【News】2月17日~19日 七里圭監督作「音から作る映画のパフォーマンス上映」@原宿VACANT

日替わりで3プログラム3日連続
音から作る映画のパフォーマンス上映!

昨年末『眠り姫/サラウンドリマスター版』の10 周年記念特別上映が開催された七里圭監督による新たなイベントが、TPAM2017の『音から作る映画のパフォーマンス上映』として2017 年2月17〜19日、原宿Vacantにて開催されます。身体表現・アクースモニウム上映・ボイスパフォーマーによるライブ上映の3連続。今までに無い規模のイベントとなります。

「音から作る映画」は、ライブ・パフォーマンスと映画制作を往還しながら作品を発表する、七里圭監督のプロジェクト。映画制作の通常のプロセスを逆転して、音(サウンドトラック)から映像へ制作することで、映画に組み込まれた他ジャンルの要素をアンパッキング、多彩な表現者とコラボレートしながら、映画という表現形式を拡張する試みに挑んでいます。今回は、その新作を含む3作品が、日替わりで一挙に上演されます。


<音から作る映画のパフォーマンス上映C>

©charmpoint
『サロメの娘/パフォーマンス』
出演:長宗我部陽子・黒田育世
振付:黒田育世、リミックス:宇波拓
音楽・アクースモニウム
演奏(音響):檜垣智也
構成・演出:七里圭

マルチプロジェクションとパフォーマンスによるライブ上演。多層スクリーンへの映写と身体表現の合体による、斬新な上映=上演空間の創出。「音から作る映画」シリーズ最新作。世界初演。


日時:2月17日(金)19:30〜(80分)
料金:A席(前売のみ) ¥4,500 + 1drink
   B席 前売    ¥3,500 + 1drink
   B席 当日    ¥4,000 + 1drink 


<音から作る映画のパフォーマンス上映B>


©charmpoint
『サロメの娘/アクースモニウム』
音楽・アクースモニウム演奏:檜垣智也
構成・演出:七里圭
その娘は、母について話しつづける。姿を見せず幻聴のように、そば立つ声、さざめく響き。20台以上のスピーカーを駆使した立体音響システム=「アクースモニウム」の演奏で増幅、拡張されるサウンドの饗宴。2015年東京・両国、フランスFUTURA、2016年京都で上演された作品の改訂ロングヴァージョンの世界初演。

日時:2月18日(土)19:30〜(80分)
料金:前売 ¥2,500 + 1drink
   当日 ¥3,000 + 1drink


<音から作る映画のパフォーマンス上映A>

©charmpoint
『Music as film』
出演:さとうじゅんこ/Cal Lyall/James Hadfield/Miya/徳久幸太郎ウィリアム/sei/山形育弘/今藤哲平 他
音楽:池田拓実
アクースモニウム演奏(音響):檜垣智也
構成・演出:七里圭

2014年に上演された「音から作る映画」シリーズ第一作『映画としての音楽』を大幅に改定、英語ネイティブのパフォーマーを加えたインターナショナル版の世界初演。19世紀末にパリで生まれた映画と上演されなかった戯曲「サロメ」の奇妙な連関を字幕とボイスパフォーミングで語り起こす。

日時:2月19日(日)18:00〜(60分)
料金:前売 ¥3,000 + 1drink
   当日 ¥3,500 + 1drink

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場所:Vacant http://www.vacant.vc/about
イベントHPhttps://www.tpam.or.jp/2017/?program=kei_shichiri
監督HPhttp://bit.ly/2hLJK6O

 【監督プロフィール】

七里圭( 映画監督)
1967 年生まれ。高校時代に制作した 8 ミリ映画『時をかける症状』(84) が大島渚の推薦で第 8 回ぴあフィルムフェスティバル入選。早稲田大学在学中から映画現場で働き始め、廣木隆一などの助監督を約十年間経験後、監督及び脚本家となる。劇場公開長編映画として『のんきな姉さん』(04)『ホッテントットエプロン- スケッチ』(06)『眠り姫』(07)『マリッジリング』(07)。建築家・鈴木了二と共作した短編映画『DUBHOUSE』(12) で 2013 年25FPS 国際映画祭グランプリ受賞。