【Review】世界の「背」に触れるために――七里圭『背 吉増剛造×空間現代』レビュー text 板井仁
部屋の窓が映しだされている。この部屋は、石巻のホテルニューさか井206号室《roomキンカザン》であり、その向こう側に見えるのは、震源地にもっとも近い島であるという金華山である。窓ガラスには、文字や線が書かれ/描かれ、
【Review】イメージの≪層=レイヤー≫と≪断絶≫ -『あなたはわたしじゃない サロメの娘 ディコンストラクション』 text 永井里佳子
どことも知れぬ白い部屋で一人の若い女が独白している。どこからともなく現われ踊る身体。その先には、これまでのイメージの層が連なっており、いつの間にかその間を行き来していた。 「映画をサウンド・トラックから作り始めたら、どう
【News】6/22より開催 「モアナ 南海の歓喜」公開記念 公開講座 ロバート・フラハティとドキュメンタリーの変容
「モアナ 南海の歓喜」公開記念 公開講座 ロバート・フラハティとドキュメンタリーの変容 ロバート・フラハティ監督作品『モアナ 南海の歓喜』(1926年制作/1980年サウンド版/2014年デジタル復元版)が劇場公開され
【Review】イメージを<経る> 七里圭監督『アナザサイド サロメの娘 remix』 text 永井里佳子
映画を音から作ったらどうなるか―「光も音も同じメディアに情報として記録されるようになった今、映像からサウンドトラックを意識的に引き離し、同期することを体験してみよう」(1)というコンセプトによる一夜限りのライブ上演『映画
【News】2月17日~19日 七里圭監督作「音から作る映画のパフォーマンス上映」@原宿VACANT
日替わりで3プログラム3日連続音から作る映画のパフォーマンス上映!昨年末『眠り姫/サラウンドリマスター版』の10 周年記念特別上映が開催された七里圭監督による新たなイベントが、TPAM2017の『音から作る映画のパフォー
【News】6/4−10 渋谷UPLINKにて再演決定!七里圭の音から作る映画(3)『サロメの娘 アナザサイド in progress』
黒田育世、長宗我部陽子、飴屋法水、神村恵が出演する異色の映画作品! そして、青柳いづみ、原マスミが「声」の出演。 映画を音から作り始める前例の無い制作のワーク・イン・プログレス第3弾。 異才・七里圭監督の最新作『サロメの
【News】2/5(金)開催 連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」3 「アピチャッポンの映画はどこから到来するのか?」vol.12 金子遊×川口隆夫×七里圭
連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」3「アピチャッポンの映画はどこから到来するのか?」vol.12 金子遊(批評家・映像作家)×川口隆夫(ダンサー・パフォーマー)×七里圭 (映画監督) 「いま観たモノは一体なんだっ
【Report/Review】映画における空間の拡張性について~七里圭監督作品『ドキュメント・音から作る映画』 text 小川学
映画が時間の連続であるならば、七里圭監督作品が上映される空間は、映画を制作する上で一つの構成要素であり、また、その場で鑑賞している者も映画作品に含まれてしまう一つの要素となっている。映画に関連する全てが内包された空間その
【News】七里圭連続講座『映画以内、映画以後、映画辺境』第3期 第2回(通算第10回)「映像アートと、アート系映画の違いって何?」
おかげさまで、連続講座も第三期。今期はちょいと趣向を変えて、映像を扱う表現が映画だけではないことについて考えてみたいと思います。例えば、美術館やギャラリーで展示上映される映像作品は、なぜアートなのか?映画との垣根はあるの
【News】9/21 七里圭の新作『ドキュメント・音から作る映画』初上映+連続講座『映画以内、映画以後、映画辺境』第3期スタート
七里圭の新作ドキュメンタリー映画「ドキュメント・音から作る映画」初上映+連続講座『映画以内、映画以後、映画辺境』第3期スタート 2015年9月21日(祝日)、UPLINKにて開催される連続講座「映画以前、映画以降、映画辺
【News】11/15〜 七里圭監督新作『映画としての音楽』一週間限定公開&連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」2nd 開催!
映画が音楽と出会ったのは、いつのことだろう?映画は初め、声を持たなかった。しかし、彼は聞いていたはずだ。彼を見ながら、奏でる響きを。 Narrative + Experimental (物語と実験) 2014年4月26日
【News】七里圭監督イベント!4/26 音から作る映画1「映画としての音楽」/『眠り姫』アンコール上映(15回目)@UPLINK
映画を音から作り始める実験的制作の、ワーク・イン・プログレス第1弾。まずは、通常の映画制作なら最後にmixされる、音楽を発表する。しかし、これは単なる映画音楽のライブではない。まだ目覚めぬ映画を呼び起こす、声と響き。やが