【News】8/21・28・29開催 郷映ラボ8月上映会/奄美群島の祭祀・伝統舞踊を特集!


郷土の記録映像を上映して、
人が出会い語らう場をつくる
郷土映像ラボラトリー 。

8 月の上映会のお知らせです。



8月は奄美群島の魂、祭祀・伝統舞踊を特集!

東京・横浜・川崎の三カ所で上映します。


8.21(金)川崎殿町
8.28(金)東京馬喰町
8.29(土)横浜蒔田

三カ所共に映画鑑賞と企画付きの上映会。アジアからの留学生と国際交流、八月踊りのワークショップ、神奈川のお野菜を使った手作りのお食事付き。楽しくなりそうですね? ご参加をお待ちしています。

 

[上映会の日程]

8月21日(金)川崎 アジアサイエンスカフェ

  18:30〜上映(17:30〜開場、21:00閉会)

アジアからの留学生と一緒に鑑賞します。上映後はみなさんと語り合いタイム。軽食と飲み物が付きます。

 参加費:2,000円(軽食・飲み物付き)

 主催・場所:アジアサイエンスカフェ 神奈川県川崎市川崎区殿町1-18-11

    http://www.asia.or.jp/cafe/access.htm

 

 お問合・お申込:小林一(アジアサイエンスカフェ会長)090-8871-4195
 kobayashi-h@asia.or.jp

 

「諸鈍シバヤ」は、奄美群島が南の孤島ではなく日本や琉球、アジア大陸と交流しながら、独自の文化を育んできたことをあきらかにしようとした映像。この日はアジアの留学生と一緒に鑑賞をします。上映後はアジアの原風景を語らいましょう・・ぜひご一緒しませんか!

先着15名様。ぜひお席をご予約くださいませ。

 

 

8月28日(金)馬喰町 ギャラリーアムコ
 1回目 15時〜上映(14:30〜開場)
 2回目 19時〜上映(18:30〜開場)各回入れ替え制

上映会のあと、島唄ライブと八月踊りのワークショップを行います。

 参加費:2,000円+税(お茶とワークショップ込み)

 場所:馬喰町ギャラリーアムコ

    東京都中央区日本橋馬喰町2-3-3 アムコビル2階

    http://www.amco-cj.jp/gallery/

 お問合・お申込:050-3344-1399 store@amco-cj.jp(ギャラリーアムコ)

 

ワークショップでは、朝崎郁恵さんが主宰する八月踊りと島唄の会「十五夜会」(※)の結さんが、三味線(蛇皮線/サンシン)、太鼓(ティディン)で、島唄を聴かせてくださいます。その後で、八月踊りの話や唄に込められた島人の心についてお伺いします。太鼓(ティディン)の体験もできます。最後は、参加のみなさんで八月踊りの輪をつくりましょう! 

各回先着12名。ぜひお席をご予約くださいませ。

 奄美には今回の上映作品の他にも、個性豊かな舞踊が伝わっています。南国奄美では収穫の終る旧暦八月、新しい季節の折り目として夏の正月行事が行われます。八月踊りはその中の豊年祭で集落の人が輪になり歌い踊られてきました。八月踊りは盆踊りのルーツとも言われています。太鼓(ティディン)に合わせて、男女が歌を会話のように掛け合いながら踊ります。歌や踊り方は集落によって異なります。この時期、奄美は、島中で踊りの輪と歌が響き渡ります。

 映像は、踊りだけでなく、準備の様子が丁寧に記録されています。準備には何を祈り行うのか、喜び、行事にかける思いが浸みています。折り目や節目に人は何を大切にしてきた、時代や場所は違っても変わらない価値観、人が生きてきた姿が見られます。映像を通し語らいましょう。

 ※ 十五夜会

十五夜会は、八月踊りを奄美の伝統文化のなかでシマ唄と同様に大切なものと考え、伝えていくために朝崎郁恵さんが主宰され、有志のメンバーが都内を中心に唄の歌詞や発音や意味などの勉強をしながら自主練習を行っています。

 

8月29日(土)特定非営利活動法人よこはま里山研究所NORA
 18時〜上映(16:30〜開場)

上映の前に夕食をお召し上がりください。神奈川のお野菜を使った手作り料理です!

