優しい作風の影にある”本当の新美南吉”に迫る
俳優・演出家である奥村拓が主宰するオクムラ宅は、この度、新美南吉生誕100年に合わせて『新美南吉の日記 1931-1935』を東京、愛知、福岡で上演します。 新美南吉は『ごんぎつね』や『手袋をかいに』で有名な童話作家です。
「私は、私が卑しいものである事を、美しい彼等に知られる事が恐しい。」
「貧乏人のきたない出来ない子が、手をつかむと、いやになる。」
優しく、美しい物語を紡いだ童話作家・新美南吉の意外な言葉。 17〜22 歳の頃に彼が書いた日記から、「本当の新美南吉」に迫ります。 昨年上演し好評を博した作品を2013年の生誕100年に合わせて三都市で上演します。新美南吉を敬愛する奥村拓が、この機会に新美南吉という人物やその作品に少しでも興味を持ってほしいと考え、作った作品です。
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新美南吉の日記 1931-1935
福岡(CAFE DE FAN FAN)10 月 12 日〜14 日
愛知(来教寺)10 月 19 日、20 日
東京(土間の家)10 月 25〜27 日、11 月 1〜3 日
前売り 1,500〜2,000 円
原作:新美南吉 脚色・構成・演出:奥村拓
出演:根岸絵美、今野太郎、中野あき、西村誠太
★詳細はこちら http://okumurataku.com/
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|オクムラ宅
2010 年活動開始。利賀演劇人コンクール 2011に出場。『紙風船』を上演。出演の牛水里美(黒色綺譚カナリア派)が優秀演劇人賞を受賞(賞状と副賞 100 万円を授与)。2012 年 10 月、奥村拓が『まばたき』で第 12 回 AAF 戯曲賞最終候補。
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|コメント
世田谷下馬の土間の家にて、オクムラ宅『
役者はいずれも若い人だったが、
面白かったのは、日記は当然本人の主観で書かれているわけだが、奥村拓は記述の随所に容赦ない批評を加えるとともに、新見に書かれた人物の心境を大胆に導入することによって
ドラマを成立させているということだ。従って後半はフィクションなのかもしれない。
僕は新美南吉という人物に格別の思い入れはないが、しかしこの芝居はとてもよかった。
オクムラ宅はこれがまだ第三回公演の若い劇団だ。僕は彼らの次の公演も観るだろう。『新美南吉の日記』
あ、あと積み木!
佐々木敦氏 (@sasakiatsushi 2012年11月3日のツイートより)
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|お問い合わせ
TEL:080-3480-6644 E-mail:okumurataku@gmail.com(担当:奥村)