映画上映と講演会
Cinematic Imagination of War and Human Condition
立教大学異文化コミュニケーション学部では、毎年、海外の大学より著名な研究者を招聘し、教員・学生との学術交流を進めてきた。今回、ワルシャワ大学応用言語学教授Malgorzata Tryuk(マルゴジャータ・トリーウック)氏(専門は翻訳通訳研究)と映画監督・マサチューセッツ芸術大学准教授Soon-mi Yoo(スーンミ・ヨー)氏(専門は映画制作)を招聘研究者として迎えるにあたり、2部構成で映画上映および講演会を提供し、多くの一般参加者を交えて戦争下の通訳者、北朝鮮の現在に関する映画を通して多様な議論を行う機会としたい。
第1部はアウシュビッツ収容所内の通訳者を主人公にした映画『アウシュビッツの女囚』(1948年)を上映し、「通訳者と倫理」に関するTryuk教授の講演を催す。第2部は北朝鮮に関するドキュメンタリー映画で2014年ロカルノ国際映画祭フィルムメーカーズ・オブ・ザ・プレゼントを受賞した『Songs from the North』を上映し、Yoo監督とのQ&Aの場を設ける。
【日時】2017年6月4日(日)13:00~18:00
【場所】池袋キャンパス 7号館1階 7102教室 <キャンパスマップ>
【名称】映画上映と講演会「Cinematic Imagination of War and Human Condition」
※使用言語:英語(通訳なし)
【プログラム】
◆第1部
13:00~15:30
映画『アウシュビッツの女囚』
(監督:ワンダ・ヤクボフスカ/1948年/109分/ポーランド)
上映と講演「アウシュビッツ収容所の通訳者と倫理」
《講演者》Malgorzata Tryuk 氏(ワルシャワ大学応用言語学研究所教授)
◆第2部
15:45~18:00
映画『Songs from the North』
(監督:Soon-mi Yoo/2014年/72分/韓国・ポルトガル・アメリカ)
上映と監督のトーク・Q&A
《講演者》Soon-mi Yoo(映画監督、マサチューセッツ芸術大学映像学科准教授)
主催:立教大学異文化コミュニケーション学部
対象者:異文化コミュニケーション学部生、本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料
その他:
【講師略歴】
Malgorzata Tryuk 氏
専門は翻訳通訳学。特に、通訳者の倫理、ナチス強制収容所内および戦犯裁判の通訳者、ポーランドにおけるコミュニティ通訳、翻訳通訳教育法などを研究。ワルシャワ大学から応用言語学(翻訳研究)で博士号を取得。著書にOn Ethics and Interpreters(2015)、論文に“Interpretation at the trials of Nazi criminals in Poland after World War II” (2016)、”“Conflicts. Tensions. Aggression. Some ethical issues on interpreting during the asylum hearings at the Office of Foreigner in Warsaw” (2014)などがある。
Soon-mi Yoo 氏
延世大学でドイツ文学を学んだ後、マサチューセッツ芸術大学で芸術修士号(MFA)を取得。前衛的かつエッセイ的作品を数々制作し、ロッテルダム映画祭などでも上映されている。Songs from the North は初の長編作品で、2014年ロカルノ国際映画祭でフィルムメーカーズ・オブ・プレゼント賞を受賞した。
お問い合わせ:
立教大学・学部事務4課 異文化コミュニケーション学部担当
TEL:03-3985-4824