【News】新作・プレミア上映多数! 3/1〜15 第3回江古田映画祭 3・11 福島を忘れない

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第3回 江古田映画祭―3・11 福島を忘れない―

江古田映画祭は3回目。福島原発事故の問題は、三里塚・水俣・ベトナム戦争の問題とも通底し、生きる条件を根こそぎ奪うものだと考えた私たちは、ドキュメンタリー22作品を用意しました。いずれもずしんと心に響くものです。今回は武蔵大学との共催。初めてお披露目するプレミア作品もあります。映画監督がこれほど勢ぞろいするのも画期的なことです。一緒に江古田映画祭を盛り上げましょう。

【日時】 2014年3月1日(土)~3月15日(土) 15日間
【会場】 3月1日(土) 武蔵大学 1号館地下1002シアター教室
                 〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1 
      ※『三里塚エレジー』と『日本解放戦線・三里塚の夏』を無料上映

     3月2日(日)~15日(土)ギャラリー古藤 
      〒176-0006 東京都練馬区栄町9-16
      電話 03(3948)5328  
      ※西武池袋線「江古田」駅南口徒歩5分 武蔵大学正門斜向かい
       都営大江戸線「新江古田駅」A2出口徒歩7分
       西武有楽町線「新桜台」駅2番出口徒歩6分

【料金】 ギャラリー古藤での上映(3/2-15)1回につき
                   大人 予約 1,000円・当日1,200円 
                   大学生・高校生800円 中学生以下無料     
                   チケット3枚つづり 2,700円

     ※トークがある場合も上記料金に含まれます。
     ※予約優先入場  各回40名。定員制。
      チケットは、電話・メールでの予約をお願いします。

【予約・申込】 ギャラリー古藤  03-3948-5328 
        メールアドレス fwge7555@mb.infoweb.ne.jp

江古田映画祭facebookページ  https://www.facebook.com/ekodaeigasai
ギャラリー古藤ホームページ  http://furuto.art.coocan.jp
(作品情報など掲載)


【タイムテーブル】※クリックすると拡大します

3ekodaeigaura1【上映作品情報】

『三里塚エレジー』(監督・撮影:大津幸四郎 監督・編集:代島治彦)2014 ※初上映 
国家の暴力的な空港建設に抵抗す る、ニッポン最後の百姓一揆・三里塚闘争。半世紀の歳月が流れた今、  再び百姓たちの人生を 記録した。

『日本解放戦線・三里塚の夏』(監督:小川紳介)1968
1968年夏。国際空港建設のための立入り調査に反対する農民と学生。稀代のドキュメンタリスト小川紳介の「三里塚」7作品の中の記念すべき第1作。

『カノンだより  vol.1+vol.2』(監督:鎌仲ひとみ)2013~2014 ※初上映
2014年秋公開の『小さき声のカノン』。公開に先駆けたプレミア作品『カノンだより』。チェルノブイリ後のベラルーシ、ウクライナの人々と福島の人々が交差する。
vol.2は初上映作品

『シロウオ~原発立地を断念させた町』(監督: かさこ) 2013
チェルノブイリや福島の事故が起きる前に、住民の反対運動により原発建設計画を撤回させた町があった。なぜいち早く危険性に気づき、声をあげたのか。

『アレクセイと泉』(監督:本橋成一)2001
チェルノブイリで被災した村にある不思議な泉。なぜか、そこからは放射能が検出されない。老人たちとひとりの青年を見つめた名作ドキュメンタリー。

『フタバから遠く離れて』(監督:舩橋淳)2012
福島第一原発のある双葉町から町ごと移住を強いられた人々。長い避難生活とは、故郷を奪われるとはどういうことかを、ひたすらみつめた。

『沈黙の春を生きて』(監督:坂田雅子)2011
1960年代、ベトナムの戦場でアメリカ軍により枯葉剤が散布された。作戦に従事した米兵やその子どもにも被害は広がった。監督の人生をかけた渾身の作品。

