【News】5/31(土)より/『映画「立候補」』DVD発売&ポレポレ東中野凱旋上映記念トークショー 6DAYS開催!

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12日間連続立ち見満席、異例の7ヶ月超ロングラン、毎日コンクールドキュメンタリー賞受賞、数々の常識を塗り替え、「映画の神が宿った」と噂された奇跡の映画がついにDVD化!
東京での公開から1年を記念してあの映画がポレポレ東中野に帰ってくる

東京での公開から1年を記念してポレポレ東中野凱旋上映とDVD発売記念イベントの6DAYSが開催される。連日多彩なゲストを招いて繰り広げられる映画の舞台裏トークショー。他、未公開映像から構成されるビハインドシーン映像集など見所満載! イベント期間中、劇場にてDVDご購入のお客様に各日数量限定(先着)でパンフレットまたは、サントラCDをプレゼント。

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|開催概要

会期 2014年5月31日~6月6日
会場 ポレポレ東中野 http://www.mmjp.or.jp/pole2/
料金 映画「立候補」凱旋上映記念特別料金¥900
  (料金には鑑賞料とトークショーどちらも含まれます)

本編上映後イベント
5/31(土) 未公開映像 「気になるあの人たち」(20分)上映
6/2 (月) 未公開映像 「気になるあの人たち」上映
6/3 (火)  ゲストトーク/マック赤坂氏+藤岡利充監督+木野内哲也プロデューサー  
6/4 (水)  ゲストトーク/本作宣伝コピーライター初海淳氏+藤岡利充監督+木野内哲也プロデューサー
6/5(木) ゲストトーク/コラアゲンはいごうまん氏+角田龍平弁護士+藤岡利充監督
6/6(金) ゲストトーク/北野誠氏+角田龍平弁護士+藤岡利充監督

*トークショーは全日程21:20~22:20となります。

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|作品概要

『映画「立候補」』
出演:マック赤坂・羽柴秀吉・外山恒一・高橋正明・中村勝・櫻井武ほか
監督:藤岡利充 撮影/製作:木野内哲也 音楽:田戸達英(主題曲)/岩崎 太整/佐藤ひろのすけ
製作補:赤間哲也 製作:明るい立候補推進委員会 (C)2013 word and sentence

2013年、毎日映画コンクール・ドキュメンタリー賞受賞。「負ケルトワカッテ、ナゼ戦ウ。」落選確実の泡沫候補たちを克明に描き出した屈指のエンターテイメントドキュメンタリー。2011年の大阪府知事&市長W選挙を舞台にマック赤坂、ほか3人の泡沫候補にカメラが迫る。泡沫の最高峰と名高い羽柴誠三秀吉、 伝説の政見放送で知られる外山恒一も外野参戦。あなたはもう彼らを笑う事はできない。

2011年11月。橋下徹が仕掛けた40ぶりの大阪府知事市長W選挙。大阪は橋下維新か?反橋下か?まっ二つに割れ、沸いていた。そこに現れた、場違いな4人の泡沫候補たち。スマイル党総裁「マック赤坂」、二度目の府知事選「高橋先生」、7歳の娘をもつ61歳「中村パパ」、初選挙の「岸田さん」。なぜ、彼らは300万円の供託金を支払ってまでして、敗北必至の選挙に立候補するのか?伝説の政見放送「外山恒一」、泡沫の最高峰「羽柴秀吉」も外野参戦。この映画は、歴史に残ることのない、存在を消し去られた敗者の記録である。

|各界コメント

 しつこい。しつこいほどに深く対象者を捉えている。良し。
田原総一郎(ジャーナリスト)

感動して涙が止まらない。凄すぎる・・・
高橋源一郎(作家)

我々の社会に刃(やいば)突きつける驚くべき傑作。
佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)

バカにするがいい。その分、感動に撃たれるから。
松江哲明(映画監督) ①

信じる力は偉大だ。
shing02(MC / Producer)

