【News】12/11・12 今年もやります!マティアス・ピニェイロ映画祭 2015 8日京都では新作プレミア上映も

マティアス・ピニェイロ映画祭 2015

昨年9月に開催し、大好評だったマティアス・ピニェイロ映画祭を
今年も最新作を加えて開催!
京都では最新作『フランスの王女』のジャパンプレミア上映!
東京では『みんな嘘つき』から最新作までの4作品を上映します。

世界が注目の、アルゼンチンを代表する若手監督マティアス・ピニェイロ。日本初公開の新作『フランスの王女』を含めた4作品を一挙上映!
アルゼンチンを代表する若手監督として既に世界に名を馳せた感のあるマティアス・ピニェイロ。アルゼンチンの作家、サルミエントの著作に想を得た『盗まれた男』と『みんな嘘つき』以後、『ロサリンダ』『ビオラ』とシェイクスピアの翻案シリーズに取り組み、2014年夏にロカルノ映画祭コンペティションで最新作『フランスの王女』を発表。古典文学にインスピレーションを得ているピニェイロ作品は、決して素直な“翻案”ではありません。入り組んだ物語を巧みな 映像で織りなす独自のスタイルは更に磨かれ、洗練と官能と遊び心が溢れ出しています。

大好評を博した2014年のマティアス・ピニェイロ映画祭に続き、今年はロカルノ映画祭コンペティションで発表された最新作『フランスの王女』を含む4作品を一挙上映いたします。

<京都>
2015年12月8日(火)18:30-『フランスの王女』ジャパン・プレミア

会場:同志社大学寒梅館クローバーホール 
http://d-live.info/
料金:1,000円
*同志社大学学生・教職員(同志社内諸学校含む)無料
主催:Happy Tent、同志社大学今出川校地学生支援課

<東京>

12月11日(金)
18:30-『みんな嘘つき』They All Lie 2009(75分)
20:05-『ロサリンダ』Rosalinda 2010(43分)

12月12日(土)
16:30-『ビオラ』Viola 2012(63分)
18:00-『フランスの王女』The Princess of France 2014 (67分)

会場:アテネ・フランセ文化センター
料金:各回1,200円、会員・シニア・学生1,000円  4回券 4,200円
主催:アテネ・フランセ文化センター、Happy Tent
後援:アルゼンチン大使館

最新情報は    
http://happytent.wix.com/happytent
https://www.facebook.com/HappyTentJapan

みんな嘘つき Todos mienten 2009(75分)
辺鄙な田舎の一軒家に、著名なアルゼンチンの歴史家の末裔と思われる若いアーティストのグループが集う。彼らは共に語らい、酒を飲み、愛し合い、音楽を楽しみ、芸術作品を偽造し、互いを監視し、陰謀を張りめぐらせる。複雑に交錯する予測不可能な物語を巧みな映像表現で紡ぎだした本作は、『盗まれた男』に続き、サルミエントの著作から想を得ている。

ロサリンダ Rosalinda 2010(43分)
シェイクスピアの翻案シリーズ第一弾。「お気に召すまま」のリハーサルのために、俳優たちがティグレの島を訪れる。眩しい陽光と豊かな自然に恵まれた環境の中、役柄と自身との境を次第に曖昧にしていく若き俳優たち。チョンジュ・デジタル・プロジェクトからの委託で制作。フェルナンド・ロケットの流麗な撮影が美しい。

ビオラ Viola 2012(63分)
ピニェイロ作品の常連マリア・ビジャールが、主人公ビオラを演じる。ボーイフレンドとはじめたビジネスのためにブエノスアイレスの街を自転車で走り回るビオラと、シェイクスピア作「十二夜」の演劇にとりくむ女性たち。彼女たちとの出会いが、ビオラの生活にある変化をもたらす。その独自の映像スタイルが際立つ。


【新作】フランスの王女 La princesa de Francia 2014(67分)
メキシコからブエノスアイレスに戻ってきたビクトルは、昔の劇団仲間に「恋の骨折り損」のラジオ演劇の話を持ちかける。ビクトルのことを知り過ぎている5人の女たちとの稽古は、次第に “失われた恋に骨を折る”ものへとなっていく。洗練された室内楽のようなシェイクスピアシリーズ第三弾。2014年ロカルノ国際映画祭コンペティションに選出された。

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マティアス・ピニェイロ 

1982年、ブエノスアイレス生まれ。 国立映画大学で映画を学び、後に同校で映画史と映画制作を教える。『盗まれた男』(2007)でチョンジュ国際映画祭グランプリ受賞、その後の作品はベルリン、ロカルノ等の国際映画祭でも上映。2011年にハーバード大学のフェローシップとして渡米し、2012年からニューヨーク大学で学び、現在ボストンのMassArtで教鞭を取っている。また、シェイクスピア翻案シリーズ第四弾『Hermia & Helena』 (2016年完成予定)の編集や、スペインの映画作家であり良き友人でもあるルイ・パティーニョとCPH:DOX LABプロジェクトで共同制作中。2014年には、傑出した若い才能に対して与えられるリンカーン・センターのMartin E. Segalアワードを受賞した。

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