『原発の町を追われて~避難民双葉町の記録』(監督:堀切さとみ)2013
埼玉県にある廃校になった高校で、福島県双葉町の町民の二割が、避難生活を始めた。いつ帰れるかあては立たないなか、人びとは思いを語る。

『放射線を浴びたX年後』(監督:伊東英朗)2012
ビキニ水爆に巻き込まれたのは、第五福龍丸だけではなかった。記憶から消された多くの被災船のひとたちを訪ね、知られざる被害を浮かび上がらせる。

『獅子たちの抵抗~国策の強制に抗う人々』(監督:西山正啓)2014 ※初上映
2013年3月、福島原発告訴団の武藤類子団長が沖縄で国策に翻弄される普天間基地、辺野古、高江など各地を訪ねた。甚大な原発事故の責任を問う福島、米軍基地の撤去を求める沖縄。強制に抗う人々の記録!

『のさり~杉本栄子の遺言』(監督:西山正啓)
2008年に亡くなった水俣病語り部の杉本栄子さんの足跡をたどる作品。「水俣病はのさり(授かりもの)」と語り、苦難を前向きにとらえた姿を紹介している。

『映画 日本国憲法』(監督:ジャン・ユンカーマン)2005
基本的人権・主権在民・平和主義。世界に誇る日本国憲法はどのように生まれ、どのような今日的価値があるのか、知の巨人が語る。

『ブラジルに生きるヒバクシャ』(監督:ロベルト・フェルナンデス)2012 
広島から移民となってサンパウロで暮らす被爆者たちは、日本政府に援護を求める活動をしながら、ブラジルの子どもたちに被爆体験を語り核廃絶を訴え続けている。そして、ブラジルの核廃棄物の被害者たちと出会う。

『原爆症認定集団訴訟の記録 おりづる』(監督:有原誠治)2013
全国306名の被爆者たちは、日本政府相手になぜ裁判に訴えてたたかったのか。しかも勝利し続けたにもかかわらず、なぜ政府は原爆症の認定を拒み続けるのか。被爆行政の闇を解き明かしたドキュメンタリー。

『変身』(監督:堀潤) 2013
原発事故後、大手メディアの報道ではほとんど伝えられなかった、驚くべき実態。インターネットでは、先んじて情報が伝達されていたことを明らかにする。

『いのち〜from FUKUSHIMA to our future〜パート2』(監督:林勝彦)2014 ※初上映
今も原発惨事は続いている。原子力ムラが語らない真実に住民や政治家の証言で迫る。『いのち』林監督の第2弾。

『あしたが消えるーどうして原発』(監督:千葉茂樹)1989
父親は骨がんで死んだ。疑問を持った主婦は、新聞に投稿。原発作業員達や医師、設計者の証言で、その疑問を明らかにしていく。

『原発切抜帖』(監督:土本典昭)1982
水俣病を記録し続けた土本典昭監督。原子力をテーマにした新聞記事のスクラップブックの接写をもとに制作した異色ドキュメンタリー。

『不毛の地』(監督:ゲンナジ・シャバリン)2009 ※初上映
ロシアの核燃料再処理施設マヤーク。放射線廃棄物を直接湖や川に捨てていた。流域の汚染はすさまじく、住民の証言から被害の実態が浮かび上がる。

『福島の女たち (Women of Fukushima)』(監督:ジェフリー・ジョーサン)2012  
福島の6 人の女たちが、原発事故以降の汚染除去の現状、隠ぺいについて本音を語る。人生・故郷・家族はどう変わってしまったのか。

『Alone in the Zone 原発20キロ圏内に生きる男』(監督:ジェフリー・ジョーサン)2013 
誰もいなくなった警戒区域でただ独り生きる男。彼には、ひとつの使命があった。愛と憎しみの2年間。

『Then and Now』(監督:ジェフリー・ジョーサン)2012 
2011年11月、石巻の復興地を回り、門脇町周辺のひとびとの暮らしを伝える短編。