時おりどうしても撮りたいと思う人が現れる。例えば平成天皇。絶不調の時期の中森明菜。日本の調査捕鯨船に 乗り込んできたシーシェパードのピ ーター・ベスーン。阿久根市長の竹原信一。そして最近は、何といっても マック赤坂だ。だからこそ映画「立候補」を見る前は、楽しみであると同時に複雑な気持ちだった。絶対に面白い 作品になるはずだ。でももし凡庸な作品になっていたら、とてもとてもがっかりする。観終えて思う。傑作だ。 ラストの秋葉原は名場面。見事だ。ありがとう。
森達也(映画監督)

そりゃ僕も気になっていた。なぜ、彼らは落選が明らかなのに出馬するのか、と。きっとあなたもそんな 思いで映画『立候補』を目にしたはずだ。だが見事にその疑問に答え、さらには感動ってやつまで味わわせて もらえるとは。彼らは結果程度のことを求めて動いていなかった。とにかく自身の主張を訴え、世に問う。 例え外国人には奇妙奇天烈な光景に映ろうとも、それが許されているのがこの日本なのだ。だが状況は厳しい。 街頭演説をしても相手にされず、有力候補には公然と舐められる。しかし、泡沫とまで言われる彼らを通して 描かれる日本はどこか極端だ。集団で「帰れ」と連呼され、さらには罵詈雑言を浴びせられる程、悪いことを しているのだろうか。いつから社会には風紀委員のようなおりこうさんばかりになってしまったのか。その もどかしい想いはマック赤坂氏の息子が、まるで一流の劇映画のような台詞で爆発させてくれたが、彼は存在も 含めて最高の助演だった。そう、映画『立候補』は一流のドキュメンタリーの証である、劇的な現実を捉まえる ことに成功したのだ。
松江哲明

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|『映画「立候補」』の記録的ヒットを検証する
 
 文= 津田裕((株)マッキャンエリクソン 戦略ディレクター)

負けると分かっていても闘いを挑む―― 誰しもが負けると思っていた闘いの為に鍛え続けるロッキー・バルボアのように、本作の登場人物たちは勝つ見込映画監督みのない闘いにも、己と世界のために闘い続けます。選挙とは立候補のもとに成り立つシステム です。それが政党や団体によって支援された受かる見込みのある候補者たちだけのものになりつつあるのが今日の日本ですが、本来選挙とは誰もが声を挙げられるように出来ています。

映画『立候補』に登場する 泡沫候補たちは、選挙に勝つため、政治家になるために闘うだけではなく、自らの信念を貫く様を人々に 見せようと孤軍奮闘しています。その姿がおかしくもあり感動的でもあるのはなぜでしょうか。それは行動を起こす人々に対して“ツッコミ”をいれたり、嘲笑したりしがちな現代に生きる私たちへのアンチテーゼに見えるからなのかもしれません。何をしたいかよりも、どう見られるかが勝ってしまう、今の私たちの姿に気付かされるのです。奇異な行動を取る泡沫候補たちを劇場に観に来て、笑いながら、最後に はなぜか感動してしまう力を本作品はもっています。

監督は新鋭・藤岡利充。製作を手掛けた木野内哲也 との二人三脚で困難な撮影を経て、本作を完成させました。二人はこれまでもコンビで制作を続けており 本作にもその独特なコンビネーションが活かされています。

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上映館の東中野ポレポレは連日満席状態が続き(ミニシアター系の記録更新)ちょっとした社会現象となっています。間違いなく今年(2013年)の映画界の話題作といえるでしょう。この映画はもともと「夢追い人」というインターネット用の動画企画として構想されました。映画館で上映できるなんて思っていなかったそうです。もちろん制作費も宣伝費も潤沢にあるわけではありません。どうして、ここまでムーブメントを起こせたのでしょうか?

