【info】竹馬靖具監督最新作『蜃気楼』製作発表イベント【9.18-9.19】


竹馬靖具監督最新作『蜃気楼』製作発表イベント
9月18日(火)・19日(水) 連日 21:00~  オーディトリウム渋谷にて始動!

 国内外問わず、全世界からの寄付(個人:1口3千円/企業・団体:1口3万円)で製作するという新しい方法に挑戦している竹馬靖具監督の長編第2作『蜃気楼』http://chiyuwfilm.com/の製作発表イベントが、9月18日(火)・19日(水)両日21時より東京のオーディトリウム渋谷http://a-shibuya.jp/で開催される。

『今、僕は』と『蜃気楼』特報映像を特別上映。18日上映後のトークショーでゲストとして出演するメディアライターの佐々木俊尚氏も、「つながり」によって新たな映画の地平を切り拓く『蜃気楼』に相応しい。19日には竹馬監督とも親交のある映画監督の小谷忠典氏『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』今冬公開)も登壇する。

レインダンス映画祭(イギリス)など、計5カ国の映画祭で招待上映を果たし、国内でもロングランロードショーになった、竹馬靖具の前作『今、僕は』。また宮崎将、山中崇、ももいろクローバーも出演した真利子哲也監督の話題作『NINIFUNI』において脚本を担当した際には、郊外の風景と青年という極めて現代的な風景を描いた。この現代的な風景こそ、竹馬靖具の作家性であり、それはある意味では非常にドキュメンタリー的ともいえる。
現在撮影中の新作『蜃気楼』でも、東京近郊に住み、社会的弱者から搾取する「囲い屋」という仕事を生業としている青年を主人公として描く。

「現代」を強く、そして自由に描く作家、竹馬靖具の新作製作発表の場は、その作風と同じく、いかにも「今らしい」イベントだ。
イベントの入場料金は1000円均一だが、プレス関係者、及び一般の人でもTwitterやブログ等での宣伝に協力する場合、料金は完全チップ制(極端な話、1円でも映画が見られる!)で招待するという。このような形の料金形態は、映画館としても初の試みのよう。

竹馬靖具のドキュメンタリー性は、どこまでも前衛でいたいというその志の高さにあるのかもしれない。そんな彼の新しい形の映画作りに期待し、9月18日と19日には是非とも駆けつけるべきではないだろうか。
イベントのキャッチコピーにもあるように、「新しい日本映画の当事者」になるために。

|『蜃気楼』

メインキャストは、映画監督の小水一男を父に持ち、河瀬直美監督『朱花の月』でデビューした小水たいがと、世界的ダンサーの田中泯に決定。さらに舞台でも活躍する足立智充の他、各ジャンルから賛同を得て始動している。竹馬監督が脚本も手掛け、撮影は佐々木靖之が担当。プロデューサーは汐田海平。chiyuw製作。

あらすじ

東京近郊の地方都市に住む主人公の男は、社会的弱者から搾取するという、最も底辺の仕事を生業としている。そこでの生活は淡々と過ぎて行くが、同僚であるミツオとの出来事や、ある男との再会をきっかけに、記憶を巡る旅が始まる。そして、この物語と並行して進んで行く、もう一つの世界。その二つの世界がつながる時、主人公の前に現れたものとは――。

 「最小の要素から、最大の効果を生み出す」映画作家としての優れた資質が竹馬靖具氏に備わっていることは、驚異的処女作『今、僕は』を観れば一目瞭然だった。だからこそ、これほど第二作目を待望し続けた人もいない――早い話が、なんとしても『蜃気楼』を観たい!
――ライムスター宇多丸(ラッパー/ラジオパーソナリティ)

 ―

 |作品情報

『今、僕は』 2007/87分/DV/color
監督/脚本/編集/プロデュース:竹馬 靖具
撮影/編集:宗田 英立大 アシスタントプロデューサー:橋本 大典
助監督:留畑 龍也 録音:安田 雄大 スチール:小林 純一
製作・配給:chiyuw
主題歌:新居 昭乃「囁く菫」
出演:竹馬 靖具 藤沢 よしはる 弁(久藤今日子)  志賀 正人
公式HP http://www.ima-bokuwa.com/

 ヨーロッパの映画祭を激賛と涙流の渦に巻き込んだ、新鋭竹馬靖具、驚愕のデビュー作。ひとりの若者の閉ざされた心理を、いっさいの音楽を排除してリアリティーを追及し描いた衝撃のフィクション誕生。母親と二人きりの生活。ゲーム、漫画、カップラーメン。息苦しいまでの体臭とゴミの匂いまでも漂ってくるような生々しい描写。部屋に沈殿する不純物とローカル都市のありふれた風景。あの日母に暴力をふるった。得体の知れない“憤怒”にかられて。本格的に出口を失った若者の真の再生はやってくるのか。

 『この映画を独学で撮ったとは!凄まじい才能の出現である』
――想田和弘(「演劇1 演劇2」監督

|『蜃気楼』 ※特報映像

瀬田なつき監督『あとのまつり』『5windows』の撮影や濱口竜介監督『PASSION』の照明も担当した佐々木靖之をカメラマンに迎え、前作よりも洗練された映像世界を切り取る『蜃気楼』。既に撮影済みのシーンの中から厳選した、パイロット版を『今、僕は』上映後に、初披露。

 ―

|スケジュール

2012年9月18日(火)19日(水)21:00~

|プログラム

・『今、僕は』+『蜃気楼』特報映像 上映
・竹馬靖具とスペシャルゲストによるトークイベント
 ※18日=佐々木俊尚氏(メディアライター) 19日=小谷忠典氏(映画監督)
・『蜃気楼』監督・キャストによる舞台挨拶

| 料金

「蜃気楼プレス」(*)の方の入場料金=チップ制(お客様に入場時に料金を決めていただきます)
(*)当日劇場受付窓口にて今後の『蜃気楼』制作/上映にあたっての告知協力をいただけるツイッター/フェイスブック/ブログとアカウントおよびメールアドレスの登録が必要になります。支払われたチップは当日のサービスに対して頂くものですので、劇場・運営に充てられます

「蜃気楼プレス」のご登録をされない方の入場料金=1000円均一

| 会場

オーディトリウム渋谷 http://a-shibuya.jp/archives/3715

|お問い合わせ

info@chiyuwfilm.com