東南アジアの今を知る!
東南アジアの短編ドキュメンタリー映画上映会
「Visual Documentary 2015」
3月 23 日(水)京都 25 日(金)東京で開催!
国際交流基金アジアセンターは、京都大学東南アジア研究所と共に、
「Visual Documentary Project2015」を開催します。
本プロジェクトでは、東南アジアと日本の映像作家が制作する短編ドキュメンタリーを募集し、作品上映を通して東南アジア地域の現状を捉え、諸問題の解決へとつなげる試みを行っています。
2015年のテーマは「越境する東南アジア」
現在のグローバル社会において、東南アジアの「人の移動」は、多くの影響や問題を含んでいます。今回は「越境する東南アジア」と題し、人の移動をテーマに、東南アジアと日本の12カ国から短編ドキュメンタリー映画を募集し、各国から様々な切り口と視点でテーマに迫る約50の優れた作品が集まりました。
上映作品選考には、カンヌ映画祭ある視点部門で監督作品がグランプリを受賞するなど、ドキュメンタリー映画を中心に国際的に高い評価を受けているカンボジアの巨匠・リティ・パン監督も参加!選考委員によって公募作品の中から厳選された入選5作品を、京都と東京で上映致します。
上映会は参加無料、フレッシュな東南アジアの映画監督たちと映画専門家とのディスカッションも同時開催!
上映会は東京と京都の2会場で開催し、入選5作品の上映にあわせて入選作品の監督が来日。コメンテーターの日本映画大学教授の石坂健治氏、山形国際ドキュメンタリー映画祭・東京事務局の若井真木子氏を交えてトーク・ディスカッションを行い、監督たちが何を考え制作したのか、制作動機や作品の背景に迫ります。映画鑑賞とあわせて、ぜひこの機会にご参加ください。上映会は参加無料で予約不要、日英通訳と日英字幕付き。東京会場では、上映会とディスカッション終了後に、監督や制作者と直接話せる機会として、誰でも参加可能なレセプションを予定しています。
◇Visual Documentary Project 2015 開催概要
全2回(京都・東京会場)
京都会場
【日時】2016年3月23日(水)
【会場】京都大学国際科学イノベーション棟シンポジウムホール 【アクセス】
【時間】13:30-18:00(開場13:00)、途中退場可
【言語】日本語、英語(通訳あり)
【コメンテーター】石坂健治(日本映画大学教授)
若井真木子(山形国際ドキュメンタリー映画祭・東京事務局)
【主催】京都大学東南アジア研究所
【共催】国際交流基金アジアセンター
【料金】入場無料、予約不要
東京会場
【会期】2016年3月25日(金)
【会場】国際交流基金JFICホール[さくら] 【地図】
地下鉄丸ノ内線「四谷三丁目」駅下車徒歩5分
【時間】13:30-18:00(開場13:00)、途中退場可
【言語】日本語、英語(通訳あり)
【コメンテーター】石坂健治(日本映画大学教授)
若井真木子(山形国際ドキュメンタリー映画祭・東京事務局)
【主催】国際交流基金アジアセンター
【共催】京都大学東南アジア研究所
【協力】アジア映画研究会
【料金】入場無料、予約不要
※18:00終了後に交流レセプションあり
本件に関するお問い合わせ:国際交流基金アジアセンター 文化事業第1チーム
担当:滝本、村田 03-5369-6140 jfac_vdp_info@jpf.go.jp
【スケジュール】※京都・東京とも同じ
13:30『2人のマイケル』
14:20『ジウおじいちゃんへ捧ぐ / Dedicated to Grandpa Dieuに捧ぐ』
15:00『儚さ』
15:20『私の足』
15:45『我が政治人生』
16:15 休憩
16:30 ディスカッション
【上映作品】
難民や移民問題、その渦中で公にされることの少なかった
人々の日常生活を映した3作品
『Michael’s』(2人のマイケル)
監督:Kunnawut Boonreak 撮影地:タイ
同じミャンマーのヤカイン州出身のロヒンギャであり、マイケルという名前の2人。経済的な状況も育ってきた環境も異なる2人は、それぞれの生活に苦労しながらも自らのロヒンギャとしてのアイデンティティを保とうと奮闘する。(29分)
『Dedicated to Grandpa Dieu』(ジウおじいちゃんへ捧ぐ )
監督:Hien Anh Nguyen 撮影地:ベトナム
祖父は1960年代半ばに国連難民高等弁務官事務所でフリーランスの通訳者として働いていた野心家で、懸命に好きな本を翻訳してきたが、それを出版しようと試みたことは一度もなかった。(23分)
『Fragile』(儚さ)
監督:Bebbra Mailin 撮影地:マレーシア
マレーシアのサバ州に住むインドネシア人家族の生活を、厳しい生活の中でも、歌手になるという夢を持ち続ける12歳の少女ニルワナの視点から描く。(9分)
新政権誕生で劇的に変わりゆく国ミャンマーの今を捉える作品を上映
『My Leg』(私の足)
監督:Khon Soe Moe Aung 撮影地:ミャンマー
ミャンマーのカヤー州では、60年にわたり異なる民族の武装勢力が独立を求めてミャンマー軍と戦ってきた。敵味方の区別なく、年間約100足の義足を退役軍人たちに提供している退役軍人による義足の作業場に焦点を当てる。(16分)
『A Political Life」(我が政治人生)
監督:Soe Arkar Htun 撮影地:ミャンマー
ユー・ティン・ソーは、若かりし頃にアウンサンスーチーのボディガードとして自らの青春を捧げ、政治活動に勤しんできた。長い間苦労をかけた妻と家族のために、政治活動から身を引くことを決断するが、それでも地元の人からの相談事は断れずに、法律相談にのってしまうのであった。(20分)