山形国際ドキュメンタリー映画祭 2021 オンラインで開催!




YIDFF 2021プログラム見どころ

初のオンライン開催となる山形国際ドキュメンタリー映画祭 2021(会期:10 月 7 日 [木]~14 日 [木])

◆インターナショナル・コンペティション(15 作品)

・1989 年の山形映画祭第 1 回目から続くプログラム。今回は 114 の国と地域から応募された 1,155 作 品より 15 作品が選ばれました。 ・前回に続き選出されたのは3監督。フレデリック・ワイズマン監督は新作『ボストン市庁舎』において、 生まれ故郷であるボストンの行政府が民主主義の実践において担う多面的な活動にカメラを向けます。ト ラヴィス・ウィルカーソン監督は、アメリカ各地を家族でめぐり核実験とネイティブアメリカン虐殺の歴 史を掘り起こしてゆく『核家族』(エリン・ウィルカーソンとの共同監督)が選出されました。章梦奇 (ジャン・モンチー)監督は中国山間部の小さな村を舞台としたシリーズの最新作『自画像:47KM のお とぎ話』が上映されます。

・一国二制度が急速に揺らぎ言論の自由が脅かされる 2019 年の香港にて、重装備の警察に包囲され追い 詰められる民主化デモ隊の姿を、匿名の監督たちが克明に捉えた『理大囲城』や、イスラエル軍の元兵士 の証言をもとに構成される、アヴィ・モグラビ監督の『最初の 54 年間――軍事占領の簡易マニュアル』 をはじめ、最先端かつ多彩な映像表現を追求する作品が揃います。

◆アジア千波万波(18 作品)

・第1回山形映画祭で開催されたアジア・シンポジウム特別上映を機に始まり、「アジア・プログラム」 (1991、1993)、「アジア百花繚乱」(1995)とプログラム名を変えながらも、一貫してアジア各地 からの新しいドキュメンタリーを紹介し続け、1997 年から「アジア千波万波」として続くプログラム。 ・今回は 70 の国と地域から応募された 817 作品より 18 作品が選ばれました。 ・前回に続き選出されたのは3監督。韓国のソン・グヨン監督は前回の『ソウルの冬』に続き『午後の景 色』が、台湾の蘇育賢(スー・ユーシェン)監督は前回の『駆け込み小屋』に続き『駆け込み宿』が選出 されました。フィリピンのミコ・レベレザ監督は 2017 年から3回連続(2017:『ドロガ!』『ディス インテグレーション 93-96』、2019:『ノー・データ・プラン』)での入選で、今回の『沈黙の情景』 はカロリーナ・フシリエル監督との共同監督作品です。

・日本出身の監督作品としては、パリ第 8 大学において世界中から来た学生たちが文学とジェンダーとい う 2 つのテーマについて討論する姿を映す、ニシノマドカ監督の『言語の向こうにあるもの』、三度津波 に襲われた大船渡に生きるおんばたちの言葉を、詩人の新井高子氏が聞きとる様子をおさめた鈴木余位監 督の『東北おんばのうた―つなみの浜辺で』が選出されました。

★質疑応答
コンペティション 2 部門は、『発見の年』を除くすべてのオンライン上映作品で、質疑応答をライブ配信 する予定です。オンライン映画祭特設サイト「YIDFF ONLINE!」の作品詳細ページ内に記載される URL をクリックすると、Zoom ウェビナー画面が立ち上がり、質疑応答ライブ配信を見ることができます。質 疑応答では、監督への質問はテキストで受け付ける予定です。

※コンペティション2部門に選出された以下の作品のオンライン上映はございません。 『国境の夜想曲』『ヌード・アット・ハート』『スープとイデオロギー』[インターナショナル・コンペティション] 『怖れと愛の狭間で』『ベナジルに捧げる 3 つの歌』[アジア千波万波]

◆ともにある Cinema with Us 2021(4 作品)

・2011 年からスタートした東日本大震災関連特集プログラム。

・6回目となる今年は、4作品を選出。南三陸町を撮影で訪れており被災した我妻和樹監督が、震災翌年 に南三陸町で菓子づくりを再開したパティシエとボランティアとのかかわりを追った『千古里の空とマド レーヌ』、2015 年の「ともにある」で『自然と兆候/4 つの詩から』を上映した福島出身の岩崎孝正監 督による同作を含むオムニバス3部作『ふるさとに旅する』、『ナオトひとりっきり』(2015)続編で 2013 年から8年間の福島県富岡町のまちの変化を記録した中村真夕監督の『ナオト、いまもひとりっき り 2020』、村上浩康監督、山田徹監督、我妻和樹監督、海子揮一監督の4監督によるオムニバス映画 『10 年後のまなざし』を上映します。

◆その他
特別招待作品(1 作品)
世界のどこにでも起きている感染症で変わってしまった日常。2020 年から現在進行形のこの状況を照射 する『武漢、わたしはここにいる』を上映。

日本プログラム(5 作品)

日本に関わることがらを独自の視点で描いた作品を紹介する日本プログラム。

やまがたと映画(4 作品)

映画祭を育んだ土地を見つめる試みとして、第 10 回山形映画祭(2007)からスタート。

未来への映画便(3 作品)

高校生・大学生を対象とした上映と鑑賞ワークショップ。

ヤマガタ・ラフカット!(4 作品)

日本を含むアジア在住・出身作家によるラフカットの上映とディスカッション。