【News】9/8(月)-21(金)下高井戸シネマでアンコール上映★「旅する映像詩人 ヴィンセント・ムーンの世界」

ミュージックビデオの革命的鬼才
好評につき、レイトショーにて再上映!

音楽を巡る世界旅行― ロックスターからコーカサスの山村に人知れず存在する合唱団まで、様々なジャンルの音楽と歌声。そして、土地の匂いや風、街に暮らす人々の息づかいや生活音。映像作家ヴィンセント・ムーンが遊牧民のごとくカメラひとつで世界を旅して撮りためた短編音楽ドキュメンタリーを地域ごとに辿る特集上映。 臨場感あふれる独特のカメラワークで、私たちを世界旅行へと連れて行く。 またロックフェスATPの記録フィルムや”Take Away Shows”シリーズの傑作選も含む、下高井戸シネマオリジナルプログラムをお届けします!


旅する映像詩人 ヴィンセント・ムーンの世界

【日時】2014年9月8日(月)~9月21日(金) 連日21:10より 日替わり上映
【会場】下高井戸シネマ 〒156-0043世田谷区松原3-27-26 京王下高井戸ビル2F
    http://www.shimotakaidocinema.com/
【料金】1000円均一/会員800円

★ヴィンセント・ムーンが日本に帰って来る
「HIBIKI」プロジェクト クラウドファンディング実施中!
https://motion-gallery.net/projects/hibiki

【News】ヴィンセント・ムーンが長編ドキュメンタリー『響・HIBIKI』を始動! クラウドファンディング実施中&下高井戸シネマほかでアンコール上映!

「響」プロジェクト 特設ページ 
http://hibikiproject.com/


プログラム】

9/8(月)、 9/20(土)

南米
~アンデスから海岸へ、南米ニューエイジのモダンフォルクローレ~ 

[9作品/計1h38/2010〜2013年]

ブエノスアイレス、道の真ん中でカホン(箱型ドラム)を囲み5人で元気に声を合わせるワールド系ポップスバンド、オンダ・バガ/女性歌手ソエマの透き通る伸びやかな歌声が街を包み込む/夜の公園に妖精のようにたたずみバンジョーを弾き語るマロウリー/チリの港町バルパライソ、青い空の下、海岸で遊ぶ子どもたちの傍らで歌うミラグロス/老舗バーにフォークミュージシャン達が集う/ペルー、標高3600mの都市クスコに伝統的フォルクローレを響かせる一家/ペルー版ブエナビスタ (?!) リマのクリオーリョ音楽の老人楽団、ラ・カテドラル・デル・クリオリスモ/コロンビアの広場で演奏するバンド、ボンバ・エステレオの存在感ある歌声が光る/夜のブエノスアイレス、トミ・レブレロがバンドネオンのメランコリックな音色にのせ、唄い奏でる

9/9(火)、19(金) 

ブラジル
~音楽の生まれた街、音楽が育った路地裏~
[7作品/計1h43/2010〜2013年]

3人組のバンドTIÃODUÁがギターとタンバリンを手にベロオリゾンテの街を陽気に歌い歩く/ベレンのファベーラ出身大ブレイク中のテクノ・ブレーガ系(ブラジル北部に伝わるリズムやメロディを交えたポップス)女性シンガー、ガビ・アマラントスの超パワフルな自宅裏路地でのライブ/サンパウロのアンダーグラウンドHIPHOPシーン実力派クリオロが出身地でサンバを歌う/サンバの中心地ラパ地区の歌姫テレーザが心地よい歌声を聴かせる/奇抜なビジュアルと女性のような高い声で歌うMPB界のカリスマ、ネイが素顔のままチェロの伴奏一本で歌い上げる/雨のリオで若手女性歌手タルマと天才鍵盤奏者の父ラエルシオのヴィンセント流コラボ/男性シンガーソングライター、チアゴは路上にピアノを置き通行人とハーモニーを奏でる

9/10(水)、15(月・祝) 

ヨーロッパ
~痛切なまでに美しい音楽家の肖像~
[3作品/計1h20/2008〜2010年]

パリに暮らすカップルデュオ・アールト. 家や街角で二人は見つめ合い音楽を奏でる. 心に染み入るシンプルな音楽で綴る二人の愛の物語/チェコの音楽家ハベルス夫妻のポートレイト. 純粋に音楽を愛し15年以上生活を共にするカップルの美しいドキュメンタリー. プラハの街並と透き通ったピュアなハベルスの音楽が圧巻. ヴィンセント独特のカメラアングルが絶賛され話題となった一作/ヘルツォーク監督の『シュトロツェクの不思議な旅』『カスパー・ハウザーの謎』に主演したブルーノ・S. 彼はドイツで生まれナチ時代を含む3才からの23年間を精神科療養所で暮らした後アコーディオンを弾く路上音楽家になった.哀しげな声は魂の叫び. 彼の透き通るような瞳にその人生が見えてくるかのよう. 2010年、亡くなる数日前に撮影された作品

