没後10年特別企画 土本典昭特集
〜土本典昭と同時代を生きた仲間たち〜
水俣病を撮り続けたドキュメンタリー映画の巨匠、土本典昭監督が亡くなって今年で10年。代名詞である『水俣—患者さんとその世界—』『不知火海』などの水俣シリーズ、『ある機関助士』『ドキュメント 路上』などの貴重な初期作品やアフガニスタン関連作品など計26作の土本作品に加え、同時代作家たちの作品群も同時上映する記念上映会を開催いたします。監督を偲ぶ多くの関係者によるトークも連日開催予定。この機会にぜひ足をお運びください。
日程
6/16(土)〜29(金)
場所
ポレポレ東中野 地図
東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル地下
03-3371-0088
料金
当日 :
一般 1500円 / 大学・専門・シニア(60歳以上) 1200円
高校生以下1000円/ 3回券 3300円
前売 :
フリーパス(限定20枚) 20000円 / 3回券 3300円
主催
シグロ+ポレポレ東中野
企画
旧土本スタッフ有志一同
土本典昭 TSUCHIMOTO Noriaki
1928年生まれ。56年、岩波映画製作所に臨時雇員として入社。翌年、岩波映画製作所を退社。以後フリーとして同社の映画制作に携わる。63年「ある機関助士」で、芸術祭文部大臣賞やベルリン映画祭青年文化賞など国内外の映画賞を受賞。翌年に発表した「ドキュメント路上」は、ヴェネツィア映画祭特別審査員賞を受賞する。65年のテレビ作品「水俣の子は生きている」を経て、70年代より水俣病問題を取材した自主製作映画の連作を開始。原発問題をテーマとした「原発切抜帖」(82)「海盗りー下北半島・浜関根ー」(84)、内戦下のアフガニスタンを取材した「よみがえれカレーズ」(89)など、常に同時代の社会的問題に対峙した映画製作を貫き、ドキュメンタリーの今日的意義を提起する創作活動を展開した。2008年6月24日没。