Googleのトレンドリサーチで「映画『立候補』」を検索すると、5月の下旬からジワジワ興味が上がり始めたことがわかります。この時期は既にマスコミ用のDVDを配布しはじめていましたが、そこまで新聞社等のマスメディアには取り上げられていませんでした。先に反応したのは、カルチャー系のwebマガジンやwebニュース等の媒体でした。先行試写会に参加した人含め、一部の映画好きの間で話題にのぼる程度だったと思います。

ティッピングポイントとなったのは、映画の聖地「東宝スタジオ」での試写会(2013/6/21)でした。この試 写会に、先にご覧になられていたドキュメンタリー映画の大御所森達也監督に薦められ渋々観に来ていた (ご本人談)小説家の高橋源一郎さんが、上映終了後、以下のTweetをしました。

「感動して涙が止まらない。凄すぎる・・・」

このTweetは461件Retweetされ、358ファボられました。数そのものよりも数々の小説賞の選考委員を務め、 文芸評論家である彼が絶賛したことで、「キワモノだと思っていたが、実はこの映画は評価に値する」という“空気”が醸成されました。「立候補」関連のTweetがじわじわ増え、また新聞各紙にも取り上げられるようになりました。映画 公開日に高橋源一郎さんが朝日新聞に寄せたコラム記事『ぼくらはみんな「泡沫」だ』がそうした空気作りの決定打となったと思います。

さて、映画公開後は、実際にこの映画を見た人の熱いTweetがタイムラインに流れるようになります。基本は笑えるのに、ドラマティックなエンディングに思わずグッと来るその内容と投げかけてくるテーマの深遠さが多くの人の共感と感動を呼び、単なるお笑い映画でも政治映画でもないことを熱く語りたがるのが印象的でした。大きな資本を得て宣伝配給をしている映画と比べると、単館上映の映画「立候補」はまさに”泡沫”映画なわけですがだからこそこの映画を応援したいという人が自発的にTweetやNAVERまとめで盛り上げるという現象が起こりました。

2013/7/4に参議院選が公示されると、ますます注目度が高まります。同時期に公開した映画「選挙2」(想田和弘監督)と合わさって、「選挙に行く前にこれらの映画を観て、政治を考えよう」という趣旨の Tweetが多く流れるようになりました。ポスターにも起用されているマック赤坂氏が参議院選に出馬したため、すべての宣伝物から主役が消えるという珍現象も話題を呼びました。藤岡監督や木野内プロデューサーのメディア露出も増え、投票日にはMXテレビにて津田大介氏と藤岡監督が選挙の開票速報を見ながら対談したり、TBSラジオでは聴取率ナンバーワン番組であるSESSION22にて荻上チキ氏と木野内プロデューサーとの対談が実現しました。

そしてGoogleトレンドリサーチのピークは、投票日翌日に行われた「ニコニコ生放送上映会」。現在ロードショー中の映画をニコ生で放映するということは、業界初の試みでした。このニコ生放送は大反響を呼びました。現在上映中の映画をツッコミ含めてみんなで楽しむという斬新なスタイル。映画界の常識だと、ネガティブな意見は他のお客さんに見せたくないはず。映画の内容はもちろんですが、そこをよしとするアティテュードが共感を呼んだのだと思います。上映後のアンケートでは、実に87%の視聴者が5段階評価の最高「とても良かった」をつけました。(ひろゆき氏のブログより http://ch.nicovideo.jp/hiroyuki/blomaga/ ar299621 )

大反響を呼んだがゆえに、追って、2013/8/1には「参院選大反省会」と称し二回目のニコ生放映を、虎ノ門ガーデンシアターにて敢行します。しかも不測の事態を避け生放送からは敬遠され続けたマック赤坂氏を迎え。こうして一連の流れを振り返ってみると、ここまでソーシャルへの働きかけが非常に巧みになされていることがわかります。でも本質は、「作りたいものを作る」という純度の高い作り手の思いが、多くの人々を巻き込み、心を動かしたのでしょう。今後も映画「立候補」の動きに大注目です。

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|DVD情報

映画「立候補」
2014年6月3日発売 /メーカー希望小売価格¥3.900
特典映像:本編未使用のテイクから構成される「気になるあの人たち」、監督とプロデューサーによるオーディオコメンタリー、劇場予告篇 リバーシブルジャケット仕様・英語字幕