アーティストの創作過程を公開するプロジェクトの第一弾!
毎日1秒、原画24枚。
アニメーションができるまでの作業を、じかに見学できます。
「水江未来の細胞ワンダーランド!」
豊島区の旧朝日中学校を転用したアートファクトリー、にしすがも創造舎では舞台芸術を中心としたアーティストが作品を製作しています。
そこで普段は公開されることの少ないアーティストの創作過程を公開するプロジェクト「オープンファクトリー」を開始します。
閉校になった中学校を見学すると同時に、作品が完成するまでにアーティストはどのような過程を歩んでいるのかを知ることができます。
アニメーション作家水江未来の最新作の原画をにしすがも創造舎の教室や廊下、カフェに展示します。
前作がアヌシー国際アニメーション映画祭2012(世界最大といわれるアニメーション映画祭)で音楽賞を受賞するなど、近年海外からの評価も高まっている彼が制作中の最新作『WONDER』は、2012年4月1日より毎日一秒のアニメーションを発表し一年後に繰返しがない全くない365秒の抽象アニメーションが完成するというもの。1秒の動画に24枚必要な原画を、水江は全て手描きで描いています。細胞などをモチーフにした画風が特徴の水江未来の原画に誘われるように、観客はにしすがも創造舎の校舎を巡回することになります。また会期中には、にしすがも創造舎で行っている作画や色塗り作業も公開。その他最新作の途中経過や水江未来のインタビュー映像の展示やオリジナルのスタンプラリーなどもあり、アニメーションが出来上がるまでを堪能することができます。
事業概要
にしすがも創造舎オープンファクトリーvol.1 「水江未来の細胞ワンダーランド!」 日程 2012年9月13日(木)-16日(日)12:00~19:00 (最終入場18:30) * 9月15日(土)は公開作画を実施 会場 にしすがも創造舎 (受付:校舎1階カモ・カフェ / 入場無料、予約不要) |
アーティストプロフィール
水江未来(Mirai Mizue)
1981年東京都生まれ。2002年よりアニメーションの制作を始め、細胞や幾何学模様などをモチーフにした抽象的な作品を多数制作。世界4 大アニメーション映画祭すべてにノミネート経験があり、アニマドリード 2009(スペイン)では準グランプリを受賞。『MODERN No.2』はベネチア映画祭正式出品、アヌシー国際アニメーション映画祭2012音楽賞受賞。イラストレーター、デザイナーなど、活動は多岐に渡り、Eテレ/シャキーン!『ホンマツテントウ虫』や、テレ東『しまじろうのわお!』といった子供向け番組アニメーションにも携わっている。2012年4月より、毎日一秒のアニメーションを発表する『WONDER 365 ANIMATION PROJECT』を進行中。http://calf.jp/WONDER_365_PROJECT
会場 / お問合せ
にしすがも創造舎 (取材・お問合せ担当者:米原晶子)
〒170-0001 豊島区西巣鴨4-9-1
[都営三田線「西巣鴨駅」 A4(エレベーター出口)すぐ]
TEL 03-5961-5200 FAX 03-5961-5207
豊島区西巣鴨にある旧朝日中学校を活用したアートファクトリー。NPO法人アートネットワーク・ジャパンとNPO法人芸術家と子どもたちが共同で運営しています。体育館や教室を稽古場として貸出す他、校庭、校舎、体育館の特性を活かしたアートプロジェクトを展開しています。2008年から、元昇降口にカフェがオープン。地域とアートが出会う場所として、様々な人が訪れています。