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―被災者を被災者という過剰なイメージから解放する―
『それからの海（ロング・バージョン）』
東京初上映
入場無料！
１１月１７日、第２２回映画祭TAMA CINEMA FORUMにおいて、
『それからの海（ロング・バージョン）』（高橋陽一郎監督）を上映致します。
本作は、今年３月にＮＨＫで放映されて話題を呼んだドラマ『それからの海』（73分）の再編集版（147分）です。今回が東京初上映！しかも入場無料！
今後の上映は未定なため、大変貴重な機会となるかもしれません。
『それからの海』は、岩手県田野畑村を舞台に、被災した方々と一緒に作られたドラマです。
現地の人が漁師や仮設住宅の住民、友人役などで多数出演しています。
被災した田野畑村の風景を静かに捉え、現地の方々が彼ら自身の役を演じてプロの俳優と共演する本作は、いわば被災者を被災者という過剰なイメージから解放する作品だと言えましょう。
ドキュメンタリー／フィクションの二項対立を越えた先……に生まれたものを、ぜひご覧ください。
過去に当映画祭で上映した『日曜日は終わらない』などで知られる、高橋陽一郎監督の最新作です。
「3.11」特別先行プレビューPART1
日時：2012年11月17日（土）10:45開場 11：00開始
料金：無料
会場:ベルブホール（京王・小田急永山駅から徒歩３分）
プログラム：
11:00〜『それからの海（ロング・バージョン）』 上映
13:35〜トーク ゲスト：高橋陽一郎監督、鍋山晋一氏
http://www.tamaeiga.org/2012/program/#program10
【作品情報】
『それからの海（ロング・バージョン）』
2012／147分／製作：NHK
監督：高橋陽一郎
原案：吉村昭「漁火」
作：櫻井剛
音楽：松本俊明
出演：一青窈、三浦誠巳、鍋山晋一ほか
【ストーリー】
舞台は岩手県の沿岸にある田野畑（たのはた）村。津波で母親を亡くした中学１年生の少女・一香は、腕の良い漁師で厳格な祖父・朝夫、津波で漁船を流してしまった父・喜一と仮設住宅で暮らしている。そこに、数年前にこの村の海で夫を亡くした公子が、当事、お世話になった漁師たちを心配し、小学生の息子・司を連れて訪ねてくる。一香と司、喜一と公子の心の交流を、被災地の現状を交えながら描く。
第22回映画祭 TAMA CINEMA FORUM
HP：http://www.tamaeiga.org/2012/
★今年の当映画祭では、他にも注目のドキュメンタリー作品が上映されます！ ぜひ足を運びください。
○ 11/17（土）全身弁護人
『死刑弁護人』『光と影〜光市母子殺害事件 弁護団の300日〜』
（両作とも監督：齋藤潤一）
http://www.tamaeiga.org/2012/program/#program27
○ 11/20（火）TAMA NEW WAVE ある視点―「3.11」を経て、現在の日本を見据える―
http://www.tamaeiga.org/2012/program/015.html#2
○11/23（金・祝）被災地の鼓動—高校生が奏でる希望の光—
『うたごころ 2011年版』（監督：榛葉健）
http://www.tamaeiga.org/2012/program/index.html#program21
○ 11/23（金・祝）SRシリーズ TAMA映画賞特別賞受賞記念
『スリングショット・ヒップホップ』（監督：ジャッキー・リーム・サッローム）
http://www.tamaeiga.org/2012/program/index.html#program22
○ 11/24（土）近くて遠い国—在日の方から見た北朝鮮—
『ディア・ピョンヤン』（監督：ヤン・ヨンヒ）
http://www.tamaeiga.org/2012/program/index.html#program23
【問い合わせ】
TAMA映画フォーラム実行委員会事務局
電話：080-5450-7204（直通）
E-mail: info_at_tamaeiga.org（_at_を@に変えてお送りください）
