<上映会>『インペリアル 戦争のつくり方』(監督:金子遊)
7月8日(水)19:00
上映後、宇都宮健児(弁護士)出演「平和憲法と戦争反対を考える」レクチャー
【日時】2015年7月8日(水)
開場18:30/上映19:00
宇都宮健児氏レクチャー 20:20
【料金】予約1500円/当日1800円(1ドリンク付)
【開場】渋谷UPLINK FACTORY(1F)
アップリンクHPにてオンラインチケット発売中
http://www.uplink.co.jp/event
映画予告編
第3次大戦で壊滅したニッポンを振りかえるSFドキュメンタリー
舞台は西暦2045年、近未来のニッポン。日本国憲法は改正されて自衛隊は国防軍となり、徴兵制が復活して政府は子どもへの愛国教育を徹底していた。そこへ朝鮮半島で紛争が勃発、アメリカに要請された日本は軍事介入に踏みきる。アメリカと中国の対立が第3次世界大戦を引きおこして、日本列島は主戦場となり、国内のほとんどの都市が壊滅状態になる…。
ニッポンはいつどこで道を踏み外してしまったのか。生き残った人物は、発電所跡地の「ゾーン」で旧型コンピュータを使い、映像ドキュメントの完成を目ざす。その人物が入手したのは1冊の写真集、知識人へのインタビュー映像、古い16ミリのニュース映画。それらを編集して、太平洋戦争の敗戦から第3次大戦までの100年に何が起きたのかを再構成する。
太平洋戦争の敗戦後のリベラル派の台頭、安保闘争・学生運動の時代を経て、連合赤軍事件による自壊現象へ。そして、三島事件の数十年後に台頭した憲法改正派と軍国主義の足おと。戦後のナショナリズムの変遷が、ニッポンの知識人たちの議論によって編まれる。再び「戦争ができる国」になっていくメカニズムが、社会システムと日本人の精神構造から浮びあがる「偽史」ドキュメンタリー。93歳の写真家・福島菊次郎のフォト作品を大々的にフィーチャーしている。
【作品情報】
『インペリアル 戦争のつくり方』
(2014年/カラー/70分/ドキュメンタリー)
出演:ラサ、宮台真司(社会学者)、福島みずほ(参議院議員)、岸田秀(精神分析学者)、福島菊次郎(写真家)、康芳夫(暗黒プロデューサー)、北村肇(「週刊金曜日」発行人)、正津勉(詩人)、鹿島徹(哲学者)ほか
写真:福島菊次郎
監督&編集:金子遊
撮影:岩井秀世
琵琶&音楽:藤野智香
劇中アニメーション:『無関心なぼくたちのこれからのお話』武蔵野美術大学学生グループ
製作:幻視社
※上映後、スペシャルゲストによるレクチャーあり
トークゲスト:宇都宮健児(弁護士)
1946年12月1日 愛媛県生まれ。元日本弁護士連合会 会長
東京大学に現役合格(1965年)後、社会運動と出会い弁護士を目指す。1968年に司法試験に一発合格、経済的事情により翌年東大中退、司法修習生となる。1971年に弁護士登録。2度のイソ弁生活を経て1983年に独立。以降現在に至るまで、「東京市民法律事務所」を経営する傍ら、サラ金、ヤミ金被害者救済をはじめとする消費者問題に取り組む。
敗戦から今年で70年。昨年の秘密保護法の成立と、集団的自衛権の閣議決定。今年のいわゆる「戦争法案」こと安保法制関連法案の国会審議入りで、ニッポンが「戦争のできる国」に変貌しようしている。そんななか、かつてないほど平和憲法と戦争反対への関心が高まっている。映画の上映後、2014年の東京都知事選で旋風を巻きおこした弁護士・宇都宮健児氏をお招きして、護憲と戦争反対の立場からミニレクチャーを開催する。ふるってご参加ください!