【News】2/14(土)公開! 佐々木誠監督『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』

その「境界線」は誰が決めるのか!?
満を持して現代ニッポンに向けて放つ≪問題作≫!

『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』

2015年2月14日(土)~ 渋谷アップリンクにて公開!!

「マイノリティとマジョリティ、その境界線を決めているのは誰なのか、何なのか」という問いにメタフィクション的なアプローチで迫りながら、3・11以降の日本の変化に対する危機感と、それでも信ずるべき希望を描き出す『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』。いよいよ渋谷アップリンクにて2015年2月14日(土)から公開がはじまります。

監督は、現代社会の固定観念を打ち砕く作品を発表し続ける佐々木誠。その視点は、9・11以降の世界を、若き僧侶の魂の冒険と成長という側面から描き出した『Fragment』(2006)、生まれついての視覚障害者はSFアクション映画を作れるのか?という問いから始まる『INNERVISION』(2013)などの劇場公開作品から、フジテレビNONFIXで放送され、大きな話題となった『バリアフリーコミュニケーション 僕たちはセックスしないの?できないの?』(2014)まで一貫しています。

出演は、自身もARTHROGRYPOSIS (アルトログリポージス・先天性多発性関節拘縮症)を患っていながら、障害者の社会進出や表現活動の重要性を積極的に発信してきた門間健一。佐々木監督の友人にして本作の「共犯者」という関係を続けてきた門間さんでしたが、昨年、この映画の上映を待たず急逝。映画には彼の「普通でいる事、当たり前に居られる事の難しさ。でもそうある為に、現状を突破していかなくてはならない」という思いも刻まれています。

他にも鉄割アルバトロスケット主宰・作家の戌井昭人、映画作家・想田和弘、映画監督・竹馬靖具らが出演、「ドキュメンタリーなのか、フィクションなのか」虚実皮膜の世界を支えます。さらに、チラシ・ポスターのメインビジュアルを人気イラストレーターのサイトウユウスケ、予告編のナレーションを作家・DJとして活躍するロバート・ハリスが担当するなど、各界から作品のテーマに共感した人々の力が結集しました。

【作品情報】

『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』
(2015年/英語・日本(英語字幕)/85min/SD/4:3)

監督:佐々木誠 
出演:門間健一、中島教知、中島朋人、クリスティーナ・ロバーツ、MAMI、
            竹馬靖具、熊篠慶彦、山本修司、LILY、想田和弘、戌井昭人
英語字幕:Garro Heebae
イラスト:サイトウユウスケ
デザイン:高橋キンタロー、足利瑞枝 
予告編ナレーション:ロバート・ハリス
音楽:UNpro by hideki 
協力:鉄割アルバトロスケット、上田茂、小山巧、Terumi Hashimoto Myhrvold、
            松田高加子、蔭山周
配給・宣伝:WaterMethodMan
配給協力・宣伝:contrail © Makoto Sasaki 

■公式HP→http://sasaki-makoto.com/

<ストーリー>

誰でもない「ワタシ」の虚実皮膜な6年間の個人的記録。

◆Chapter1「中島兄弟」(2009年): ある「事件」が起きた。だが容疑者である少年・ノリツグ(通称「弟」)は、証拠不十分のために釈放される。数年後、「事件」のことを知った映像作家志望の学生「ワタシ」は、その真相に迫ろうとカメラを手にし、現在の「弟」が所属するパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」に潜入する。

◆Chapter 2「クリスティ」(2007年): 重度の身体障害者・モンマと知り合った「ワタシ」は、特殊改造された車椅子を操り、精力的に活動・発言する彼の姿に、いまの自分よりも充実した生活を送っているのではないか?と強く疑問を感じるようになる。そして偶然出会ったアメリカ人留学生のクリスティに対し、思い切ってアクションを起こすのだが……。

◆Chapter 3「リリィ」(2010~2014年): 有名になりつつあるモンマにテレビのドキュメンタリー番組出演の依頼が来る。そんな中、東日本大震災が起こったことで、それぞれの日常は考えもしなかった方向へと変化していく。原発事故を抱えた日本で暮らす「ワタシ」が「行き着く先」の本当の意味とは?


【上映会場】渋谷・アップリンクX
      〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル2F
      tel:03-6825-5503
【時間】連日20:30
【料金】前売/当日ともに1,300円均一

(NO BORDER として、ご鑑賞いただく全ての方が均一の料金となります)

※前売り券のみ限定オリジナル缶バッジ付。2回目以降受付にて缶バッジのご提示で、何度でも1,000円でご覧いただけるリピーター割引あり。

上映後、トークイベント続々開催!
詳しくは劇場HP にて
http://www.uplink.co.jp/movie/2014/34658

■登壇ゲスト予定
14日(土)佐々木誠 舞台挨拶(本作監督)
15日(日)中島兄弟(鉄割アルバトロスケット)×渡辺純(JETLINKデザイナー)
16日(月)狗飼恭子(小説家・脚本家)
17日(火)相澤虎之助 (空族・脚本家)
18日(水)ロバート・ハリス(作家・DJ) &在本彌生(写真家)&中島朋人(鉄割アルバトロスケット)
19日(木)バクシーシ山下(AV 監督)
20日(金)九龍ジョー (ライター・編集者)
21日(土)竹馬靖具(映画監督)
22日(日)巻来功士(漫画家)
23日(月)モルモット吉田(映画評論・ライター)
24日(火)竹葉リサ(映画監督)
25日(水)羊屋白玉(劇作家・演出家) &熊篠慶彦(NPO 法人ノアール理事長)
26日(木)蔭山周(映画監督・プロデューサー) &福島拓哉(映画監督)
27日(金)安齋肇(イラストレーター・アートディレクター)&高橋キンタロー(イラストレーター・アートディレクター) &サイトウユウスケ(イラストレーター)