【News】7/19(土)開催★成蹊大学CAPS主催 第2回連続ドキュメンタリー上映会『長江にいきる 秉愛(ビンアイ)の物語』


ドキュメンタリーとは、「ありのままの現実の記録」であると同時に、作り手が観せたい・伝えたいと思う現実を莫大な映像のなかから切り取り、独立した物語として私たちに提示してくれる一つの〈世界〉です。作り手のメッセージを探り、受けとりつつも、同時に観る者がさらにそこから独自の視点を作り上げる。

すぐれたドキュメンタリーを観ること、そしてそこから学びとるべきものを自ら汲みとることによって、 私たちの感性や思考は育ち、鍛えられてゆくことでしょう。 アジア太平洋研究センター(CAPS)は今年度から、アジアに関わるすぐれたドキュメ ンタリー映画を上映し、同時に映画の製作や配給の関係者に作品の背景をお話してい ただく連続企画を開始します。学生や市民のみなさんにとって、ドキュメンタリーを 観ることが一つの〈体験〉となるよう期待をこめて企画しました。

|開催概要

成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)主催
第2回連続ドキュメンタリー上映会

上映作品:『長江にいきる 秉愛(ビンアイ)の物語』
2008 年/中国/117 分/配給:ドキュメンタリー・ドリームセンター

日時:7月19日(土)15:00~
会場:成蹊大学3号館101教室(予定)
※参加費、事前申し込みは不要。どなたでもご参加いただけます。
※上映後に本企画のために来日する監督の馮艶とのトークがあります。

 


|ストーリー

長江のほとりで家族とつつましく暮らすお母さん、秉愛(ビンアイ)。 働き者の彼女にとって、病弱な夫と連れ添いながら育ち盛りの子どもたちを育てるこ とは、滔々と流れる川のようにじゅうぶん幸福な暮らしだった。そんななか、ダム建 設で川の水位が上昇するため、今の土地から離れなくてはならないとの移住命令が下 される。あくまで平穏な生活を営なもうとする秉愛一家のもとに、小役人がときどき 嵐のようにやってきては、甘い言葉や脅迫で一家を追い出しノルマを達成しようとす る。学もコネもない秉愛は、理不尽な命令に対して頑固さで対抗するしかない。次第 に一家は追い詰められていく…。

|監督プロフィール

馮 艶(フォン・イェン)
1962 年天津生まれ。天津の大学で日本文学を学んだ後、日本に留学。京都大学大学 院経済学研究科博士課程で農業経済学を研究、日本滞在は 13 年に。山形国際ドキュ メンタリー映画祭をきっかけに映画作家・小川紳介に強い影響を受け、1994 年より ドキュメンタリー製作を開始。学校に行けない子どもたちや、中国農村部の人々の暮 らしを撮り続ける。