【上映プログラム 7月】
7月4日(土) 町おこし村おこし
11:00〜
「TOGA・世界を演じた小さな村」1982年 55分 北日本放送
富山県の山奥、利賀村は昭和56年(1981)に超過疎となって人口1,800人。しかし、日本で初めて世界演劇祭が開かれました。この村には演劇との深い関わりがあり、世界的に知られるようになりました。
「川上からのメッセージ」1986年 46分 富山テレビ放送
富山県の利賀村は、「世界演劇祭」に続いて、地元だけの力で「雪まつり」を実施しました。この村の行く末について、村で生きてきた高齢者たちの思いと、行政の出した結論は意外なものでした。
14:00〜
「土門 拳の世界」1983年 30分 NHK山形放送局
昭和58年(1983に世界で初めて写真館として、山形県酒田市に「土門拳記念館」が開館しました。土門は74歳、写真のリアリズムを確立させた作品、肖像写真、古寺巡礼など、7万点が収蔵されました。
「天下無敵 綱引き日本一 置戸町」1984年 28分 NHK北見放送局
北海道、網走から内陸へ90キロ。北見山地に囲まれた人口5,800人。置戸町は力への信仰があります。昭和56年(1981)以来、3年間、綱引き日本一の座を守っています。町の人々の気質、チームワークづくり、情熱など、町を活性化させる習性を探ります。
「沸きたつ町に触れ太鼓 大相撲川根場所」1985年 30分 静岡放送
静岡県の中部に位置する川名町(2008年4月に島田市に編入合併した町)は、町制30周年を記念して、大相撲川根場所を開催しました。お茶と林業で生計を立てる、7,800人の町が活気をとりもどします。
「再現! こんぴら大芝居」1985年 45分 NHK高松放送局
香川県、金毘羅大芝居は、天保6年(1835)に小屋がつくられたそうです。江戸時代の舞台を再現するために、様々な取り組みから公演の実現し、役者の熱演に拍手喝采、江戸歌舞伎が甦りました。
7月5日(日) 原発の民意
11:00〜
「ドキュメント 窪川原発の審判」1981年 54分 高知放送
高知県窪川町の住民が原発をめぐって苦悩します。34前のドキュメンタリーですが、今もって私たちには、身近な問題として突きつけられます。
「ドキュメント ‘83 続 窪川原発の審判」1983年 25分 高知放送
昭和55年(1980)夏、原発を誘致して町を発展させようと発言した町長に、反対派がリコール運動を起こして、全国初のリコール成立。その後、原発学習会を開催し、住民投票用例を制定。原発立地をめぐり、賛成と反対の両方の動きを取材、四国の小さな町で起きた大きな出来事です。
14:00〜
「核と過疎 幌延町の選択」1986年 46分 北海道放送
昭和61年、高レベル放射性廃棄物の貯蔵施設の誘致をはかるのは、北海道の北部に位置する幌延町、サロベツ原野でした。酪農地帯である町は過疎化がすすみ、原発のゴミ問題に波紋がひろがりました。
「原発に映る民主主義 巻町民25年目の選択」1995年 54分 新潟放送
東北電力が新潟県西蒲原郡巻町(現新潟市西蒲区)に建設計画の原子力発電所は、原発凍結解除を掲げた町長に対して、住民投票を実行する会を発足、自主管理による投票を実施し、原発推進派は変わっていきました。
「プルト二ウム元年ヒロシマ 日本が核大国になる…!?」1992年 50分 広島テレビ放送
原子力発電所の使用済み核燃料を再処理して取り出したプロト二ウムは、夢の燃料か、核兵器の材料か。英・仏の再処理の現場を取材。1992年から核燃料輸送がはじまります。その後の問題が提起されます。
7月11日(土) 原発建設計画の現実
11:00〜
「はずれの末えいたち」1989年 48分 青森放送
青森県六ヶ所村に核燃料サイクル基地が建設されようとしています。ウラン輸入の31%はカナダからのもので、六ヶ所村の未来を探るためにカナダのサスカチュワン州のウラン採掘鉱山付近の住民を取材。この集落もカナダのはずれに位置する町でした
14:00〜
「核汚染の原野 ソ連核実験場セミパラチンスクはいま」1990年 43分 広島テレビ放送
ソビエト時代、核実験に使用された場所、セミパラチンスクを取材。核実験による被害も死者もいないとする核実験の責任者、核爆発の目撃者、風下の村々で被害を訴える住民の証言を聞き出します。
「能登の海 風だより」1993年 62分 石川テレビ放送
石川県珠洲市、冬の奥能登に吹きつける風、奥能登最先端に位置する町に生きる人々。過疎化がすすむ中、原発建設の計画に賛否両派に揺れます。‘93に能登半島沖地震が起きます。命を育む豊かな自然に寄り添って生きる高齢者は、能登の風は幸いを運ぶ、打ち寄せる波は恵みをもたらすといいます。
「ノーモア ニュークス アメリカにみる核意識」1982年 55分 中国放送
アメリカ合衆国マサチューセッツ州メドフォードにあるタフツ大学では、学生が平和祭や反核宣言を行って、反核運動の拠点となっています。ニューヨークに近いケンブリッジ市では、核の恐怖を訴える冊子を配布しています。彼らの中には近いうちに核戦争が起きると信じている人もいました。
<ごあんない>
川崎市市民ミュージアムでは、「牛山純一のテレビドキュメンタリー」と「地方の時代映像祭のテレビドキュメンタリー」で著作権等の許諾を得て保存し、3階のミュージアムライイブラリーで公開しています。
受付:9:30〜16:00まで
ファイルから作品を選んで一人用の視聴ブースでご覧下さい。
http://www.kawasaki-museum.jp