【News】4/21開催★『抱擁』公開記念試写会&シンポジウム「東京で一人で老後を送るための介護、法律、終活」 青山学院大学にて

映画『抱擁』より ©2014 SUPERSAURUS

高齢化社会日本の選択
東京で一人で老後を送るためには?

2015年、65歳以上の高齢者が、総人口の 4人に1人(内閣府「高齢社会白書」平成26年版)という超高齢社会に突入した日本。
高度経済成長期を支えた団塊の世代もいよいよ65歳を迎え、年間死亡者数は年々増加する一方、病院のベッド数の削減、特別養護老人ホームの待機者52万人など、高齢者を取り巻く問題は、益々深刻さを増している。
特に、「孤立死」の問題は深刻だ。
人口が集中する首都圏・東京は今後、「孤立死が急増」の可能性が指摘されている。
自ら他者との関係を断ち切った末、大抵は腐臭により発見される「孤立死」。
一方、「孤独死」は、文字通り一人で死ぬこと。医療、介護、福祉のスタッフに看取られる死だ。

そんな中、高齢女性の老いを真正面から見つめ、 日本外国特派員協会にて行われた試写会・記者会見で海外メディアからも大きな反響を呼んだ、話題のドキュメンタリー映画『抱擁』(坂口香津美監督/第27回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門正式出品/ドイツ・ニッポンコネクション映画祭ニッポンヴィジョン部門オープニング作品/日本映画ペンクラブ推薦)が4月25日(土)から、渋谷のシアター・イメージフォーラムにて公開される。

映画公開を記念して、4月21日(火)、青山学院大学人権研究会の主催にて、映画『抱擁』の試写会および、 法律、介護、終活の専門家による孤立死、孤独死の問題を語り合っていただくシンポジウムが開催される。

|開催概要

日時 
2015年4月21日(火)
17:00開場
17:30-19:03  映画『抱擁』上映(93分)
19:15-20:45  シンポジウム

会場
青山学院大学 14号館(総研ビル)8階・第10会議室
東京都渋谷区渋谷 4-4-25

参加お申込み方法
20名様をご招待[参加無料]。
お申し込みは、氏名、電話番号、人数を記入の上、 info@supersaurus.jp
「株式会社スーパーサウルス「抱擁」試写会係」までご応募下さい。
締切りは4月20日(月)19時到着分まで。
抽選の上、当選の方にのみ、4月20日中にメールにて返信いたします。

|司会

坂口香津美(映画『抱擁』監督)
早稲田大学社会科学部中退。これまでテレビのドキュメンタリー番組を約200本企画制作。 映画を6本監督。『抱擁』では、78歳の実母の心の闇と愛、再生までの道のりを4年間撮影。次回作『シロナガスクジラに捧げるバレエ』は津波で家族を失った幼い姉妹の心の旅路を描くサイレント・フィルムで9月、 渋谷のユーロスペースにて公開が決まっている。

『抱擁』作品情報はこちら。



|パネリスト(50音順、敬称略)

尾上正幸(終活アドバイザー/株式会社東京葬祭取締役・式礼推進部部長))
厚生労働省認定葬祭ディレクター技能審査一級葬祭ディレクター。経済産業省認可団体全国葬祭業協同組合認定全葬連葬儀事前相談員。 若き日に51歳の父を亡くしたのをきっかけに、より良い人生のために「エンディングノート・終活の重要性」を唱えて広く活動を行っている。著名人の葬儀も多数手がける。最近は、人生の総括としての「独居高齢者」の葬儀相談も多数寄せられている。

新倉修(弁護士/青山学院大学法務研究科教授)
早稲田大学大学院法学研究科刑事法専攻博士課程学位修得。刑事法を専門とする。 日本国際法律家協会会長、国際民主法律家協会(IADL)執行委員なども務める。法律の専門家の立場から「孤立死」「孤独死」における法律の重要性を。

馬場敦(行政書士/つるま行政書士事務所所長)
町田シニアライフ研究会代表。東京都行政書士会町田支部理事。一般社団法人自分史活用推進協議会理事。一般社団法人自分史活用推進協議会認定自分史活用アドバイザー。一般社団法人日本相続コンサルティング協会認定相続カウンセラー。 法的な遺言書の有効性を高めるため、自分史やエンディングノートを活用したトータルメモリーサポート事業、相続手続きコーディネートも行っている。「遺言の盲点」等についても詳しい。

広瀬カズ子(NPO法人ボランティア・市民活動学習推進センターいたばし理事長/板橋区民生・児童委員協議会)
高齢化のために 3 万人から 1 万 6 千人に人口が減少、孤立死の問題が深刻な東洋一のマンモス団地、高島平団地で民生委員を務め、自らも孤立死の現場に遭遇した経験も。 長年、板橋区及び高島平団地で孤立死を防止する活動に従事。

青山学院大学法学部 新倉ゼミ所属学生(予定)

企画協力 新倉修(青山学院大学大学院法務研究科教授、弁護士)
主催 青山学院大学人権研究会(代表・新倉修教授)
運営 株式会社スーパーサウルス(映画「抱擁」製作配給)
運営協力 青山学院大学新倉ゼミ