【News】12/20〜 “幻”の中村隆太郎初監督作品が 20年の沈黙を破って初ロードショー!『ちびねこトムの大冒険 地球を救え!なかまたち』@トリウッド

大橋学・小倉宏昌・沖浦啓之・斯波重治・川井憲次  
藤田淑子・野沢雅子・中尾隆聖・高山みなみ・大塚明夫……


豪華キャスト・スタッフが揃った、”幻”の中村隆太郎初監督作品が
20年の沈黙を破って、いよいよ初ロードショー! 

『ちびねこトムの大冒険 地球を救え!なかまたち』 

バブル期に企画され、6万に及ぶ総作画枚数と5年の歳月をかけて制作されていた本作品は、当初の製作費を大きくオーバーし、またバブル崩壊が重なったことで制作が一時ストップ。SU企画が協力し中村隆太郎監督が1992年に最後まで作り上げたものの、配給のノウハウがなかった為、一部のTV放映や地方での上映会などでの公開にとどまり、アニメファンの多くはもちろん、業界関係者でさえもがほとんど作品に触れる機会に恵まれず、“幻”の作品となっていました。

しかし、SU企画の杉田社長と明石光弘氏が中心となり、5年前から上映に向けての活動が再開され、22年目の2014年、晴れて“初”ロードショーが実現します。

本作品の重要なモチーフとなっている環境問題は、現在でも解決の方向さえ定まっていません。更に、2011年3月の東日本大震災は、この作品がテーマとする「人間と自然、そして人間同士の“つながり”」について、社会全体が改めてその価値を見直す契機ともなりました。そんな“今“だからこそ、『ちびねこトムの大冒険  地球を救え!なかまたち』の訴えかけるものは、20年前よりも更に深みを増しています。

長い年月をかけて丁寧に書き綴られた、中村監督を始めとする錚々たるスタッフのメッセージを、暖かみのある手描きのセルアニメを堪能して下さい。

【物語】
待ちに待った夏休みの最初の日、ヤポーニャ国のトムと仲間のちびねこたちは、かねてから立てていた冒険の計画を実行する。目的地は、最近変な音と光を発しているピント山。「その正体をつきとめに行こう!」そんなちっぽけな冒険が、実は、みんなが知らないところで壊れ始めていた地球を救う大冒険の始まりだった…!

【解説】
「serial experiments lain」「グスコーブドリの伝記」「キノの旅 the Beautiful World」など、独特の映像感覚が鮮烈な印象を残す傑作を放ち、惜しまれつつ昨年逝去された、現代日本アニメ界が誇る鬼才・中村隆太郎。彼が構成・絵コンテから脚本までを手掛けた“幻”の初監督作品「ちびねこトムの大冒険」が、約20年振りに甦ります。

※なお、2015年夏に向けて、もっと多くの方々にご覧になって頂けるよう、本作の完全デジタル化をめざし、資金を募っています。今回の上映は、その第一歩となるものです。

【作品情報】

『ちびねこトムの大冒険 地球を救え!なかまたち』
(1992年/81分)

トム:藤田淑子 エイミー:佐野量子 マーク:野沢雅子 ボブ:中尾隆聖 アレックス:高山みなみ ローラ:かないみか チキ:坂本千夏
レオニス:大塚明夫 クロエ:鶴ひろみ ルド:飛田展男 ランマル:小林優子 マイケル:山口勝平 ドーン:堀勝之祐

監督・構成・脚本・絵コンテ:中村隆太郎
キャラクターデザイン・作画監督:大橋学
美術監督:小倉宏昌
色彩設定・色指定:片山由美子
撮影監督:高橋明彦
編集:瀬山武司 音楽:川井憲次
音響監督・録音演出:斯波重治 
配給:SU企画

公式HP
http://chibinekotom.com/

2014年12月20日(土)より、20年振りの冒険が始まる!

12/20(土)~1/5(月)14:30/16:30/20:00 
※12/29(月)~1/1(木・祝)は休映

1/7(水)~1/18(金)(14:30)16:30
※カッコ内は土日祝日のみ
※平日火曜日は定休

当日一般1,300円 大学・専門・シニア1,100円
中高1,000円 小学生700円

親子割引あります!
どんな組み合わせでも大人1名+子ども1名で1,800円
※子ども1名追加につき+600円

世田谷区在住の親子は更にお得!
(世田谷親子割)大人1名+子ども1名で1,500円
※子ども1名追加につき+500円

【上映のお問い合わせ】 
下北沢トリウッド 03-3414-0433 
tollywood@nifty.com
受付:営業時間内(火曜日定休)