9/11(木)、21(金) 

FROM ATP + Take Away Shows 傑作選
~音楽ファンの理想郷ロックフェスATP、ミュージックビデオの革命~ 

[5作品/計1h43/2007〜2010年]

“ATP(All Tomorrow’s Parties)” アーティストがキュレーターとなり出演者を決め、主催者、出演者、観客が一つの宿泊施設で寝食を共にするという個性的な音楽フェスティバルのドキュメント2本/ステージとは異なる場所にミュージシャンを連れ出して演奏を記録するミュージックビデオ”Take Away Shows”よりパリの街角で撮った3本. ゴミ箱をドラムにして伸びやかで美しい歌声のザック率いるアメリカのバンド、ベイルート/ロンドンの4人組フォーク・ロック・バンド、マムフォード・アンド・サンズのとある庭先での演奏/NYのエキセントリック・ポップ・バンド、イェーセイヤーが地下鉄、アパルトマンでアコースティックに音をたたき出す!

 9/12(金)、18(木)  

アジア
~失われつつある民族文化と、街の雑踏に灯る音楽の力~ 
[6作品/計1h41/2009〜2012年]

ジャカルタの街に繰り出すカラフルでグルーヴィーなポップバンド、ホワイト・シューズ&ザ・カップルズ・カンパニー/ジャワ出身の二人組センヤワがケチャを思わせるヴォーカルと竹の自作弦楽器の演奏で田園、巨大なゴミ山、夜の浜辺に轟かせるパワフルな音の波/古典から新作までを自由自在に操り、ガムラン演奏家、講師として世界で活躍するバリ島のイ・マデ・スバンディ/フィリピン、ルソン島の山岳先住民カリンガ族の生活から聞こえてくる音、老婆が歌いながら入れ墨を彫る音、村の子どもたちの歌声が心に響くー/世界中で演奏活動をする香港の作曲家カン・チー・シン、夜の街の雑踏のなかバイオリンの音が鳴りわたる/大阪の冬の夜、友川カズキがギターをかき鳴らしギャスパー・クラウスのチェロと共に歌い上げる魂の歌

9/13(土)、16(火)

地中海・アフリカ
~多様な文化の入り混じる土地で生まれた、生活と祈りの音楽~
[11作品/計1h45/2008〜2012年]

チェロ奏者ギャスパーとフラメンコギタリストの父ペドロの息の合った魂のセッション/国民的フラメンコ歌手エンリケ・モレンテの洞窟に反響する深い歌声/イタリア・サルデーニャ島、何世紀にも渡る伝統的な笛ラウネッダスの音色と倍音で歌われる合唱/トルコ・ボドルム半島、70年代の歌姫セルダが弦楽器サズで弾き語るトルコ・フォーク/イスタンブール、柔らかい光と波に包まれる夕方にアイシェヌールが歌う黒海周縁のフォークロア/夜の街に溶ける哀愁あるサズの音色とアフメットの歌/カイロの悪霊祓いの音楽”ザール”のトランスへと誘う太鼓の響き/ザンジバルの人間国宝とも称えられるビ・キドゥデの歌はすべてを幸せで包み込む/エチオピア、ドルゼ族の暮らしの中から生まれた歌が朝靄に包まれた山に響き渡る/東アフリカ最大のマーケットに耳を澄ます音のコラージュ

9/14(日)、17(水)

ウクライナ・クリミア・コーカサス
~民族が複雑に入り組む地に響き渡るハーモニー、郷愁~ 
[10作品/計1h43/2012〜2014年]

ウクライナ、キエフのバンドDAKHA BRAKHAが聴かせるパワフルかつ軽快な音楽/”TRACES OF CRIMEA”クリミア・タタ―ル人の歌声と演奏から民族が入り交じる強大な土地クリミアの音を探ってゆく/チェチェンの伝統的女性聖歌隊NUR-ZHOVKHARの壮麗で幻想的な合唱/イスラム教スーフィズム、旋回し舞う恍惚感のなか神を称える宗教的儀式/アルメニア出身の新鋭ジャズピアニスト、ティグラン・ハマシアンが紡ぐ繊細な音/グルジア民族歌手の姉妹が歌い上げる力強いハーモニー/秘境タッシュティ地方の広大な峡谷に響き渡る歌声とアコーディオンの音色/アゼルバイジャンの伝統音楽/アブハジアの海辺や教会での合唱/グルジアの広場で子どもたちが見つめるなか奏でられる優しい旋律. 食卓を囲んだ男たちの哀愁のコーラス