【Info】短篇映画研究会〈女性作家シリーズ〉

 

短篇映画研究会【女性作家シリーズ】

1936年、日本初の女性監督・坂根田鶴子が劇映画『初姿』を発表。以後現在に至るまで多くの女性作家が映像表現に取り組んできました。記録映画界では、1951年に『しおひがり』を演出した中村麟子をはじめ、個性豊かな女性作家が続々と登場、独自の世界を切り拓いてきました。短篇映画研究会では、長年に亘り記録映画を手掛けてきた5人の作家【中村麟子・時枝俊江・藤原智子・渋谷昶子・羽田澄子】の作品を上映します。

主催:短篇映画研究会 http://d.hatena.ne.jp/tancho/
お問合せ先:清水(電話:080-5468-3251/mail:shimizu4310@bridge.ocn.ne.jp
会費:500えん(作品資料付き/映画は鑑賞無料)

第119回 女性作家シリーズ(1) 中村麟子
2012年4月29日(日/祝) 14:00~15:45(上映時間:91分)

中村麟子(なかむら・りんこ 1916-2009)
福岡県柳川市生まれ。日本女子大学文学部国文学科卒。1944年日本映画社に入社、科学映画作家の太田仁吉らの助手を務める。1951年『しおひがり』を初演出。同年の日映科学映画製作所創立に参加、『せんたく』(1952)『真空の世界』(1953) などの科学映画が高く評価される。以後は『谷間の学校』(1956)『文楽』(1969)『よみがえる金色堂』(1970)『五島列島の若者組』(1986) など、幅広い分野の作品を演出。2008年には91歳で「科学映画と私 ある女流映画監督の回想」(文芸社)を上梓する。

【上映作品】
『こどもたちの目』 1957年/22分/白黒
制作:日映科学映画製作所 脚本・演出:中村麟子
■中学生たちが演じる「話し合い劇」から、理想の親・悪い親の姿を探る。

『小さな芽ばえ』 1958年/35分/白黒
制作:日映科学映画製作所 脚本・演出:中村麟子
■知的障がいを持つ子供たちのために設けられた「特殊学級」の役割を描く。

『五島列島の若者組』 1986年/34分/カラー
制作:記録映画社 脚本・演出:中村麟子
■長崎県福江島に今も残る年齢集団「若者組」の共同作業の記録。

上映協力:東京都立多摩図書館
※製作から30年以上経ったカラーフィルムは褪色している場合があります。

会場:千代田区立日比谷図書文化館(旧・日比谷図書館)4階会議室
都営地下鉄三田線 内幸町駅 A7出口より徒歩3分
東京メトロ 丸の内線/日比谷線/千代田線 霞ヶ関駅 C4・B2出口より徒歩5分
地図:http://hibiyal.jp/hibiya/access.html