【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第18話 text 中野理惠



「撮影現場で働く女性たち」コンフェランスに参加(1990年5月)



http://trylinux.org/product/ Buy Generic Propecia Online 開拓者(フロンティア)たちの肖像〜
中野理惠 すきな映画を仕事にして

http://www.elclarin.cl/components/com_webmd/ Generic Viagra online 第18話   1990年も大いそがし

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http://propeciaonlineinfo.net/ Propecia Online 蓮實重彦先生の言葉

『100人の子供たちが列車を待っている』のチラシ用の文章を蓮實重彦先生に書いていただいた。『100人~』は先生お気に入りの作品だったが、引き合いに出された『ニューシネマ・パラダイス』を酷評されていた。それで、「先生、これってよろしいのでしょうか?」と失礼にも伺ったのである。

「ええ、別にかまいません」

研究室の椅子に座った蓮實先生は、悠然と一言おっしゃっただけであった。

映画づくりの原点

一時間に満たないドキュメンタリー『100人〜』の配給は、日本語字幕版製作から、宣伝までが、それはそれは楽しいものだった。字幕翻訳は野谷文昭さん。進行担当の柳川さんが画面の子どもたちを見て「かわいい!」と、しょっちゅう口にしていた。映画に登場するゾーイトロープやゾーマトロープを、当時、アルバイトをしていた映画学校に在学中の高橋さんという若くて大柄な女性が実際に作り、彼女が仕事の合間に、長い脚を机の脇に延ばしながら、それらを使って遊んでいたことを覚えている。ゾーマトロープはいわばパラパラマンガだ。どれも、長いこと会社に保管していたのだが、探しても見つからないので、恐らく直近の移転で、誰かに引き取っていただいたのだと思う。

この作品公開時に、ユーロスペースで働いていた土肥悦子さんは、その後、金沢のミニシアター、シネモンドをオープンさせた後、<こども映画教室>の活動を開始している。嬉しい実りだ。

『100人の子供たちが列車を待っている』も『ハーヴェイ・ミルク』同様、現在に至るまでパンドラで配給を手掛け、多くの人々に大切にされる作品となった。


外国映画の配給とは

この映画の公開準備で記憶に残ったことがもう一件ある。『100人~』のチリのアグエロ監督に送った郵便物が一度も届かなかったことである。送った内容の詳細は覚えていないが、書留にしても届かなかった。仕方ないので国際宅急便を使い、営業所止めにして監督に受け取りに行っていただき、ようやく解決した。Emailがない時代なので、無事相手の許に届いたかは、faxと電話でやり取りするしかない。日本では、考えられないことである。外国映画の配給とは日本以外の国との取引であり、つまり、習慣の異なる人々と付き合わなければならないのだ、とこの時、始めた実感した。「当たり前だ」、と言われそうだが、そのようなことは、考えたことがなかったのである。


1990
~さまざまな企画に首を突っ込んでいた!

社歴を確認すると、『100人~』を公開した1990年も、呆れるほど多くのプロジェクトを手掛けていたと知った。ノウハウがそれぞれ異なっていたので、スタッフは追われるような毎日であり、間違いなくうんざりしていたことだろう。

ビデオ製作から書籍編集やイベントまで

3月には、横浜市女性協会から受託した「女性のための再就職プログラム」の一環として、再就職した女性10人のドキュメンタリーを通して、それぞれの職種を紹介するビデオを10本製作した。他を列記してみる。

6月:『100人~』の公開

7月:<「撮影現場で働く女性たち」映画とビデオの上映とコンフェランス>の企画協力と参加

8月:「ニュースフィルムにみる昭和の歩み」(ニュースフィルムの集中上映と講演)共催
(共催と会場は池袋西武百貨店内のスタジオ200)

書籍「買う男 買わない男」(福島瑞穂さんと中野との共著/現代書館発行)の編集

9月:「月日ノオト」の発行

10月:書籍「バトルセックス」(西部邁・舟橋邦子/田中優子・栗本慎一郎/三井マリ子・田原総一朗のそれぞれの組み合わせによる対談集/現代書館刊)の編集)

映画『幻舟』と『八重桜物語―オーストラリアに渡った戦争花嫁たち』の公開


「バトルセックス座談会」。左は田中優子さん(1990年9月)



頼まれると断りきれない伊豆気質のせいだけではなく、誰かと話すと、自分の関心がおもむくままに、思いついた企画を口にし、「面白そう!」と反応があると、すぐに実現に走り回っていたのではないか、と思う。


貴重な徹夜

「バトルセックス」では西部さんと舟橋さんとの対談終了後、西部さんを交えて皆で、新宿で朝方まで飲み明かした。徹夜というのは人生で2回しか経験してない。その貴重な一回である。

『幻舟』は、イギリス人女性フィルムメーカーのキム・ロンジノットが、花柳幻舟さんをドキュメントした作品で、原題はEat the Kimono。旧弊打破を貫く幻舟さんの思いが込められている。キムは今年のYIDFFのコンペティション部門に新作『Dream Catcher』が出品されているので、再会できるかもしれない。20年あまりの時を経ているので、すぐにお互いを判別できるかどうか、楽しみである。

そして、この頃だったと思うのだが、会社設立前から一緒に仕事をしてきたビッキーこと櫛引順子さんから、ある日、予想もしないことを告げられた。


『幻舟』(監督:キム・ロンジノット)のカード 家元制度に反逆した花柳幻舟さん



(つづく。次は11月1日に掲載します。)

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お彼岸なので帰省してお墓参り。山門は両親や祖父母を始め、身内の墓所のあるお寺で、私たち姉弟の育ったウチ。お寺の財産は住職の私有ではなく檀家のものであり、住職は世襲するべきではない、との父の考えで、私たちは僧職とは無縁の人生を歩み、このお寺には今では私たちと無縁の人々が暮らしています。

 

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