOWOWにて放送

原一男監督の公式サイトがリニューアルされました。
これから新作公開情報などを、随時更新していきます。
『CINEMA塾』アーカイブなど、中身を充実させていきますので、ぜひチェックしてください。

ドキュメンタリー映画の鬼才 原一男 公式ホームページ 
http://docudocu.jp/

<原一男監督よりコメント>

長く“休眠状態”だった、私(たち=疾走プロ+「CINEMA塾」)のHPを再オープンします。
これまで「DOCU×DOCU ドキュメンタリーという生き方」という“見出し”で、HPを開設していましたが、あれこれ、ややこしい状況やら、多忙やらの理由で、新規に更新をストップしていました。これじゃいけない、と長く焦っていましたが、このたび心機一転、再開する運びになりました。
私も今年70歳=「古希」になりました。「あと、何年生きられるかな?」の残りの時間との競争状態に突入したなと考えています。撮っておきたい新作の企画も、五指以上あります。つまりスピードアップしなければ、と焦り気味です。ですが、とにかく“くたばる直前までは全力疾走”で頑張るつもりです。したがってHPに書いておきたい事柄も、これまで以上にあるはずだと自分自身に言い聞かせています。
どうか、気が向いたときで結構ですので、HPをのぞきにきてくれれば、幸せです。

原一男監督の密着ドキュメンタリー『ノンフィクションW ゆきゆきて、原一男~反骨のドキュメンタリスト 70歳の闘争~』&『全身小説家』WOWOWにて放送

原一男監督の密着ドキュメンタリーが、WOWOWにて放送されます。
新作の撮影風景などもありますので、ぜひご覧ください。
また、合わせて『全身小説家』も放送されることになりましたので、あわせて宜しくお願い致します。

【放送日時】

ノンフィクションW ゆきゆきて、原一男
~反骨のドキュメンタリスト 70歳の闘争~
9/12(土)午後1:00 WOWOWプライム<初回>
9/14(月)深夜0:00 WOWOWプライム
http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/107043/

全身小説家
9/12(土)午後1:50 WOWOWプライム<初回>
10/13(火)午前4:15 WOWOWプライム
http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/106807/index.php?m=01

【内容】

世界的に著名なドキュメンタリー映画監督の原一男。映画『ゆきゆきて、神軍』などで、戦後日本を問い続けてきた彼が、70歳を迎え、2015年に発表する新作に迫る。
映画監督・原一男。かつて天皇の戦争犯罪を追及したアナーキスト奥崎謙三を追った『ゆきゆきて、神軍』や、小説家・井上光晴の虚構の生い立ちをつまびらかにした『全身小説家』などのメガホンを取り、日本のみならず世界に衝撃を与えたドキュメンタリストだ。1972年の『さようならCP』でデビュー以来監督した作品は1本の劇映画を含めわずか5本。そんな今年70歳の原が約20年ぶりに新作ドキュメンタリーを製作し公開するという情報がもたらされた。
早速、番組の取材班は原への密着を開始。だが、作品の製作が予定より遅れる一方、並行して進めようとする企画の数は増えるばかり。原の胸中には一体何があるのか?教授を務める大阪芸術大学での授業風景や、“伝説のドキュメンタリスト”原一男の人物像に迫るとともに、何故、彼が新作の出来に納得いかず苦しんでいるのか?その理由を探っていく。
世界的に著名な映画監督・原一男が新作ドキュメンタリーの完成にあと一歩のところで難渋している。“常に最新作こそ最高傑作である”“輝かしい過去の数々の傑作をあえて振り返らない”そんな原一男にして、70歳という年齢は時代とともに歩むドキュメンタリストの終わりの到来なのか?若いドキュメンタリストたちとの交流、まだまだ実現していない映画の夢、さまざまな企画が、原一男を立ち止まらせない。常に前進しようともがく、熱く焦燥に満ちた現在を追う。

原一男監督よりコメント

放送前夜
「また泣いたんだって! ヤダヤダ! 見たくない! 恥ずかしい!」と、相方のプロデューサー、小林佐智子がほざいてます。コンチキショー!

泣いてる姿を曝す私が一番恥ずかしいと思ってるのに!
ヒトの気も知らないで。
いやぁ、現場で何度も涙を流したなあ。
でも仕方ないよなあ、今回の取材は、私が貧乏だった頃の、過去の悲しい思い出を辿っていったわけだから。
私の故郷の山口県宇部市の炭鉱住宅跡や、山口市を訪ねました。
率直に言いますが、私は「母ちゃんっ子」です。父親である人を全然知りません。
母親は苦労して苦労して私たち子どもを育て上げてくれました。
そんな母親の事を語ると思わず涙がこぼれたって仕方ないやないか!
親子ほど年令の離れたディレクターが私を見て何を感じとったんだろうか?と、私にしても不安なもんですよ!
私は今回は撮られる側、いわばまな板の鯉。私がいくらヤキモキしたってなす術がないでしょ。
まあ、不様に写ってないことを祈るばかりです!
原一男 (2015年9月11日)

『全身小説家』

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