知ってほしい 想いを馳せてほしい ただそう願って
携帯を見れば、タイムラインに溢れる投稿とつぶやき、年中放映され続ける報道番組や、毎日読まれ 積まれていく新聞。
今、世界中の情報は刻一刻と増え、僕たちは簡単に何かを知ることができる。
しかし、ニュースは滞ることなく更新され、
あわただしい生活の中、僕たちが忘れていく出来事、
あるいは知ることのできなかった事件がたくさんある。
溢れるニュースがせわしない日々とともに流れていかぬよう、
自分たちの見た「今」を、4人の学生が映像に切り取った。
世界に溢れる情報の中では、あるひとつの出来事かもしれないが、
そこには、 映像に残したい 残さなければならない と思わせる何かがあった。
終わらない福島。そばにいる難民。遠く離れた島国。あるいは、顔も知らない誰かのこと。
知ってほしい、想いを馳せてほしい。ただそう願って。
4人の学生監督が切り取った、今。
あなたが日々の暮らしのなかで、ふと思い出し、想いを馳せてくれたら。
ぜひ、会場に足を運んでみてください。
【上映情報】
Theatre of PEACE 2nd
日時:2014年11月14日(金)・15日(土)
開場18:00 開演18:30 閉場21:00
場所:東京ウィメンズプラザ(渋谷区神宮前5-53-67)
東京メトロ表参道駅B2出口より徒歩7分
料金:¥500
主催:学生団体S.A.L.
後援:独立行政法人国際協力機構(JICA)
なんとかしなきゃ!プロジェクト
お問い合わせ:theatreofpeace2nd@gmail.com
予約:http://theatreofpeace2nd.peatix.com
【上映作品紹介】
11月15日(金)
HACE NOTHING IN COMMON
監督 小長谷謙治 助監督 湯本愛
地中海に浮かぶキプロス島。ヴィーナスが生まれた美しい島に、最後の分断都市が存在する。対立する主張、キプロス人として重なるアイデンティティ。彼らの未来をカメラにおさめた。2014年の国際平和平和映像祭「なんとかしなきゃ!プロジェクト賞」受賞。
大学生だから。
監督 森文哉・由井薗新
東日本大震災から3年。わたしたちの多くは、福島の「今」を知らない。
まだ終わっていない福島を、福島の「今」を、大学生の目線で伝える。
11月16日(土)
ひかり
監督 鈴木しおり 助監督 園田浩大
この日本にも、難民が存在する。2013年度は3260人が難民認定を申請したが、認定がおりたのはわずか6人。不安定な生活を送るミャンマーから群馬県館林市に逃れてきた一家に密着し、彼らの声を映画におさめた。
誰かのレクイエム
監督 堀内慧悟
紛争や災害で苦しむ人たちがいる一方で、何気ない日常を送る人たち。
そんな自分たちの日常を、フィクションで描いた作品。