【News】ヴィンセント・ムーンが長編ドキュメンタリー『響・HIBIKI』を始動! クラウドファンディング実施中&下高井戸シネマほかでアンコール上映!

パリ発 TAKE AWAY SHOWS の創始者、ヴィンセント・ムーンが日本の音楽を探求する長編ドキュメンタリー『響・HIBIKI』を始動!
クラウドファンディングのモーションギャラリーにて、映画製作資金の一部を調達中

【プロジェクト概要】

著名なロックスターからコーカサス地方の山村に人知れず存在するグルジアの合唱団まで、こ れまで 50 カ国以上を旅し、何百という音楽家たちを撮影してきた旅する映像詩人、ヴィンセン ト・ムーン。このプロジェクトでは、ヴィンセント・ムーンが日本の知られざる音楽に焦点を 当て、古から現在まで、この国に響き続ける音楽の根源を探求する長編ドキュメンタリー映画 『響・HIBIKI』の撮影を実現するため、映画製作費の一部を皆様からのご支援で募ります。

募集期間 :2014 年 10 月7日(火)まで
目標金額 :200 万円
資金の使い道: 集まったお金は、映画製作費の一部として監督の渡航費を含む日本での撮影ロケ費用(車両、 機材、交通・宿泊費)に充てさせていただきます。

スケジュール
撮影は2015年から2016年にかけて、合計3ヶ月程度(予定)
  – 撮影終了後 1 年以内に完成予定
・ 国内外の映画祭に出品予定
・ 劇場公開予定

特典について
HIBIKI オリジナルトラベルグッズ、ヴィンセント・ムーンオリジナルミックス音源等、特典を多数揃えております。詳しくはモーションギャラリーのプロジェクトページへ!

 モーションギャラリー『響・HIBIKI』ページ
https://motion-gallery.net/projects/hibiki
※ヴィンセント・ムーンによるヴィデオメッセージあり


 ヴィンセント・ムーン最新プロジェクト『響・HIBIKI』のご案内

パリから世界、そして日本へ。 路地や地下鉄、カフェなど人々が日常生活を送る場所で、突然始まる即興演奏。 唖然とする周囲の人々。何が起きるのだろうと興味津々の子どもたち。 演奏が続くにつれて場を支配していた違和感が消失し、みんなが音楽に引き込まれてゆく・・・。 世界中で話題を集めるネットの音楽配信番組、「TAKE AWAY SHOWS」を見たことのある人な らおなじみのシーンだと思います。その創始者であるヴィンセント・ムーンは次のように語ります。 「音楽はホールやシアターの中に存在するんじゃない。そこに住む人々の生活のなかから生ま れて、ライフスタイルとともに変わってゆく。僕は世界中の音楽がどんなふうに生まれて、ど のように変わっていくのかこの目で確かめたい。だから旅に出ることに決めたんだ。」 彼はシガー・ロス、R.E.M、アーケイドファイア、など世界的に著名なミュージシャンの映像を手がけてきたキャリアを捨てて、2009 年から世界放浪の旅に出ます。バックパックを背負い、 カメラを手にして、これまで世界中で何百という音楽家たちを撮影してきました。

世界中でカメラに収めた膨大な音楽映像のほぼ全てがネット上で無料公開されている (www.vincentmoon.com より)

世界を旅するうちに彼の興味は、「音楽とは一体、元々何のためにあっただろう。音楽は人々の 祈りや生活、文化とどのように関係し成り立っていったのか」というようにその根源的な部分へと変化していきました。

そして、いよいよヴィンセント・ムーンが、ここ日本に鳴り響くプリミティブな音の探求をテ ーマにした長編音楽ドキュメンタリーの新作に挑みます。これまでも世界中で音楽が生まれる 現場を見続けてきた旅する映像詩人の目に、日本はどう映るのか? 彼の求める音は、一体どこに存在するのか? この映画は、私たち日本人にとって「音楽」を考える上で新たな視点をもたらす、非常に刺激的な作品です。


『響・HIBIKI』とは?

