【News】12/9-12 Tokyo Docs 2013 (国際共同製作支援イベント&上映会)@千代田放送会館 

Tokyo Docs 2013file 目指せ! 国際共同製作

 Tokyo Docsは、ドキュメンタリーの国際共同製作を支援する国際イベントです。

   1:アジアン・プロデューサー・ミーティング&シンポジウム(9日)
   2:ピッチング・セッション(10〜12日)
   3:ドキュメンタリー上映会&ワークショップ(9〜12日)
     ※上映会のみの参加は無料!

Tokyo Docsでは入場者を募集しています。
様々なイベントを観覧できるだけでなく、海外からのゲストに直接会う機会も少なくありません。国際共同制作に興味がある方、自らの企画を提案したい方、秀逸なドキュメンタリー画を探している方など、是非、お越しください。

また、優秀ドキュメンタリー作品の上映会を連日行います。上映会のみご参加の方は無料です。上映後に、プロデューサーらによるトークセッションを予定しています。

【日時】  2013年12月9日(月)~12日(木) 
【場所】 千代田放送会館(東京都千代田区紀尾井町1-1)
     ※地下鉄南北線「永田町駅」有楽町線「麹町駅」徒歩5分
【主催】 特定非営利活動法人東京TVフォーラム(略称TTVF)
    一般社団法人全日本テレビ番組製作社連盟(略称 ATP)

【料金】  20000円
(全日程・全イベント有効)
         1000円(学生、1日券) ※上映会のみ参加の方は無料

【公式サイト】http://tokyodocs.jp/2013/

【申し込み・問合せ】 
Tokyo Docs 実行委員会事務局(ATP事務局内)
           電話:03-6205-7858 メール:info@ttvf.jp
【イベント内容】

・シンポジウム 「アジアを結ぶドキュメンタリー」
[9日 11:00〜13:00]
アジア各国でドキュメンタリー制作に携わるプロデューサーが、それぞれの国のド キュメンタリー制作事情を報告し、さらに国際共同製作を通じてお互いが連携を 深めて行く可能性と意義を話し合います。中国、韓国、インド、シンガポール、マ レーシア、ベトナム、タイ、インドネシアのプロデューサーが参加予定です。

・アジア・プロデューサー・ミーティング [9日 14:30〜17:00]
日本のテレビ番組製作会社などのプロデューサーと、アジアのプロデューサーが 情報交換を行う個別ミーティングで、今回が初めての試みです。お互いの専門分野や、暖めているドキュメンタリー企画の情報を交換し、国を超えてプロデューサ ーどうしが連携していく可能性を話し合います。

・ピッチング・セッション(国際共同製作に向けた公開企画提案会議) 10〜12日
事前に Tokyo Docs 実行委員会が選考した企画を、制作者自らが直接、海外の デシジョンメーカー(番組提案の採択権限を有する TV 局プロデューサーやドキュ メンタリー制作支援団体のプロデューサーなど)に提案する会議です。トレーラー (企画を説明する短い映像2~3分程度)を使いながら 8 分以内でプレゼンを行い、 さらに 7 分の質疑応答を行います。今年は日本の企画 20 本とアジアからの企画 4 本がプレゼンされる予定です。

※他、ワークショップ [11日15:30〜、12日]、海外ゲストによるプレゼン[9,10日]あり。詳細は公式サイトをご確認いただくか、事務局(03-6205-7858)までお問い合わせ下さい。


【上映会情報】

Tokyo Docs 2013 ドキュメンタリー上映会 & ディスカッション
           会場:千代田放送会館2Fホール

12月9日(月)14:00  
『渚のふたり』Planet of Snail
(監督:イ・スンジュン /韓国・日本/2011)
※2014年2月15日よりロードショー

