ホンマタカシ
ニュードキュメンタリー映画 特集上映
過去の映像作品を劇場用に再編集、
この冬、渋谷イメージフォ−
現代の写真表現において第一線で活躍し、国際的に注目されている日本人写真家ホンマタカシ。この度、2002年より写真活動として平行し、制作されてきたドキュメンタリー映画4作品を『ニュードキュメンタリー』と題し、渋谷シアター・イメージフォーラムにて12月10日(土)より二週間(1週目昼興行、2週目レイトショー)で限定上映します。 本特集上映では、初の長編ドキュメンタリー『After 10 years』をはじめ、これまで美術館やギャラリーなどでインスタレーションとして発表されてきた作品を劇場用に再編集した『最初にカケスがやってくる』、演出家であり美術家の飴屋法水の演劇を捉えた『あなたは、あたしといて幸せですか?』、2004年に公開された『きわめてよいふうけい』は、追加ショットを加え新バージョンで上映。公開を記念して、11月23日(水・祝)に原宿Vacantにて美術評論家の椹木野衣とのトークイベントも開催します。
【上映作品 詳細】
『After 10 years』
初の長編ドキュメンタリー。2004年12月スマトラ島沖地震の津波によって、甚大な被害を被ったホテルの10周年追悼式典までの1週間を追う。10年の時を経たひとつの出来事が、人々の記憶の中でどのように変容し、立ち現れるか、当時を振り返る人々の証言と静謐な映像で描き出される。舞台となる海に面した美しいリゾートホテルは、スリランカの建築家ジェフリー・バワの傑作Heritance Ahungalla Hotelだ。
(2016年/日本/101分/カラー/16:9/日・英字幕)
『After 10 years』
『最初にカケスがやってくる』
美術館におけるホンマ初の巡回展「ニュー・ドキュメンタリー」(2011年東京オペラシティ アートギャラリー、金沢21世紀美術館など)で発表された、狩猟の痕跡を捉えた「trails」シリーズの続編。8年をかけ、知床のエゾジカ猟を取材・撮影。真冬の雪山で猟師によって捕えられた鹿は、血抜きのためその場で内臓を抜かれ、山に還される。そこに、最初についばみにくるのはカケスだった。68分、225分というふたつの異なるアプロ−チにより、映し出されるのは大自然のリアル 。
(2016年/日本/カラー/16:9/英語字幕)
『最初にカケスがやってくる』
『あなたは、あたしといて幸せですか?』
本作は、演出家の飴屋法水とその妻コロスケ、そして6歳の娘くるみ、実の家族3人が出演する舞台『教室』を、上演された清澄白河にある小劇場「SNAC」に面する歩道から捉えた作品。中で繰り広げられている演者たちの台詞と熱気による、非日常的な気配と、歩道を行き交う人々の街の日常がスクリーンで交錯する。青柳いづみを追ったドキュメンタリー『女優』(2016年制作15分)を併映。
(2016年/日本/70分/カラー/16:9/出演:飴屋法水ほか/英語字幕)
『あなたは、あたしといて幸せですか?』
『きわめてよいふうけい』
写真を撮る、日記を書く、自転車を漕ぐ、海辺に佇む……。中平の暮らす横浜の風景を織りまぜ、彼の日常を穏やかに切り取った、ホンマタカシの意欲作。森山大道が語る中平像も必見。12月の公開では、追加ショットを加え上映。さらに関連作品『暗室』(2016年制作20分)を併映する。
(2004年/日本/40分/カラー/4:3/出演:中平卓馬、森山大道ほか/英語字幕/製作・配給リトルモア+スローラーナー/製作協力:オシリス)
『きわめてよいふうけい』
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『ホンマタカシ ニュードキュメンタリー 映画特集上映』
公開記念プレイベント ミニLIVE付き @VACANT
ホンマ自身による4作品の解説とともに、美術評論家の椹木野衣と写真、映像、ヴィデオアートの中間領域の可能性について深く探っていく。映画内の楽曲を提供したダスティン・ウォングによるミニLIVEも。
日時:11/23(水・祝) 16:00-START
会場:Vacant(東京都渋谷区神宮前3-20-13)
料金:¥1,500 トークゲスト:椹木野衣(美術評論家)
LIVE:ダスティン・ウォング(ミュージシャン)
予約はこちら http://peatix.com/event/211348
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◎公式サイト http://betweenthebooks.com/
◎劇場版予告 https://www.youtube.com/watch?v=7OS-TPIEynI
◎公式Facebook https://www.facebook.com/Newdocumentary2016/
制作:between the books 配給協力・宣伝:mejiro films