【News】3/8〜 児童養護施設の日常に迫る!『隣る人(となるひと)』 アンコール上映@ポレポレ東中野

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知られざる「児童養護施設」の“大切な”日常を
ただ、寄り添い続けるカメラが紡いだ、色鮮やかな映像スケッチブック
熱い要望に応え 3週間限定のアンコール上映!

とある児童養護施設での日常の悲喜こもごもを、8年間撮り続けたドキュメンタリー映画『隣る人(となるひと)』。2012年5月からのポレポレ東中野での劇場公開を皮切りに、その後の全国各地での劇場や自主上映の広がりを経て、鑑賞者は4万人を越えています。

現在でも自主上映は広がっておりますが、放送中の日本テレビのドラマ『明日、ママがいない』で「児童養護施設」に注目が集まっている中で、本作を「劇場で観たい」という声が高まっています。

そのご要望にお応えして、3週間限定のアンコール上映が決定しました。福祉の関係者だけでなく、子がいる親、かつて子どもだった全ての方の感情に訴えかける本作を是非ご覧ください。

【劇場】ポレポレ東中野
    
〒164-0003 東京都中野区東中野4丁目4−1
    Tel:03-3371-0088
【期間】3月8日(土) ~28日(金):連日10:30~ ※3週間限定
※3月16日(日)は上映後、刀川和也(監督)、稲塚由美子(企画)、菅原哲男(「光の子どもの家」理事長)のトークあり

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『 隣る人 』 
(2011/日本/SD/85分/ドキュメンタリー)

監督:刀川和也
企画:稲塚由美子/撮影:刀川和也、小野さやか、大澤一生 /編集:辻井潔
構成:大澤一生 /プロデューサー:野中章弘、大澤一生
製作・配給:アジアプレス・インターナショナル 
配給協力:ノンデライコ/ 宣伝協力:contrail/宣伝:プレイタイム 


親と暮らせない子どもたちと、隣り合う保育士たち 
そして、子どもとふたたび暮らすことを願う親
ある児童養護施設の日常を追う8年間のドキュメンタリー

新聞やテレビで、「児童虐待」のニュースを目にすることがまれでなくなった昨今。しかし、そのニュースはセンセーショナルに報じられるだけで、子どもが生きる現場に寄り添い、なにが大切なのかを深く洞察した報道は少ない。本作は、「子どもたちと暮らす」ことを実践する児童養護施設、「光の子どもの家」の生活に8年にわたって密着し、その日常を淡々と丁寧に描いたドキュメンタリー。監督はフリージャーナリスト集団「アジアプレス・インターナショナル」に所属し、フィリピンやインドネシア等アジアの児童問題を取材してきた刀川和也。

「私の全存在を受け止めて!」と不安の中で揺れ動き続ける子どもたち。自らの信念とその重さに格闘しながらも、子どもに寄り添い続けようとする保育士たち。離れて暮らす子どもとふたたび生活できるようになることを願い人生を修復しようともがく実の親など、生命力に溢れる人々の姿が瑞々しく描かれ、どこにでもありそうな日常なのに、観る者を笑いと涙、人と人とのぶつかり合いの温もりで包み込む。
2012年度 文化庁映画賞 文化記録映画部門大賞受賞作品。

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