ソウル近郊で暮らす大学生、ヨンチャンは、幼児の時、視力も聴力も失った。しかし妻とともに、自分の夢を忘れずに毎日を明るく前向きに生きている。ヨンチャンの青春を見つめる。アジア映画として初めてアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞。NHKでは「僕はカタツムリ」のタイトルでTV版が放送された。今回は2014年2月公開予定の劇場版を特別上映。


<上映後 トークセッション>
 キム・ミンチュル(プロデューサー)×山上 徹二郎(シグロ代表取締役)

12月9日(月)16:30 
『光と影 不朽のアジアの影絵劇』The Immortal Shadows
(監督:西 佳彦&タン・シアンチン/マレーシア・日本/2013)

日本とマレーシアのプロデューサーが、総務省が行った国際共同製作プロジェクトの一作として制作したドキュメンタリー。マレーシアの伝統的影絵劇、ワヤン・クリを守るダラン・サビが、歴史ある芸術を残すため40日間のマラソン影絵劇を行った。一方日本でも、江戸時代に流行った写し絵を再現しようとする劇団がある。2つの国で影絵劇を守ろうとする人々の姿を描く。

<上映後 トークセッション>
 眞山 香織 (コスモ・スペース プロデューサー)×シュンミン・ロー (Image Farmプロデューサー)
 <モデレーター> ケイコ・バン(Bang Singapore Pte. Ltd.)

12月10日(火)16:30
『選挙』CAMPAIGN
(監督:想田 和弘/日本・アメリカ/2007)

自民党に白羽の矢を立てられ、縁もゆかりもない川崎市議会議員の補欠選挙に出馬することになった男の選挙活動を追ったドキュメンタリー。政治に関しては全くの素人である山内和彦を当選させるため、元首相・小泉純一郎を筆頭に多くの著名人が奮闘する。日本でのヒットを前にBBCのニック・フレーザープロデューサーに見いだされたこの作品は、国際共同製作プロジェクト「世界の民主主義」に採用され、52分のTV版が世界各国のTV局で放送された。

<上映後 トークセッション>
 ニック・フレーザー (英BBC コミッショニング・エディター)×想田和弘(映画監督)

12月11日(水)16:30
『シュガーマン 奇跡に愛された男』Searching for Sugar Man
(監督:マリク・ベンジェルール/スウェーデン・イギリス/2012)

70年代に2枚のアルバムを出して姿を消した一人のミュージシャンと、彼の楽曲が辿った数奇な運命を描き、アカデミー賞など数々の映画賞に輝いた感動の音楽ドキュメンタリー。米国では売れることなく姿を消したシンガー、ロドリゲスの音楽は、南アフリカで反アパルトヘイトの象徴として伝説的ヒット曲となっていた。90年代になり、熱狂的ファンたちがロドリゲスの消息を探り始めると、思いもよらぬ真相が明らかになる。

<上映後 トークセッション
 松江 哲明(映画監督)×森 直人(映画評論家)

12月12日(木)14:00 
『我々のものではない世界』A World Not Ours
(監督:マハディ・フレフェル/パレスティナ・アラブ首長国連邦・イギリス/2012)
※山形国際ドキュメンタリー映画祭2013 大賞受賞作品

北欧に移住したパレスティナ難民の監督が、かつて住んだレバノン南部のパレスティナ難民キャンプに里帰りするたびに撮影した映像と、父の残したホームビデオなどを織り交ぜ、家族や友の歴史、難民キャンプの変貌を、素直な語り口ですくい上げる。パレスティナの置かれている悲劇的な状況が、当事者でもなく、完全な第三者でもない視点から紡がれていく。タイトルは1972年に暗殺されたパレスティナ人作家、ガッサン・カナファーニーの小説名がとられている。
(作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭)

<上映後 トークセッション>
   中村 高寛(映画監督)×藤岡 朝子(YIDFF東京事務局ディレクター)

IMG_1483b            マハディ・フレフェル監督(山形国際ドキュメンタリー映画祭)

名称未設定-4