【News】パレスチナ史上初のHIP HOPグループ「DAM」来日!/出演映画『自由と壁とヒップホップ』再上映中!

「DAM」 

『自由と壁とヒップホップ』出演のパレスチナ人HIPHOPグループ「DAM」来日!待望のJapan Tour が開催!!

世界中で100万回以上のダウンロードを記録し、パレスチナ史上初のHIPHOPグループ「DAM」。パレスチナ・ユースカルチャーのカリスマとなった彼らが遂に日本にやってくる!! 

「パレスチナの現在<リアル>」を音楽で表現し、自分たちを分かつ様々な壁に立ち向かい
続ける彼らのJapan Tourを実現するプロジェクトのクラウドファンディングが成功、遂に開催決定です!

パレスチナ現代音楽シーンの物語はこれまで決してメジャーシーンで語られることがありませんでした。
「DAM」はパレスチナの“占領”の実情と過酷な状況を、ヒップホップという形で表現し、国民のアイ デンティティーを奮い立たせ、子どもたちに夢と希望を与え、世界中に発信しようと奮闘しています。

『自由と壁とヒップホップ』公開時に輸入した映画のサントラや出演ミュージシャンたちのCD
はまたたく間に完売。彼らに心を掴まれた、映画ファンの期待の高まりに後押しされる形で今回遂に、映画の主役ともいえるパレスチナ史上初のヒップホップグループ「DAM」のジャパンツアーが開催されます!!

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[DAM Japan Tour 2014]
10月7日(火) 東京 会場:WWW
http://www-shibuya.jp/schedule/1410/005539.html
10月8日(水) 大阪 会場:Compass
http://www.conpass.jp/5642.html
10月9日(木) 京都  会場:Metro
http://www.metro.ne.jp/schedule/2014/10/09/index.html#event01
10月10日(金)横浜  会場:Thumbs Up
http://stovesyokohama.com/thumbsup/live201410_1-15.html

チケット購入方法、詳細は、上記の各ライブ会場のサイトよりご確認ください。

 DAMとは?

フランスの高級紙「ル・モンド」が「新世代のスポークスマン」と呼んで紹介したDAMは、パレスチナ最初のヒップホップ・グループであり、アラビア語ラップの先駆者でもある。1990年代の後半からグループを結成し、歌い始める。トゥパックのMV(ミュージックビデオ)に描かれた米国のストリートの現実が、自分たちの住むイスラエル中部の都市リッダの街頭と不気味に似ていることに衝撃を受け、ターメル・ナッファール、スヘール・ナッファール、マフムード・ジュレイリの3人は、自分たちの人生をヒップホップを通じて語ることを思いつく。

2000年に占領地で勃発した第2次インティファーダ(イスラエルの支配に抵抗する民衆蜂起)に触発されて制作した「Who’s the terrorist?」を2001年にネット公開したところ、時節柄たちまち100万以上のダウンロードを記録し、DAMの名前は中東の若者のあいだに浸透した。ローリング・ストーン誌がフランスで無償配布するなど、この曲は様々な出版物でも取り上げられている。

DAMは10年にわたり世界各地で公演を行ってきたが、その体験によって彼らは故郷のリッダに住み続ける意思をますます強くした。テルアビブから15分のこの町で、近郊の集落もふくめたアラブ系の若者たちや、イスラエルのパレスチナ人に閉ざされているチャンスや教育を与えるために彼らは地域社会におけるリーダーの役割も引き受け始める。また、西岸のみならず米国やカナダ、ヨーロッパでも若者たちを対象としたワークショップを行っている。

DAMの音楽は、アラブ音楽のパーカッション、中東のメロディー、都市文化のヒップホップを結び合わせた東洋と西洋の独特のフュージョンである。影響を受けたアーティストは実に多様で、ガッサン・カナファーニー、アフラム・ムスタガンミー、マフムード・ダルウィーシュ、ナジ・アル・アリーなどの作家や詩人からトゥパック、ノトリアスB.I.G.、パブリック・エナミー、MBS、ケイナーン、ファロア・モンチなどに及ぶ。

【DAM公式サイト】www.damrap.com


『自由と壁とヒップホップ』来日記念上映!! 東京、大阪、横浜、京都にて順次公開!
10月12日、渋谷アップリンクにて監督とDAMによる舞台挨拶開催!!

「DAM」Japan Tour と同時に映画をもう一度見たい!というご要望におこたえし、『自由と壁とヒップホップ』DAM来日記念上映が決定しました!

パレスチナのヒップホップ・ムーブメントを取り上げた、初めてのドキュメンタリー映画「自由と壁とヒップホップ」。自身もパレスチナにルーツを持つ女性監督ジャッキー・リーム・サッロームが若者たちの音楽による非暴力の抵抗を描いた本作は、中東の若者たちに芽生えた新しいカルチャーの動きを最先端で捉え、彼らが抱える社会的問題や歴史的背景の複雑さを映し出します。遂に、映画の主役ともいえるパレスチナ史上初のヒップホップグループ「DAM」のジャパンツアーが開催が決定しました。スクリーンでもう一度映画を楽しむこの機会をどうぞお見逃しなく!