 参加費:2,000円(お食事付き) 
 主催・場所:はまどまシアター(特定非営利活動法人よこはま里山研究所NORA)
    横浜市南区宿町 2-40 大和ビル 119
    
http://nora-yokohama.org/noratoha/map.html
 お問合・お申込:090-1600-9894(はまどま三好)doma@nora-yokohama.org

 

8月29日(土)は、フィンランドで始まったカルチャーイベント、クリーニングディ(※)の日。この日の、はまどまシアターで行う、郷土映像ラボラトリー上映会は、「アップサイクル」(ものの再利用だけでなく、新しい価値や役立つことを見い出すこと)がコンセプトのクリーニングディjapanに参加します。

 地域に根付く暮らしは知恵や今を生きるヒントにあふれていますよね?上映会では、郷土に積み上げられた、生活の知恵や文化や歴史が記録された映像を、今この時代に観て語らう中で、新しい価値に気づかされています。はまどまシアターでは、地元で手をかけ作られたお野菜を手作りした食事を囲みます。住む場所も違い、仕事も違うその日に初めて出会った方々が、食や映像を通して地域ともつながります。コミュニティ作りのアップサイクルにもチャレンジしています。

はまどまシアターは先着15名です。ぜひお席をご予約くださいませ。

 

※クリーニングディ

2012年より年2回開催されているカルチャーイベント。地域交流やリサイクルのハードルを下げることが目的に開催されている人気イベント。http://cleaningday.jp/

 

[作品解説]

❶『諸鈍シバヤ』
1977 年作品・40 分 撮影地 鹿児島県大島郡瀬戸内町諸鈍 国指定重要民俗文化財

 かつて日本と琉球を結ぶ海上交通路の要衝だった諸鈍は、奄美大島の南、加計呂麻島の東南端部に位置し、「諸鈍長浜に打ちゃげ引く波や諸鈍ミヤラビの目笑歯口」と琉球歌にもうたわれた美しい白砂の浜や巨大なデイゴ並木をもつ静かな集落。
日本内地の芸能と琉球古来の神遊びや祭式舞踊がルーツの村踊りや村芝居などが伝播し、奄美特有の感性豊かな民俗芸能「シバヤ」として開花している。
 手踊り、狂言風のパントマイム、人形芝居など11演目が上演される「諸鈍シバヤ」を記録したこのフィルムは、奄美が南海の離島ではなく、日本や琉球、アジア大陸とつながりながら独自の文化を育んで来た事実をあきらかにしようとした映像である。
 (鹿児島県大島郡瀬戸内町企画/民族文化映像研究所製作)






 

❷『与論の十五夜踊り』
1982 年作品・30 分 撮影地:鹿児島県大島郡与論町

 鹿児島県の最南端に位置する与論島は、コバルトブルーのサンゴ礁に囲まれた美しい島。鹿児島県の無形民俗文化財に指定されている十五夜踊りは、旧暦八月十五日、美しい満月のもと最も盛大に行われる。
 室町時代の狂言などからとった一番組と、奄美や沖縄と与論島の踊りを組合せて構成した二番組に分かれている。 一番組の狂言の面白さ、楽しさと、二番組の優雅な手踊りがうまく構成されていて、美しい満月のもとに、人びとは、いつまでも立ち去ることはない。
 子どもたちも家々をまわって、十五夜ダンゴをとってまわる。南島の夜は、清らかに澄み、城の歌声が島中にしみわたる。
 (鹿児島県与論町教育委員会企画/民族文化映像研究所製作)

 

 

 

[三カ所全ての上映会の予約、問い合わせ先]
mobile 080-4080-8272 e-mail sheli2fenesi@gmail.com(郷土映像ラボラトリー 中川美帆)