ヴィンセント・ムーンによる長編音楽ドキュメンタリー映画『響・HIBIKI』。このプロジェクト では、日本に存在する根源的な音というものを探して、アイヌのユーカラ、琉球民謡のような 日本各地に伝わる伝統音楽や仏教儀式の和讃などの宗教儀式から、ノイズミュージックのよう な現代音楽までを縦横無尽に横断し、その音と映像をカメラに納めていこうという試みです。

彼は、「TAKE AWAY SHOWS」の頃から、映像も音楽の即興演奏のように自由であるべきだと 考えてきました。だから、街中にミュージシャンを連れ出し、ステージも聴衆もいないところ で彼らの気分次第で演奏を始めてもらって、映像も即興でカメラにおさめる。そこには演出上 の制約や約束事は何もないのです。だからこそ、生まれるリアリティ、独特の緊張感を彼は大 切にしたいと考えています。今回のプロジェクトでも、その撮影スタイルを踏襲するため、最 初から到達したいゴールが見えているわけではありません。日本全国を放浪しながら、現地で 彼の感性を刺激するミュージシャンと出会ったら、その場で即興的に撮影する予定です。行き 当たりばったりだと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そこにはヴィンセント・ムーン にしか撮れない映像が確かにあるのです。

今回のプロジェクトに関して彼は、訪れた土地土地で出会った人々と積極的に交流し、地元の 人々と一緒に作品を作り上げることを望んでいます。 「僕は日本の音楽についての映画を撮りたいんじゃないんだ。日本人と一緒に日本の音楽につ いて考えてみたいんだ。そのためには、たくさんの日本人と話をして、お酒もたくさん飲むつ もりさ」

『響・HIBIKI』特設ウェブサイト http://hibikiproject.com

ヴィンセント・ムーン  プロフィール(Vincent Moon)

パリ出身のインディペンデントフィルムメーカーであるヴィンセント・ムーンは、フランス発 の音楽情報サイト La Blogotheque のためにシネマ・ヴェリテの手法(作り手の存在が映画か ら排除される虚構上のトリックを排し、映像の作り手が被写体の人々と関わる行為そのものを も記録し、映画をより真実に近づけようとする手法) によって制作された作品の数々でその名を 知られるようになりました。

2006 年以来、トム・ジョーンズ、R.E.M、シガー・ロス、アーケイドファイア、ザ・ナショナ ルなど、著名なミュージシャンの即興パフォーマンスを記録した音楽映像ウェブ配信シリーズ Take Away Shows や、特定のアーティストの長編ポートレイト映画など、膨大な数の音楽ド キュメンタリーを制作しています。

2009 年 11 月、コペンハーゲンドキュメンタリー国際映画祭で、ワールドプレミアとして上映 された伝説のフォーク歌手、友川カズキのドキュメンタリー映画『花々の過失』は「音と映像 部門」最優秀賞を受賞し、大きな話題を呼びました。
2008 年からは遊牧民のごとくカメラひとつで世界を旅し、現地の伝統音楽から宗教的な儀式、 新しい実験音楽までを幅広く探求し映像を制作。オルタナティブなインディーズミュージック シーンの撮影から始まったこれらの旅の記録映像は、彼の生涯をかけたノマディック・フィル ムメイキングプロジェクトとしてウェブ上で公開され、また世界各地でフィールド録音された 音源は、自身のレーベルである Collection Petites Planètes より配信されています。

公式ウェブサイト www.vincentmoon.com


 ■ヴィンセント・ムーン作品の劇場上映情報

『旅する映像詩人 ヴィンセント・ムーンの世界』 Nomadic Filmmaker – The World of Vincent Moon

上映作品の詳細はこちら
【News】9/8(月)-21(金)下高井戸シネマでアンコール上映★「旅する映像詩人 ヴィンセント・ムーンの世界」 page6image5848 page6image6008

□ 下高井戸シネマ(東京)
2014 年 9 月 8 日(月)~9 月 21 日(日) 連日 21:10~レイトショー 【詳細情報】

□ 立誠シネマ(京都)
2014 年 9 月 13 日(土)~9 月 26 日(金)
9 月 13 日(土)~9 月 19 日(金)17:20~
9 月 20 日(土)~9 月 26 日(月)19:00~【詳細情報】