【News】3月25日(土)~26日(日) 第10回大倉山ドキュメンタリー映画祭開催!


「出逢い、出逢い直すこと」

大倉山の坂を登る。風が立つ。
大きく息を吸う。
映画を観て、お茶を呑み、お喋りし合う。
出逢い、出逢い直して10年目の春が来た。
ドキュメンタリー映画・・・
「出逢い、出逢い直すこと」を生きる。


大倉山ドキュメンタリー映画祭は、映画の作り手、映画好きの市民、地域の福祉作業所などが集まりボランティアで運営している映画祭です。

【開催日】2014 年 3 月 25 日(土)~26 日(日)
【会場】横浜市大倉山記念館 (東横線・大倉山駅下車 徒歩8分)
【タイムテーブル】
3月25日(土)
10:00 『さとにきたらええやん』(2015年/100分 監督:重江良樹)
12:00 
『夜明け前の子どもたち』(1968年/120分 監督:柳澤寿男)
15:10 『風の波紋』(2015年/99分 監督:小林茂)
17:30 『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』(2016 年/95 分 監督:古居みずえ) 

3月26日(日)
10:00 『沖縄 うりずんの雨』(2015年/148分 監督:ジャン・ユンカーマン)
13:00 『柳川堀割物語』(1987年/167分 監督:高畑勲)
17:00 『いのちのかたち −画家・絵本作家 いせひでこ−』(2016年/82分 監督:伊勢真一)
18:35 10周年記念トークショー (19時終了予定)
上映作品の監督×伊勢真一監督×三浦淳子監督×飯田基晴監督×高橋愼二カメラマン    

【主催】大倉山ドキュメンタリー映画祭実行委員会
    共催:横浜市大倉山記念館
【公式ブログ】http://o-kurayama.jugem.jp

【料金】
一般 1,600円(各回入替制、2作品目以降は1,000円
高校生以下・シニア・障がい者 1,000円(各回入替制) ※身分証をご持参ください。
映画祭サポーター用フリーパス 10,000円(限定20枚)
 ※映画祭を応援してくださるサポーターのためのフリーパス
  3月25日(土)~26日(日)のすべての上映をご覧いただけます。
サポーター券(1日券) 5,000円
 ※3月25日(土)もしくは26日(日)のすべての上映をご覧いただけます。

重要 ご予約について
大倉山ドキュメンタリー映画祭は予約優先制です。2月1日(水)より受付を開始いたします。会場の定員数(80席)に限りがあるため、ご予約がないと入場いただけない場合がございます。事前のご予約・お問い合わせをお願い申し上げます。

◇電話:080-3542-8759(実行委員会)/090-2257-4895(薩田・さった) 
◇FAX:045-434-9270
◇Email:ookurayamaeiga@yahoo.co.jp

FAX・Emailでのお申し込みの場合は必ず以下をお伝えください。
①お名前 ②お電話番号 ③鑑賞したい作品 ④鑑賞人数
後ほど実行委員会より確認の連絡をさしあげます。


【プログラム詳細】


<3月25日(土)>

10:00 『さとにきたらええやん』 
2015年/100分 監督:重江良樹 
★上映後、重江良樹監督の舞台挨拶あり

大阪市西成区釜ヶ崎。日雇い労働者の街と呼ばれてきたこの地で、38年にわたり活動を続ける「こどもの里」。“さと”と呼ばれるこの場所では、障がいの有無や国籍の区別なく、子どもたちを無料で受け入れています。時に悩み、立ち止まりながらも力強く成長していく子どもたちと、彼らを支える職員たちにカメラは密着。子どもたちの心の揺れ動きを見つめながら、涙や笑いとともに、子どもも大人も抱えている「しんどさ」と格闘する人々の切実な姿を描き出します。【平成28年度文化庁映画賞優秀賞】

公式サイト www.sato-eeyan.com/

12:20 『夜明け前の子どもたち』 

1968年/120分 監督:柳澤寿男  
★上映後、小林茂監督と伊勢真一監督によるトーク

「この子らを世の光に」の理念をかかげ、知的障害児の父と言われた故糸賀一雄氏の監修のもとに製作された、滋賀県にある重症心身障害児施設「びわこ学園」を舞台にした映画「夜明け前の子どもたち」。医療と療育の一体化での取り組みを記録し、日々の生活の中に発達の芽があることを描いた、故柳澤寿男監督と故瀬川順一カメラマンによる日本の福祉ドキュメンタリーの原点、とも言われる映画である。上映後に柳澤監督に師事した小林茂監督と、瀬川カメラマンと仕事を共にした伊勢真一監督によるトークセッションもあります。

15:10 『風の波紋』 
2015年/99分 監督:小林茂  
★上映後、小林茂監督の舞台挨拶


©カサマフィルム

舞台は新潟県・越後妻有の雪深い村。都会から移り住んだ木暮さん夫婦は、茅葺き屋根の古民家を修復し、見よう見まねで米を作って暮らしている。木暮さんのまわりには、老若男女を問わず個性豊かな仲間が集まり、ことあるごとに囲炉裏を囲んで宴がはじまる。そんな新しいかたちの「結(ゆい)」が広がっている。丹念に育てられた米や野菜が日々の暮らしを彩るように、心をこめて作られた映画が人生の大切な糧となることがあります。『阿賀に生きる』のスタッフが5年の歳月をかけて作りあげた映画を、スクリーンでご堪能ください。【日本映画撮影監督協会推薦作/第24回JSC賞】

公式サイト http://kazenohamon.com/

17:30 『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』 
2016 年/95 分 監督:古居みずえ  
★上映後、古居みずえ監督と飯田基晴プロデューサーによるトーク

