今年で17回目となる、ゆふいん文化・記録映画祭は6月27日(金)~29日(日)に開催されます。松川賞の募集は始まっており、締切は4月10日です。松川賞は故・松川八洲雄監督を偲び、第11回目から設けられた賞で、その表彰と上映は、最終日(日曜日)の午後に行われる映画祭のメインイベントの一つ、になっています。この賞の特徴は60分以内の短編と中編を対象にしていることで、松川監督の作品を始めとして、これまでゆふいんが取り上げてきた文化映画の流れを引き継いでいます。実行委員長の清水聡二さんは「世界中で量産され、使い捨てられ、マス・メディアやネット上に流され続けてゆく『映像』の洪水と対峙しながら、新しい『記録映像の可能性』を切り拓いてゆきたい…」と語りますが、のどかな農村の風景が拡がる、かつて隠れキリシタンの里であった歴史を持つ盆地から、文化や社会を深く見つめた「作り手の思いがくっきり見える」作品を求めています。詳細はホームページにて。(neoneo編集室)
【Report & Interview】ゆふいん文化・記録映画祭~地方の映画祭の可能性を探る~ text 藤田修平