「文化なしごと 創造事業」の”研修プログラム”の一環として製作された、福島県南相馬市に残る映画館「朝日座」をめぐるドキュメンタリー映画『朝日座』(監督:藤井光)。現在も制作途上である『朝日座』の最後の撮影シーンとなる、朝日座で実際に映画が上映される場面のエキストラ出演者を募集します。今回、一般の方々が演じるのは、映画館を訪れる「観客」です。『朝日座』(60分)が実際に劇場で上映され、その映像を見つめ、語り、聞く人々を演じます。映画館を訪れる観客を演じながらも、制作途上の映画を鑑賞し、映像を見ること/つくることを経験し、そこから朝日座とこの土地の未来の物語について思考をめぐらせます。今回の撮影を経て映画『朝日座』は完成し、作品は山形国際ドキュメンタリー映画祭2013で上映されます。その後、各国の国際映画祭に出品予定です。
■募集要項
・日時:2013年9月22日(日)
・会場:朝日座 (南相馬市原町区大町1-120)
・集合:13:00
・撮影:13:30-17:30
・対象:どなたでもご参加いただけます。※演技経験は問いません
・服装:普段通りの恰好でお越しください。
・交通:原ノ町駅は、震災の影響により相馬-原ノ町区間のみ運行。福島駅または仙台駅からの高速バスをご利用ください。
・車でお越しの際は、朝日座の裏に駐車スペースがございます。
・申込方法
以下の情報を記載の上「朝日座」と明記し、2013年9月19日(木)必着で下記へお申込みください。
申し込みはFAXまたはEメールにて受付ます。
1. 氏名(ふりがな)
2. 郵便番号・住所
3. 撮影当日連絡が取れる電話番号
・申込先
一般社団法人コミュニティシネマセンター
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 5F
FAX:03-3461-0760 E-mail:film@jc3.jp
★クラウド・ファンディング
映画『朝日座』を多くの観客に開かれた形で公開するには、作品の質を高める追加撮影と編集、そして優れた宣伝活動が必要になり、多くのみなさまのご出資・ご協力が必要となっています。詳しくは『Motion Gallery』と共同で寄付を募る『独立映画鍋』のサイトをご覧下さい。http://eiganabe.net/
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監督プロフィール
藤井光、1976年東京生まれ。映画監督・美術家。パリ第8大学美学・芸術第三博士課程DEA卒。自然災害を含む、政治的、経済的、精神的な痛みを被る人間の危機的な状況において、芸術表現は何処へ向かうかを問い続けている。その多くは固定カメラで撮影される静的な映像で、映画と現代美術の区分を無効にするその活動は国内外の美術館・映画館で発表されている。
http://hikarufujii.com/
朝日座
芝居小屋兼活動写真館として「旭座」という名称で1923年に開館する。町のシンボル的な存在であったその建物は町の中心に佇み、歌舞伎・映画だけでなく、町民の発表の場として賑わう。1952年に名称を「朝日座」に改め、映画全盛の時代には年間入館者数が20万人を超える。その後、テレビ放映の普及、レンタルビデオショップの増加など流通の多様化の影響を受け、徐々に入館者数は減少していく。1991年に閉館してからも「朝日座を楽しむ会」が定期的に上映活動を続けている。
http://asahiza.blog.shinobi.jp/
映画「ASAHIZA」
監督:藤井光
音楽:大友良英
製作:ASAHIZA製作委員会|文化なしごと人コンソーシアム(一般社団法人コミュニティシネマセンター/合同会社teco LLC/NPO法人20世紀アーカイブ仙台/有限会社コンテンツ企画)+朝日座を楽しむ会