菅野榮子さんは地元・福島県飯舘村の自然を愛し、家族と懸命に働いてきた。孫に囲まれた幸せな老後を迎えるはずが原発事故で一転。飯舘村は全村避難となり、ひとりで仮設住宅で暮らすことになった。支えは友人の菅野芳子さん。「ばば漫才」と冗談を飛ばし、互いを元気づける。畑を借りて農作業に精を出す。村の食文化が途絶えぬよう、各地で味噌や凍み餅の作り方を教える。飯舘村では除染作業が始まった。しかし未だに高い放射線量、変わり果てた風景・・・。先の見えぬ不安を語り合い、泣き笑いながら、ふたりでこれからを模索していく。

公式サイト www.iitate-mother.com/

<3月26日(日)>

10:00 『沖縄 うりずんの雨』 
2015年/148分 監督:ジャン・ユンカーマン


©2015 SIGLO

1945年4月1日、アメリカ軍が沖縄本島に上陸、12週間に及ぶ沖縄地上戦では4人に1人の住民が亡くなりました。本作では、当時同じ戦場で向き合った元米兵、元日本兵、そして沖縄住民に取材を重ね、米国立公文書館所蔵の米軍による記録映像を交えて、沖縄戦の実情に迫ります。また、戦後のアメリカ占領期から今日に至るまで、米軍基地をめぐる負担を日米双方から押し付けられてきた、沖縄の差別と抑圧の歴史を描き、現在の辺野古への基地移設問題に繋がる、沖縄の人たちの深い失望と怒りの根っこを浮かび上がらせます。【第89回キネマ旬報文化映画ベスト・テン第1位】【2015年 毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞】【座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル コンペティション部門大賞】

公式サイト http://okinawa-urizun.com/

13:00 『柳川堀割物語』 
1987年/167分 監督:高畑勲  
★上映後、高畑勲監督と高橋愼二カメラマンによるトーク


© Studio Ghibli

「毎日のように水を使い、それを口にふくみながら、私たちは水の持つ心地良さやありがたさに少し鈍感になりすぎてはいないだろうか…」アニメ界の第一人者、高畑勲監督が、大倉山映画祭スタッフの高橋愼二カメラマンと三年の歳月をかけて描いた、北九州の水郷、柳川を舞台にした、1987年製作のドキュメンタリー映画「柳川堀割物語」。時代は変わっても、人と水とのかかわり合いは私たちの大きな課題だ。アニメーションという表現、ドキュメンタリーという表現、高畑監督と高橋カメラマンによる、興味深いトークセッションもお楽しみください。※途中、休憩10分を挟み上映【第42回毎日映画コンクール 教育文化映画賞】【第41回日本映画テレビ技術協会 日本映画技術賞・特別賞(撮影)】

17:00 『いのちのかたち −画家・絵本作家 いせひでこ−』
2016年/82分 監督:伊勢真一  
★上映後、伊勢真一監督の舞台挨拶


©いせフィルム

無人の荒野、東日本大震災の被災地で絵描きを呼び止めたのは一本のクロマツだった。あの日のことを、誰よりも記憶しているにちがいない宮城県、亘理町・吉田浜のクロマツの倒木と、4年近くにわたって向き合いその声に耳を澄ませ見つめ続けた絵描きの終わらない旅−。自作『傍(かたわら)〜3月11日からの旅〜』に続き、伊勢真一監督が宮城と福島の被災地を舞台に、いせひでこの世界を追った。生まれ、育ち、朽ち果て、また生まれ巡る−。それは、同じ“いのち”でつながるわたしたちの物語。

公式サイト https://isefilm-movie.jimdo.com/

18:35 10周年記念トークショー (19時終了予定)
上映作品の監督×伊勢真一監督×三浦淳子監督×飯田基晴監督×高橋愼二カメラマン

※上映後の舞台挨拶・トークは、ゲストのやむをえない事情により、変更・中止となることがあります。

※会場は全自由席です。受付順に整理番号つきチケットをお渡しし、開場時刻(上映の15分前)より番号順にご入場頂きます。遅くとも上映の10分前までに受付にお越しください。上映直前になると当日券のお客様を優先させて頂くことがあります。余裕を持ってお越し頂くことをお勧めいたします。


◆保育

港北区子育て支援ボランティア「ポケット」による保育(1歳以上、定員あり)があります。利用料としてお子さま1名、1作品上映中につき、500円のご協力をお願いいたします。ご希望の方は3月17日(金)までにご予約ください。電話090-2257-4895(薩田・さった)

◆Documentary Cafe (ドキュメンタリー カフェ)

映画祭の期間中、大倉山記念館のアンティークなお部屋で、ドキュメンタリー カフェを開催します。実行委員会の自慢のケーキ、クッキー、軽食、お飲み物をご用意しています。また、ドキュメンタリー映画のDVDや関連書籍もお求めいただけます。上映作品の監督と歓談する機会もあります。どうぞおいしいお菓子やお茶とともに映画祭をお楽しみください。

◆ブログ

大倉山ドキュメンタリー映画祭公式ブログ
http://o-kurayama.jugem.jp にて最新情報を更新しています。

◆アクセス
横浜市大倉山記念館

東急東横線・大倉山駅下車 徒歩8分(大倉山駅まで渋谷から30分、横浜から15分)
〒222-0037 横浜市港北区大倉山2丁目10番1号  TEL:045-544-1881

※駐車場はございません。ご注意ください。

主催:大倉山ドキュメンタリー映画祭実行委員会
共催:横浜市大倉山記念館
協賛:ヤジマデンタルクリニック、(有)なんでも舎ケアサービス、こうほく・人と生きもの・支えあう会、薩田商店、大倉山レモンロード商店会、テラコーヒー、企業組合エコ・アド
協力:セサミ香房、社会福祉法人かれん、野いちご、NPO法人街カフェ大倉山ミエル