 『自由と壁とヒップホップ』
2008年/パレスチナ・アメリカ/アラビア語・英語・ヘブライ語/86分)

監督:ジャッキー・リーム・サッローム
製作:ラムズィ・アラージ、ジャッキー・リーム・サッローム、ワリード・ザイタル
編集:ジャッキー・リーム・サッローム、ワリード・ザイタル
ナレーション:スヘール・ナッファール(DAM)
出演者:[DAM]ターメル・ナッファール、スヘール・ナッファール、マフムード・ジュレイリ/マフムード・シャラビ/[PR]ムハンマド・アル・ファッラ、モアッタズ・アル・ハワーヘイ、マフムード・ファイヤード/[ARAPEYAT]ナフワ・アブドゥルアール、サファー・ハトゥフート/アビール・ズィナーティ/イブラヒム・アブ・ラハラ
公式サイト: http://www.cine.co.jp/slingshots_hiphop/

【あらすじ】
イスラエル領内のパレスチナ人地区で生まれた史上初のパレスチナ人ヒップホップ・グループ“DAM” 。彼らは言葉を紡ぐ。占領と貧困、差別により生きる意味を見いだせない若者たちのために。パレスチナ人としての誇りを失いかけている多くの人たちのために。「あこがれの職業はヤクの売人」という子どもたちの前で夢を語り、社会的な制限や抑圧の多い女性に手を差しのべ、ラッパーとして背中を押す。
DAMの音楽は国境、年齢、性別といった壁を越える。そして、彼らに影響を受けたガザ地区や西岸地区の若者たちもまたヒップホップを志す。自身のおかれた苦難に立ち向かい、本来手にすべき自由を獲得するために。絶望的な状況をヒップホップのリズムに乗せ、歌うことは、これまで麻痺していた感情や思考を再び呼びさます。彼らの作り出す曲は、同じ境遇を生きる人々の大きな共感を呼び、熱狂を持って迎えられた。絶望から生まれた叫びが、多くの仲間たちの生きる希望に変わったのだ。
そんな彼らにDAMは最高のステージを用意する。各地で活躍するパレスチナ人ヒップホップ・グループを集めての合同ライブ。しかし、お互いの居住地は分離壁や検問所により隔てられている。地理的、歴史的な断絶を音楽で補いあってきた彼ら。同じパレスチナ人として一緒に舞台に立ちたいという願いは、果たして叶うのか。自身もパレスチナにルーツを持つ女性監督ジャッキー・リーム・サッロームが若者たちの音楽による非暴力の抵抗を描く。

【監督プロフィール】

 ジャッキー・リーム・サッローム
 
パレスチナ人とシリア人の両親を持ち、ニューヨークを拠点に活動するアラブ系アメリカ人アーティスト・映画監督。 ニューヨーク大学大学院で芸術学を専攻。在学中よりポップ感覚のアート(おもちゃ、ガムボール自販機など)によって自分の家族や人々の歴史を実証的に示し、それによってアラブについての画一的なイメージに疑問符をつけ、固定観念を修正し、払拭することに挑んできた。初めて制作した映像作品は2005年のサンダンス映画祭に出品した「プラネット・オブ・ジ・アラブズ」。これをきっかけに故郷のパレスチナに戻って最初の長編ドキュメンタリー「自由と壁とヒップホップ」(2008年サンダンス映画祭正式出品)を監督することになる。最近の活動には、PBSテレビの短編ドキュメンタリー「アラブ系アメリカ人の物語」、国連ウィメンの資金提供によるDAMの音楽ビデオ“If I Could Go Back in Time”や、子供向けの短編映画“Yala to the Moon” (2012年トロント映画祭子供部門出品)などがある。現在、執筆活動や映画や音楽ビデオの監督を務めるほか、米国や海外の大学や教育機関でワークショップをも行っている。


【上映劇場】

東京:アップリンク
日程:10月4日(土)より
☆10月12日(日)、監督とDAMによる舞台挨拶決定!
http://www.uplink.co.jp/
渋谷区宇田川町37-18 トツネビル
TEL 03-6825-5503

大阪:シアターセブン
日程:10月11日(土)より
http://www.theater-seven.com/
大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンポートシティ5階
TEL 06-4862-7733

横浜:シネマ・ジャック&ベティ
※調整中
http://www.jackandbetty.net/
横浜市中区若葉町3-51
TEL 045-243-9800

京都:立誠シネマプロジェクト
※調整中
http://risseicinema.com/
京都市中京区備前島町310-2(木屋町蛸薬師下ル)
元・立誠小学校 南校舎3階
TEL 080-3770-0818