岩波書店より、福島原発事故を考えるうえで貴重な書籍2冊が同時発売!
事故直後の49時間の初期対応を網羅した『東電テレビ会議 49時間の記録』。
その後、2012年12月までに発売された公表資料や書籍、映画等の情報を時系列上に配置した『タイムライン 2011−2012』。
事故直後の詳細と、その後1年9ヶ月の動き。両著を併せて読むことで、福島原発事故対応の全体像が浮かび上がる、貴重な検証資料である。編集は「シリーズ日本のドキュメンタリー」の渡辺勝之。『タイムライン2011−2012』には、「Image.Fukushima」をはじめとする上映会や、映画・テレビなど3・11以降、2012年までの映像作品が200件以上紹介されている。
(カバーデザイン:成瀬慧)
『福島原発事故 東電テレビ会議49時間の記録』
編:福島原発事故記録チーム
著:宮崎知己、木村英昭、小林剛
B5判並製カバー432頁
定価3150円(本体3000円)
2013年9月27日発売
東電が隠し続けたテレビ会議映像記録。電源の調達や注水の失敗、迫り来る最大の危機、そして、撤退計画の浮上。原子炉制御に失敗した東電内部の生々しいやりとりは事故原因の解明に迫るカギである。初期対応を巡る「運命の49時間」に刻まれた東電幹部の肉声をすべて明らかにする。福島原発事故を検証する基礎資料の決定版。巻末にテレビ会議公開映像リストを付す。
(Amazon.co.jp)
『福島原発事故 タイムライン2011-2012』
編:福島原発事故記録チーム
解説:宮崎知己、木村英昭
B5判並製カバー344頁
定価2625円(本体2500円)
2013年9月27日発売
2011年3月11日の東日本大震災から決定的破局まで、あの瞬間にどこで何が起きていたのか? その時、官邸や東電、住民は何をしていたのか? 事故報告書や報道、テレビ会議映像記録……。公表資料を重ね合わせ、刻々と悪化する原発事故の全体像を初めて浮かび上がらせる。当初1カ月は分単位、以後2012年12月まで原発関連の出来事を記録。福島原発事故を考える基礎的データベース。全7000項目。
(Amazon.co.jp)
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